京都の「いけず文化」を体験!?「この先いけずな京町家」が開催、その狙いは?
東京ウォーカー(全国版)
ストーリー

京都の洛中にある京町家にはとても「いけず」な女将がいるという。彼女はかつて、とても気さくで裏表のない人間だったらしいが、ひょんなことから「いけず女将」として世間で有名になってしまったらしい。世間がもった自分とは全く違うイメージのせいで、彼女は何を言っても本音だと思ってもらえない日が続いた。
そしていつしか自分の本音を全く隠して話すようになり、本当に「いけず」な人になってしまったそう。彼女が信頼するのは、自分の建前から本音を読み取ってくれる人だけ。あなたは彼女が言い放つすべての「いけず」を読み解き、彼女が長いあいだ心の奥底に閉まったままの「建前なき本音」を引き出すことができるだろうか。
※ストーリーはフィクションであり出演する大西里枝さんとは一切関係がない。
イベント内容

参加者は最大4人1組のグループとなり、案内人の指示にしたがって京町家を訪問する。女将の発言が「いけず」だと感じた場合はグループ内で対応を相談でき、うまく本音を汲み取った行動ができれば「ぶぶ漬け」を勧められずに済む。1時間を超えるか、5回目の訪問でぶぶ漬けを勧められてしまうと失格となる。

京町家は「玄関」から「茶室」まで主に4つのエリアに分かれており、「いけず」を読み解くことができればさらに奥のエリアに案内してもらうことができ、最奥の茶室では女将から抹茶と和菓子が振る舞われる。
帰宅後も「いけず」を擬似体験できるオリジナルコースター販売

会場ではオリジナルコースター10枚セットを1650円で販売している。表にはイベント内で幾度も聞く「ぶぶ漬けでもどうどすか?」が描かれ、裏にはイベントでも見ることができない女将の本音が描かれている。お茶を出す際に使えば来客にも「いけず文化」を擬似体験させることが可能だ。
※イベントに参加しない人でもコースターは購入できる。
「いけず文化」はもともと「何百年もお隣さん」という京都の稀有な地域性から、関係性を悪化させず遠回しに意見を伝えるコミュニケーションスキルとして発展したもの。だが、近年では地域のつながりが弱まり「いけず文化」は失われつつある。本イベントではそんな「京都的な日常会話」をゲーム形式で楽しむことができる。この機会に足を運んで、「いけず文化」を味わってみよう。
文=久米碧
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