パワーカップルが人生で重視する価値観は？大京が「パワーカップル500人に聞く、住まいと暮らしの価値観調査」を発表

株式会社大京および株式会社穴吹工務店は、「パワーカップル500人に聞く、住まいと暮らしの価値観調査」を2024年10月3日に公表した。同調査は、ライオンズマンションからリブランディングした大京のマンションブランド「THE LIONS」のギャラリー「ザ・ライオンズギャラリー新宿」のオープン記者発表会の中で発表されたもの。

調査では、パワーカップル以外の層と比べて、パワーカップルが「家族と一緒に過ごす時間」を重視する傾向が浮かび上がった。
※調査概要：1都3県在住の世帯年収1200万円以上を「パワーカップル」とし、マンション購入意向があり、1都3県在住で世帯年収1200万円以上の20代～60代の共働き男女500人と、パワーカップル以外として1都3県在住の20代～60代男女500人を対象にインターネット調査を実施。調査時期：2024年8月21日～8月22日

「家族と一緒に過ごす時間」を重視

記者発表会に登壇した大京開発事業本部の蔭平良昭副本部長によると、マンションの顧客層は世帯年収600～800万円のファミリー層が中心だったが、2022年には世帯年収1200万円以上のいわゆる“パワーカップル”が顧客の20％以上に変化。「THE LIONS」のブランドターゲットがパワーカップルであることから、本調査が実施されたという。

調査ではまず「今の人生は豊かだと思うか」と質問。パワーカップルの80.4％が「豊かだと思う」と回答した。また、「人生を豊かにするため大切にしたいもの」を聞くと、「心身の健康の維持」(60％)、「経済的な余裕」(59％)、「安らぎやくつろぎの場所があること」(55.8％)、「家族と一緒に過ごす時間」(55.2％)、「自分や家族の安心・安全が守られていること」(52.8％)が上位5つの回答となった。

パワーカップル以外の回答結果では、「経済的な余裕」が62.9％、「心身の健康の維持」が62.6％と回答数でやや上回る一方、「家族と一緒に過ごす時間」を大切にしたいと答えたパワーカップル以外の層は44％と、10ポイント以上の差が表れた。トップ5の中ではパワーカップルの回答数のほうが唯一高い結果となったことから、家族と一緒に過ごす時間を重視するのがパワーカップル特有の傾向としてあることが伺える。

パワーカップルの価値観で重視されるものとは？

次に、「暮らしの中で大切にしたい言葉」については、パワーカップル、パワーカップル以外の層ともに1位から4位までは「健康」「安心・安全」「自由」「安定」が同じ順位に。

一方、両者の回答を差分順に見ると、パワーカップルの回答9位に挙がった「品格」(39.4％)は、パワーカップル以外では29.2％と、差分は10.2ポイントで最も大きい差に。差分2位は「上質」(パワーカップル：36.8％、パワーカップル以外：27.0％)の9.8ポイント差で、蔭平さんは「パワーカップルは品格、上質、成長など、“クラス感”のある言葉をより大切にする傾向がありました」と分析する。

また、理想の自己イメージについての設問では、パワーカップルは「信頼できる、頼りがいがある」(47.4％)、「健康的、健やか」(45.2％)、「知的、賢い、優秀」(41.8％)が上位3回答となった。

こちらも回答数の差分順で見ると、「成功している」(パワーカップル：27.6％、パワーカップル以外：13.6％)、「知的、賢い、優秀」(パワーカップル：41.8％、パワーカップル以外：31.4％)、「決断力がある」(パワーカップル：32.4％、パワーカップル以外：22.4％)が差分上位に。ここから、パワーカップルは「成功」「知的」「決断力」といった“知的な成功者”というイメージを重視する傾向が読み取れる。

次に求めるのは「省エネ・防災・断熱」

さらに調査では、次の住まいでより重視したいことについても質問。住まい選びの基準として物件価格、周辺の治安、緑や自然など28項目を提示し、「今の住まいで重視したもの」「次の住まいで重視したいもの」をそれぞれ集計した。

28項目中、“今の住まいで重視した”より“次の住まいで重視したい”のほうが回答差分として最も多かったのが、「省エネ設計」で12.2ポイント差(今の住まい：12.2％、次の住まい：24.4％)。差分2位以降は、「将来的な資産価値」が11ポイント差(今の住まい：25.4％、次の住まい：36.4％)、「防災性」が9.8ポイント差(今の住まい：14.6％、次の住まい：24.4％)、「耐震性」が9.4ポイント差(今の住まい：33.6％、次の住まい：43.0％)、「断熱性」が9.2ポイント差(今の住まい：22.8％、次の住まい：32.0％)という結果になった。

蔭平さんは、「パワーカップルは次の住まい選びに当たり、間取りや立地だけではなく、さらに一歩進んで、省エネや防災性、断熱性なども重視するようになっているようです」とコメント。

同調査が発表された記者発表会では、「ザ・ライオンズギャラリー新宿」の内覧会も実施された。「ザ・ライオンズギャラリー新宿」は都心物件の総合ギャラリーとしてオープンしたもので、都内物件に関する建物模型やVRによる内覧体験、コンセプトルームを設けている。

コンセプトルームの第一弾として、日本で初めて「ZEH-M(ゼッチ エム)」および全住戸「ZEH(ゼッチ)」の両方の基準を満たす(※)「ザ・ライオンズ世田谷八幡山」を10月5日から一般公開しており、調査結果のプレゼンテーションを終えた蔭平さんは「(ザ・ライオンズ世田谷八幡山は)このようなパワーカップルの意識・価値観・ニーズにしっかりとお応えする、THE LIONSの代表物件となる」と、「THE LIONS」ブランドの今後の展望について語った。
※ 一般社団法人住宅性能評価・表示協会公式ウェブサイトより算出。鉄筋コンクリート造の分譲マンションにおいて、本物件が最も早く BELS評価書を取得しているため。