気鋭のパラアーティスト初画集「KOKI ZOO 木下晃希どうぶつ画集」が刊行!東京・飯田橋で出版記念原画展も開催
東京ウォーカー(全国版)
重度の知的障がいと発達障がいを持つ木下晃希さんの初画集「KOKI ZOO 木下晃希どうぶつ画集」が、2024年12月1日、合同会社スタジオケイ(以下「スタジオケイ」)より発売された。2025年1月12日(日)から19日(日)まで飯田橋で開催される出版記念原画展では、原画やオリジナルグッズの販売も行われる。

愛と幸せにあふれた生きものの世界

2000年兵庫県西宮市生まれ、現在24歳の木下晃希さんは、幼少のころから好きな動物や鳥の写真を見て絵を描いてきた。目から入る写真の情報をまるでプログラミングされたかのようにペンに伝え、下書きせずひと筆で一気に描き上げるのが木下晃希さんのスタイル。いきいきとした動物たちの姿を映し出す彼の絵は多くの人を魅了し、数々のコンテストで入賞を重ねてきた。アメリカのアウトドア・フットウェアブランドにも採用されている。
直近の受賞歴として「アートパラ深川おしゃべりな芸術祭」では、假屋崎省吾審査員特別賞を受賞、同氏より「動物に対しての愛を感じる。生きている愛おしさ、生命力がある。色彩感覚も良い」と評価されたという。また、2023年9月に開催された初個展でも30点の作品が早々に完売したほどの人気ぶりだ。

「幸せな気持ちになる」とSNSでも人気
木下晃希さんは多くの言葉を口にするわけではないが、彼が描く生きものは、言葉で語りきれないものを、心に染み入るように伝えてくる。SNSや展示会場でも「いつの間にか自分が笑顔になっている」「愛があふれている」「幸せな気持ちになる」などの感想が飛び交っているという。

出版記念原画展も開催!
2025年1月には、今回の画集の出版記念原画展が開催される。画集に掲載されているポスカ画のほか、木下晃希さんがこの数年、新たに挑戦し、コンテストなどでも高い評価を受けている大型の水彩画作品も2点展示されるとのこと。また、会場の「本づくりハウス」を運営する一般社団法人本づくり協会のつながりで、木下晃希さんの絵を表紙にしたオリジナルノートが作れるミニワークショップも開催される。
出版記念原画展
会期:2025年1月12日(日)〜19日(日) 13時30分〜17時30分
※18日(土)は休廊
会場:本づくりハウス(東京都新宿区新小川町5-9 クラフト孝和1階)
製本体験!ミニワークショップ
「木下晃希さんの絵を表紙に糸かがりオリジナルノートを作ろう!」
期間:2025年1月12日(日)、19日(日) 14時〜17時
参加費:1000円/予約不要/所要時間約30分
竹べら、カッター、目打ち、針などの製本道具を使用し、小学生でも保護者と一緒であれば参加可能
印刷・製本へのこだわり
180度開ける、美しいアートブック
木下晃希さんは、初期から、鮮やかな発色を特徴とするペンを直観的に使いこなして、オリジナリティの高いビビッドな世界を描き出している。本書には44点の作品が収録されているが、いずれも、愛用の水性ペンで描かれているとのこと。
原画の鮮やかさを再現するため、今回の画集では2色の特色インクを加え、厚盛りしながらもUV印刷で瞬時に乾燥させる技法が採用されている。

全冊が職人による手製本
今回の画集は、すべてベテランの製本職人が心を込めて作った手製本。“ドイツ装”と呼ばれる構造で、背を糊で綴じているだけなので、180度開くことができ、手を添えずにゆっくりと鑑賞できるのもうれしい。

気に入ったページを開いてミニイーゼルやフォトスタンドに立て、インテリアとして飾るのもおすすめだ。

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