絶品トリュフのタヤリンとは!?大阪の超人気店「(食)ましか」が福岡へ
九州ウォーカー
毎晩ほぼ満席状態が続く、大阪の人気イタリアン酒場「(食)ましか」(大阪市西区江戸堀)。その待望の2号店が、9月1日、福岡市中央区警固に誕生した。自慢は、名物「トリュフのタヤリン」をはじめとしたワインに合う料理と豊富なヴァン・ナチュール(自然派ワイン)。“何を食べても美味しい”との評判を確かめるべく、いざ実食レポ!

福岡の飲食業界に激震!店主自らなぜ福岡へやって来たの?
話題の店は、数多くの飲食店が軒を連ねる「上人橋通り」(福岡市警固)から一本入った細路地にある。“タバコ屋にしか見えない”と言われる本店とは打って変わって、スタイリッシュなたたずまい。しかし、扉にはしっかりと「#00 TABAC MASHICA」の文字が。トレードマークである“店主のおばあちゃん”のイラストも健在だ。

「(食)ましか」といえば、昨年「(食)ましかの本」というレシピ本が発行されたほどに「料理が旨い」と評判の店。それがなぜ、2号店の地に福岡を選んだのか?自ら福岡へ移り住んで開店した経緯とは?オーダーをしながら、店主・今尾真佐一さんに聞いてみた。
食べたいものは、自分で伝票を書いて注文しよう
店内は約20席のカウンター席のみ。オープンキッチンを囲むように造られたコの字カウンターが印象的だ。品書きには並ぶのは、本店のメニューから選抜された人気料理の数々。食べたい料理は、卓上にある伝票に自ら書き込んでオーダーしよう。

「トレビスとブルーチーズ」(648円)、「おかんのメンチカツ」(1個216円)、「ラザニア」(972円)など、どれも気になりすぎる。が、ここは「タンドリーチキンカツ with タルタル」(540円)に決定。数種のスパイスに漬け込んだ鶏肉をさっくり揚げた一品は、ビールにもすっきり冷えた白ワインにもよく合う。

トリュフをこれでもかと削る、絶品名物
続いては、絶対にハズせない名物「トリュフのタヤリン あさりバタークリームソース」(1944円)。仕上げに、これでもかと言わんばかりのトリュフを削るのがお約束だ。

「タヤリン」とは、「タリオリーニ」より少し細いパスタの一種の名前。「(食)ましか」では、大分県産の濃厚な「龍のたまご」の卵黄を練り込んだ自家製のタヤリンを使用している。

卵黄の鮮やかな色が映える細麺に、アサリの出汁をベースにした濃厚なクリームソースが絡まる。トリュフの芳醇な香りにチーズとソースのコクが重なり、まさに絶品。
福岡は勢いがあって、これからがさらに楽しみな街
料理が出そろったところで、冒頭の疑問「Youはなぜに福岡へ?」と質問してみた。

今尾さん「全国各地を回ってみて、福岡の街がイメージにぴったりだったんです。おいしいものがリーズナブルに食べられて、飲食店同志も切磋琢磨していて活気がある。大阪に似ていると感じました。福岡店は『居酒屋的なワインバー』がテーマ。気軽に飲んで食べて、楽しんでいただけるとうれしいです」。
セラーには100種以上のヴァン・ナチュール(自然派ワイン) がずらり
今尾さんは、シニアソムリエの資格をもつワインのエキスパートでもある。店内奥には、ウォークインセラーを完備。ボトルは1本3240円からと値ごろで、フランスを中心にオーストラリアや南アフリカのワインも取りそろえている。

10月中旬には、「(食)ましか」に隣接するように「炉端 百式」の2号店も開業予定。両店がコラボできるようなシステムも計画中だとか。今後もますます目が離せない。
【九州ウォーカー編集部/文=森絵里花(シーアール)、撮影=藤野拓人】
森絵里花(シーアール)
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