【抹茶ラブ】パフェの中身を公開&解説!名店の抹茶パフェ7選
関西ウォーカー
いろんな抹茶スイーツのなかで王様といえば、やはりパフェ。そんな抹茶パフェ名店を厳選、そのおいしさをスタッフに解説してもらいました!<※情報は関西ウォーカー(2017年9月5日発売号)より>
茶問屋だからこそ贅沢に抹茶の味を生かし尽くす
茶問屋でもある「茶匠 清水一芳園」には、抹茶本来の味を広めたいという思いを込めたスイーツが豊富。なかでも「清水パフェ」は、爽快な味の抹茶アイス、抹茶ようかん、ミルキーな抹茶クリームなどに、多彩な素材や食感を組み合わせた極上のパフェだ。

「清水パフェ」(1274円)。抹茶の甘味や苦味をアイスなどでストレートに表現。甘さは控えめ。香ばしいビスキュイも美味。
【パフェの中身】抹茶クリーム、ビスキュイ、抹茶ようかん、栗の渋皮煮、抹茶アイス、白玉、小豆煮、チョコクランチ、ミルクプリン、きな粉アイス、珈琲わらび餅

宇治産の抹茶をたっぷり使えるのも茶問屋ならでは。製菓用のなかでもトップクラスを厳選。

濃厚さを作るのは乳脂肪分47%の北海道の純生クリーム。パフェの抹茶クリームにも使用。
「自家製のビスキュイや抹茶クリーム、ほろ苦い抹茶アイスを柱に、チョコクランチやミルクプリン、きな粉アイスといった甘さをプラス。あっさりしたコーヒーのわらび餅で締め、あと味をスッキリさせています」と、店主の清水ひらくさん。

カウンター11席も備える店内。お茶などの販売スペースもある。
■茶匠 清水一芳園<住所:京都市東山区本瓦町665 電話:075-202-7964 時間:11:30~16:30(LO) 休み:月曜 席数:33席 タバコ:禁煙 駐車場:なし 交通:京阪七条駅より徒歩10分>
芳醇なコクが際立つ料亭ならではの贅沢さを
「無碍山房 Salon de Muge」は、オープン以来話題の、京料理の名店「菊乃井 本店」による茶房。本店でも供される月替りデザートや、最高級茶葉を惜しみなく使った濃厚抹茶パフェなど、料亭クオリティの甘味が気軽に味わえる。苔庭に臨む和モダンな空間でのんびり過ごして。

「無碍山房(抹茶パフェ)」(1300円)。抹茶本来の香りや甘味が凝縮した濃厚アイスに、さっぱりとした抹茶ゼリーや小豆が見事に調和。
【パフェの中身】抹茶アイス、白玉、小豆、ごまカステラ、抹茶ゼリー

抹茶の香りを消さないように、温度を測りながら丁寧に作る抹茶アイスは、驚きの濃さ!
「自家製の抹茶アイスは、牛乳1Lにつき80gもの最高級宇治抹茶を使用して、ふくよかな香りや甘味を最大限に引き出しています。フワフワのごまカステラや白玉など、ほかの素材との相性も楽しんでください」と、料理人の酒井研野さん。

店内からは、季節の花々が彩る庭園を一望。本店譲りの心地よいおもてなしにも心なごむ。
■無碍山房 Salon de Muge<住所:京都市東山区下河原通高台寺北門前鷲尾町524 電話:075-744-6260(問い合わせ)、075-561-0015(予約) 時間::時雨弁当11:00~12:30、13:00~14:30 ※二部制。喫茶・和甘味14:45~18:00(LO17:00) 休み:不定休 席数:34席 タバコ:禁煙 駐車場:なし 交通:京阪祇園四条駅より徒歩20分>
もっちりゼリーにも注目!最後まで「お濃茶」を堪能
「家傳京飴 祇園小石」は、宇治の「山政小山園」の抹茶をアイスやゼリーに使用。特にゼリーはほかにはないもちもち食感が魅力。抹茶パフェは3種あり、中でも抹茶のシフォンケーキとモンブランクリームをあしらった抹茶シフォンパフェは秋らしさ満点だ。

