名古屋刀剣博物館で特別展「天下三名槍」が3月22日から開催、天下に名高い3本の槍が令和の世によみがえる!
東京ウォーカー(全国版)
今回のイベントについて、担当者に話を聞いた。
ーー今回のイベント開催の意図や狙いは。
開催の狙いは、天下三名槍を現代最高峰の技術で写しとして再現し、その美しさや歴史的価値を来館者に伝えることです。また、現代刀匠と彫師の技術を天下三名槍に蘇らせることによって日本の伝統技術である作刀の保存と継承に役立てること、さらには、槍にまつわる歴史や武将のエピソードを通して、誰もが戦国時代の文化や武士の精神をより身近に感じてもらうことも狙っています。
ーー今回のイベント開催の目的は。
来館者に天下三名槍や関連武将の歴史を知ってもらい、日本刀文化と歴史への理解を深めること。同時に、写し制作に用いられた現代の刀工や彫師の高度な技術を伝えることで、刀剣が「武器」だけでなく「美術品」としての価値を持つと知っていただきたいです。また、三名槍を再現し、来館者にその姿を直接体感してもらうことも目的としています。
ーー今回のイベントのターゲットは。
戦国時代や武将に興味を持つ歴史ファンや刀剣愛好家、また、日本の伝統工芸や職人技に関心を持つ人々、刀剣を題材とした人気コンテンツ「刀剣乱舞」のファン層、若年層や女性層に向けています。加えて国内外の観光客や家族連れ、初めて刀剣文化に触れる層にもお越しいただければと思っています。
ーー今回のイベントのアイデアはどのようにして生まれた?
戦国時代に名を馳せた天下三名槍(蜻蛉切、日本号、御手杵)を現代の最高峰の技術で復元し、その美しさや歴史的背景を広く伝えたいという思いから生まれました。
ーーアイデアの実現にあたって苦労した点は。
三名槍の再現には、現代刀匠や彫師が歴史的技術を忠実に再現する高度な技術が求められました。現代刀匠の最高位「無鑑査」であり重要無形文化財保持者の上林恒平さんと、精巧な彫刻技術を持つ柳村宗寿さんにご依頼し、最新技術と伝統工芸を融合させて5年という年月をかけて制作を成功させました。
ーー読者へのメッセージは。
この展示は、歴史の記録に基づいて名槍を再現するという学術的価値と、現代の最高技術で歴史を蘇らせる芸術性の両方を実現した、挑戦と工夫の結晶です。その結果、観覧者にとっても貴重で感動的な体験を提供することができる特別展となりました。さまざまな方にお越しいただければ幸いです。
天下に名の知れた名槍の写しを3本一緒に鑑賞できるこの貴重な機会を、お見逃しなく!
この記事の画像一覧(全5枚)
キーワード
テーマWalker
テーマ別特集をチェック
季節特集
季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介
全国約900件の花火大会を掲載。2025年の開催日、中止・延期情報や人気ランキングなどをお届け!
ゴールデンウィーク期間中に開催する全国のイベントを大紹介!エリアや日付、カテゴリ別で探せる!
おでかけ特集
今注目のスポットや話題のアクティビティ情報をお届け
キャンプ場、グランピングからBBQ、アスレチックまで!非日常体験を存分に堪能できるアウトドアスポットを紹介