催事で完売続出!愛知県・名古屋市に本店を持つ「カフェタナカ」が待望の東京初出店

東京ウォーカー(全国版)

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「カフェタナカ」が日本橋三越本店に出店

愛知県名古屋市で創業61年目を迎えた「カフェタナカ」。直営店舗はもちろん、百貨店の催事やイベントなどでの出店時も完売続きで常に話題となる人気店。2024年10月9日に東京・日本橋の日本橋三越本店に出店。東京で初の常設店がオープンした。

オープン初日は朝から行列ができ早々に完売

待望の東京進出に連日行列ができている

これまで、本店のある愛知県と大阪の阪急うめだ本店に店舗を持っていた「カフェタナカ」。看板商品でもあるクッキー缶は特にファンが多く、個数制限をして販売しても連日完売するほどの人気ぶり。本店でも開店前からこれを求めて多くの人が足を運ぶという。

秋限定のハロウィン缶は1人1点限定で販売(現在は販売終了)

東京でも催事やイベントで商品を販売したことはあったが、常に多くの人が押し寄せ、人気のクッキー缶は毎日完売。全国にファンを持ち認知度が高いものの、なかなか手に入らない商品でもある。

焼き菓子に合う紅茶をオリジナルで開発

そんな人気店が、今年創業351年目を迎える日本橋三越本店に新店をオープン。初日には朝から行列ができ、定番のクッキー缶をはじめ焼き菓子すべてが昼過ぎには完売となった。現在も連日完売が続いている。

人気店の原点はコーヒー専門店

1963年に自家焙煎珈琲専門店「タナカコーヒー」創業

「カフェタナカ」の始まりは1963年、自家焙煎珈琲専門店「タナカコーヒー」の創業から。現在のオーナーシェフ田中千尋さんの父・田中寿夫さんが「パリのカフェのような交流サロンを作りたい」と喫茶店を開業。本格的なコーヒーとくつろぎの空間。喫茶店文化全盛の名古屋で多くの人に愛される喫茶店となっていった。

【写真】多くの人に愛される喫茶店となった「タナカコーヒー」

いつしか「父のコーヒーに合うフランス菓子を作りたい」と思うようになった千尋シェフは東京のパティスリーで学んだ後、渡仏。本格的にフランス菓子を学んだ。千尋さんの帰国後、コーヒーへのこだわりはそのままに、千尋さんの作るフランス菓子をメインとした、パリのカフェのようなテラススタイルの店舗にリニューアル。店名も「カフェタナカ」へと変えた。1995年のことだ。

千尋さんは「当時、まだフランス菓子は一般的になじみがなく、私一人で作っていたこともあって休みも取れず苦労しました。それでも少しずつ本格的なフランス菓子のおいしさが認知されて、ありがたいことに人気になっていきました」と話す。

転機となった百貨店催事への出店

「カフェタナカ」の本店には全国から多くの人が訪れる

順調にファンを増やしていった「カフェタナカ」。2003年にジェイアール名古屋タカシマヤへ出店したことで、さらに広く認知されるようになった。「当時はモンブラン、ショコラドパリが特に人気で1日400~500個販売することもありました」と千尋さん。このモンブラン、ショコラドパリや季節のフルーツタルトは現在も変わらず人気定番商品として親しまれている。

「クッキーはタナカの代名詞」だという

そして2010年、現在の「カフェタナカ」のメインブランドともいえる「レガル・ド・チヒロ」が誕生。今や入手困難なスイーツとしても知られるクッキー缶だ。粉・砂糖・バターといったシンプルな素材で作るクッキー。フランス伝統菓子の基本でもある焼き菓子は、無限の可能性もあり、シンプルだからこそ職人の技術が問われる。

「カフェタナカ」の代名詞「レガル・ド・チヒロ」シリーズ

「レガル・ド・チヒロ」は見た目もかわいい缶にさまざまな種類のクッキーを詰め合わせたもので、定番はもちろん、ハロウィンやクリスマスなど季節限定缶はさらなる人気商品となっている。

