103カ国で1位を獲得!坂口健太郎&イ・セヨン「愛のあとにくるもの」を大人に見てほしい理由
東京ウォーカー(全国版)
2024年10月11日よりPrime Videoにて見放題独占配信中のドラマ「愛のあとにくるもの」。本作は、辻仁成さんとコン・ジヨンさんによる小説を原作に、韓国でも絶大な人気を誇る坂口健太郎さんと韓国ドラマ「赤い袖先」などで活躍するイ・セヨンさんをW主演に迎えた純愛ラブストーリーだ。大学生である私が全6話を見た感想を、本作の魅力とともに紹介(以下、ネタバレを含みます)。
グローバルOTT(オンライン動画サービス)の楽天Vikiによると、本作は公開2週間でアメリカ、ブラジル、フランス、イギリス、ニュージーランド、インドなど主要国を含む103カ国で1位を獲得。また、楽天Vikiでユーザー評価9.8を記録して全世界の視聴者を魅了している。日本にとどまらず、世界から熱い反応を集めた本作の魅力とは一体何なのか、紐解いていく。
5年後の運命の再会から始まる、終わったはずの愛の物語―あのころの2人にはわからなかった“愛のあとにくるもの”とは?
【ストーリー】
本作の主人公は、韓国から日本へ留学に来たチェ・ホン、そして小説家を目指す大学生の潤吾の2人。天真爛漫で何事にも一生懸命なホンに「変わらない愛があると信じますか?」と問われた潤吾。やがて2人は惹かれ合い、日本で運命的な恋に落ちる。幸せな日々を過ごす中で、ホンは“潤吾との愛だけは永遠に続く”と信じていたが、別れは突然訪れ、ホンは韓国へ帰ることに...。
そして5年後の韓国、ホンは日本での思い出をすべて心に閉じ込めて新たな人生を歩んでいた。しかしある日、潤吾が韓国に訪れたことで、2人は運命的な再会を果たす―。潤吾との再会に戸惑い心を乱されるホンと、ホンとの別れに後悔を募らせ過ごしていた潤吾。5年前に愛が終わった2人だが、あのころの2人にはわからなかった“愛のあとにくるもの”とは?この秋一番甘酸っぱくも切ない感動のラブストーリーとなっている。
魅力1. 日本人と韓国人の国際恋愛
本作の魅力は日本と韓国という2つの国を舞台とする、切なくも美しい恋愛の形が丁寧に描かれていることだ。特にホンを演じるイ・セヨンの演技に感嘆した。潤吾と出会ったころの日本が舞台となるホンは、天真爛漫で明るくはつらつとした「陽」の演技が特徴的だ。それに対し、潤吾と別れて傷つき韓国に帰国したあとのホンは、顔つきが変わり、暗く元気がない様子で、「陰」の演技が際立つ。また、日本と韓国の恋愛観の違いや、韓国から留学生としてひとり孤独にやって来たホンと、日本でアルバイトに勤しむ潤吾のすれ違いも繊細に描かれている。
魅力2. 日本と韓国のロケ撮影によって紡がれた映像美
日本では井の頭公園、韓国ではユルドン公園という公園がそれぞれ何度も登場する。両国の風景や季節が2人の心情の機微を表している。思わず「ロケ地巡り」をしたくなるような印象的なシーンの数々、登場するそのほかのロケ地にも注目してほしい。
魅力3. 4人の登場人物の中で動く愛
2人のほかにも、キム・ミンジュン役のホン・ジョンヒョンさんと小林カンナ役の中村アンさんも登場する。4人の中で動く愛の行方にも注目してほしい。そして近年の日本の恋愛ドラマといえば「キュンキュン」するものや「ドキドキ」「ハラハラ」するようなストーリーの展開が目まぐるしいものが多い。しかし私がこのドラマを大人に勧めたいのは、儚く美しく愛が描かれている「大人向け」の恋愛ドラマだからだ。
「愛のあとにくるもの」は、Prime Videoにて見放題独占配信中である。あなたにとっての「愛のあとにくるもの」は何なのか考え、照らし合わせながら視聴してみてほしい。学生時代を過ごし、大人になった人なら、登場人物に共感できる瞬間があるだろう。秋にぴったりな、切なくも美しい愛に触れてみたい人は、ぜひ視聴してみよう。
文=久米碧
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