「抹茶シフォンパフェ」(1080円)。粒あんも手炊き。日々アメを扱う職人ならではの丁寧さが光る。抹茶の白玉も柔らかくて絶品!
【パフェの中身】マロンクリーム、丹波大納言小豆、お濃茶アイス、白玉、バニラアイス、抹茶餅風ゼリー、抹茶シフォン、寒天、抹茶ミツ

店自慢の抹茶餅風ゼリー。生麸でもゼリーでも出せない、もっちもちの弾力にハマる人多数。
「上部はお濃茶アイスとじっくり低温で焼き上げた風味豊かな抹茶のシフォンケーキ。マロンクリームもアイスによく合います。最後は抹茶餅風ゼリーと寒天ゼリーを苦味の強い抹茶ミツでさっぱりと食べていただけます」と、店主の山田浩之さん。

伝統的な和の空間にモダンな風情を組み込んだ2階の喫茶室。1階店奥にも喫茶スペースがある。
■家傳京飴 祇園小石<住所:京都市東山区祇園町北側286-2 電話:075-531-0331 時間:10:30~19:00(LO18:00) 休み:不定休 席数:50席 タバコ:禁煙 駐車場:なし 交通:京阪祇園四条駅より徒歩4分>
香ばしい名物わらび餅には黒ミツと抹茶も相性抜群
「ぎをん 小森」名物のわらび餅を使ったボリューム満点のパフェは、発売当時は夏季限定だったものが今や定番、一番人気のメニューに。特徴的な丸い上部は宇治抹茶を使った、たっぷりの抹茶アイス。わらび餅と両方味わえて大満足間違いなし!

「わらびもちパフェ(黒みつ付き)」(1550円)。大粒のわらび餅が4個も中に。黒ミツをかけるのでコクのある甘味が抹茶の苦味を引き立てる。
【パフェの中身】バニラアイス、抹茶アイス、わらび餅、あんこ、抹茶シフォン、抹茶ゼリー、栗、寒天

厳選したわらび粉を練り上げたわらび餅。焦がしきな粉をまぶしてあり、香ばしさは格別。
「抹茶アイスはボリューム満点ですが甘さは控えめ。柔らかなわらび餅にはきな粉を合わせて香ばしい風味を加えています。最後は抹茶ゼリーの苦味と寒天のみずみずしさでさわやかさを感じて食べ終えられる構成です」と、店主の永田久晶さん。

京町家を使った風流なお座敷空間。写真は2階。入口横にはわらび餅などの販売スペースも。
■ぎをん 小森<住所:京都市東山区祇園新橋元吉町61 電話:075-561-0504 時間:11:00~20:00(LO19:30) 休み:水曜 席数:112席 タバコ:禁煙 駐車場:なし 交通:京阪祇園四条駅より徒歩5分>
こだわりのソースが加わり抹茶の濃厚さがさらに倍増
「永楽屋 喫茶室」は、1946(昭和21)年の創業より、辛いもの(佃煮)と甘いもの(和菓子)を販売する人気店。2階にある喫茶室では、今年リニューアルして抹茶感が倍増した抹茶パフェのほか、ぜんざいやあんみつなど、さまざまなオリジナルの和スイーツが楽しめる。

「楽・抹茶パフェ」(1080円)。特製の玉露アイスや宇治抹茶ゼリーでお茶感抜群。刻み栗や白玉も入り、食感や味が多彩に変化。
【パフェの中身】玉露アイス、麩焼きせんべい、宇治抹茶ゼリー、特製白玉、ハト麦ほうじ粒、バニラアイス、宇治抹茶ソース、刻み栗、粒あん、寒天