日本橋三越本店限定の焼き菓子も登場

日本橋三越本店限定の「ビジュー・ド・ビスキュイ プティ リオン」

待望の東京初出店となった日本橋三越本店では、日本橋三越本店限定のクッキー缶「ビジュー・ド・ビスキュイ プティ リオン」(3402円)を販売。本店でも買えない、まさにプラチナ缶といえる一品。

缶の側面に三越のライオンが描かれている

定番の「ディアマン・ショコラ」のほか、日本橋の銘店「にんべん」の鰹節を使った「プティビズ・ダシカツオ」や「松北園」の抹茶を使用した「ソレイユ・抹茶・セザム」、日本橋三越本店の本館に隣接した桜並木をイメージした新作の「ビスキュイ・スリジエ」など、この缶だけの味が詰まっている。

日本橋三越本店限定の焼き菓子も必食

さらに、岡山県の蒜山ジャージー発酵バターを使用し、最高級タヒチ産バニラの香りが口の中に広がる「フィナンシェ バニーユ・スーペリュール」(2個入り1080円、4個入り1998円)もおすすめ。一般的なフィナンシェよりも高さのある形状も特長で、しっとりした食感とバターの風味でフィナンシェの概念の上を目指す、「カフェタナカ」自慢の逸品。

それぞれ2個入り、4個入りがある

そして、飛騨の山奥で採取した日本ミツバチの百花蜜を使用した「アマンドゥース・ミエル・ジャポネ」(2個入り999円、4個入り1836円)も日本橋三越本店限定品。季節の花や収穫年度によって微妙に異なるハチミツの個性が味わえる。

初のアドベント用カレンダーも!待望のノエルコレクション

今年は初のアドベント用カレンダーも登場

今年は「カフェタナカ」初のアドベント用カレンダーも登場。テーマは西アフリカサントメ島のクリスマスの世界。中世の洋書をイメージし、箱を開けるとのトントゥ(妖精)たちによるクリスマスのファンタジックな世界が広がる。1日から25日までの小窓には、人気のクッキーやボンボンショコラ、新作のビーンズ・ショコラ、紅茶などが入っていて、クリスマスまでの期間をカウントダウンして過ごせる。「カフェタナカ 日本橋三越本店」での販売はすでに予約で完売。そのほかの店舗ではまだ可能性があるので公式サイトでチェックしよう。

「レガル・ド・チヒロ ノエル」

クッキー缶は11月14日(木)から3種発売される。「レガル・ド・チヒロ ノエル」(5670円)には、ディアマン・ショコラやサブレココ、フロランタンのほか、北フランスやベルギーでクリスマスシーズンに食べられる「スペキュロス」という伝統的なクッキーやジンジャーマンのアイシングクッキー、サンタのマカロンラスクなどが入っている。

「ビジュー・ド・ビスキュイ プティ ノエル」

「ビジュー・ド・ビスキュイ プティ ノエル」(3483円)は、定番人気のディアマン・ショコラを中心にスペキュロスやサンタのマカロンラスクを詰め合わせている。温かい飲み物と一緒に楽しむ冬のティータイムにぴったり。

「ビジュー・ド・ショコラテ ノエル」

「ビジュー・ド・ショコラテ ノエル」(4374円)はバニラ香るクッキーをカカオ分63パーセントのショコラと甘酸っぱいイチゴ風味のショコラでコーティングした「クッキー&ローズ」や、大豆にカシス風味のショコラをコーティングした「北海道産大豆&カシス」などが新作として仲間入り。宝石のようなショコラでホリデーシーズンを彩る。ノエルコレクションは「カフェタナカ 日本橋三越本店」でも販売されるが、連日完売は間違いなさそうだ。

「100年愛されるお店を目指します」と話す千尋さん

「創業61年目を迎えたカフェタナカ本店は、幅広い世代の方に愛されていて、親子三代にわたりご愛顧いただいている方もいらっしゃいます。また、全国各地から足を運んでくださる方々も増え、スーツケースを引いて来店してくださる姿もよく見かけます」と千尋さん。お店を訪れてくれる人たちのためにも、「手間を惜しまない本物の技術で手のぬくもりが感じられるスイーツ作りを続け、100年愛されるお店を目指します」。

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