京都の茶匠による宇治茶100%の上質茶葉を使用した抹茶ソース。まろやかで力強い味わい。
「底に敷き詰めた抹茶ソースは、お茶作りひと筋190余年の老舗、京都『井六園』の抹茶を使用しています。香り豊かな玉露アイスに始まり、寒天にかかった抹茶ソースまで、宇治抹茶の魅力を存分に楽しめますよ」と、スタッフの嶋田優海さん。

開放感抜群の吹き抜け風の空間。1階では、佃煮や菓子などおみやげに最適な商品を多数販売。
■永楽屋 喫茶室<住所:京都市中京区河原町通四条上ル東側 永楽屋本店2F 電話:075-221-2318 時間:12:00~19:00(LO18:30) 休み:なし 席数:52席 タバコ:禁煙 駐車場:なし 交通:阪急河原町駅よりすぐ>
アイスとソフトで抹茶満喫黒ミツでさらに風味豊かに
八坂神社の参道沿い、老舗茶屋「二軒茶屋」の抹茶パフェは、上に抹茶アイス、底に抹茶ソフトクリームを配置。中程に入った北海道産小豆のあんはしっかり甘く、求肥やわらび餅の柔らかさやコーンフレークのサクサク感など食感も楽しい。

「抹茶パフェ」(1250円)。せんべいまで抹茶味という抹茶ざんまい。間に入ったミルクソフトが箸休めに。温かい番茶も付く。
【パフェの中身】抹茶せんべい、ミルクソフトクリーム、クルミ、抹茶アイス、小豆、求肥(白・ピンク)、白玉、抹茶ケーキ、特製抹茶、ソフトクリーム、わらび餅(きな粉)

使用する宇治産抹茶に合うのは濃厚な波照間島産の黒糖。抹茶の苦味や風味を際立たせる。
「アイスとソフトのほか、風味をしっかり生かしたケーキにもたっぷり抹茶を使っています。別添えの黒ミツをかければ甘さもしっかりあります。わらび餅にはきな粉をまぶし、香ばしさもポイントになっています」と、店主の山岡知寛さん。

隣の老舗料亭「中村楼」の器を保存していた蔵を改装した店内。落ち着いた和モダン空間。
■二軒茶屋<住所:京都市東山区祇園 八坂神社鳥居内 電話:075-561-0016 時間:11:00~19:00(LO) 休み:水曜 席数:36席 タバコ:禁煙 駐車場:なし 交通:京阪祇園四条駅より徒歩10分>
こだわりの濃厚アイスに抹茶の旨味や苦味が凝縮
「茶寮 つぼ市製茶本舗」は、嘉永3(1850)年創業の茶舗が営む茶寮。夏はかき氷が人気だが抹茶使いのパフェにも注目。特に、茶室で飲む抹茶のような濃厚さが魅力の「利休抹茶あいすくりーむ」をのせた特選抹茶パフェは、自家製あんや国産天草の寒天なども入って絶品だ。

「特選抹茶パフェ」(1144円)。+334円で抹茶や玉露、ホットミルクティー、国産紅茶、+172円でほうじ茶も付けることができる。
【パフェの中身】生クリーム、利休抹茶あいすくりーむ、白玉、あん、ミルク寒天、国産天草寒天、ほうじ茶ゼリー

優しい甘さの自家製あん。北海道産小豆を使った自家製で、豆の風味がふくよか。
「一番味わっていただきたいのは、利休抹茶あいすくりーむ。おうす2杯分の抹茶を使ったアイスをのせています。これは、ほうじ茶ゼリーの香ばしさと好相性。甘さを添えるあんは自社で炊いています」と、副店長の辻 冴織さん。

町家を改装した店内は、高い天井と木のぬくもりが生きた空間。窓側からは庭園も見える。
■茶寮 つぼ市製茶本舗<住所:堺市堺区九間町東1丁1-2 電話:072-227-7809 時間:10:30~18:00、喫茶11:00~18:00(LO17:30) 休み:火曜(祝日の場合営業) 席数:26席 タバコ:禁煙 駐車場:4台(無料) 交通:阪堺電軌神明町駅よりすぐ>【関西ウォーカー編集部】
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