酷い吐き気と貧血で、迷わず心療内科へ。診断結果を聞いて、自分が初めて重症だと気づいた【作者に聞く】

東京ウォーカー(全国版)

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抵抗があった心療内科。診断結果には自分でも納得

貧血と吐き気の症状を自覚したけろちゃんさんが、一般内科ではなく心療内科に行った理由を聞いてみた。

「仕事中と家にいるときでは体調が全然違ったので、内科ではなく心の病院だと迷うことなく思いました。家にいると気持ち悪さや貧血は、だいぶマシになっていたので」

初めての心療内科はとても緊張し、なんだか世紀末のような気分になったそう。

「実は母がうつ病とパニック障害だったので、子どものころに何度か付き添いで訪れたことがあります。でも薄暗い記憶があって、いざ自分が行くとなると抵抗感がありました。母のこともあり、子どものころは『心の病院に行く人は心が弱い』と思っていました。だから自分がいざ行くとなると、人生が終わったような気持ちに襲われてしまって…。今思うと心が弱いのではなく、人より敏感でさまざまなことをキャッチしやすいだけなんだと気づきました」


心療内科で「抑うつ状態」「適応障害」「パニック障害」と言われたときの、率直な気持ちを教えてくれた。

「自分でもすごく納得できました。ただ『抑うつ状態』と『パニック障害』には、『このままだと母と同じ道を辿ってしまう』という嫌悪感とやるせなさがありました」


さらには医師から「休職しましょう!今は休むことが先決です!」と言われるが、そんなつもりは全くなかったため、心の準備ができていなかったと振り返る。

「申し訳なさと情けなさでいっぱいでした。ただでさえ残業しても追いつかない業務量に皆追われているので、迷惑をかけてしまうと…。ですが、仕事の代わりはいくらでもいるけど、私のことをお世話できるのは私しかいないし、私の人生の代わりは私以外にはいません。休む以外の選択肢もありませんでしたが、休むことに自分自身しっくりきたので、休んでよかったと思っています」


翌日会社に休職をしたいと伝えるべく、診断書を提出したけろちゃんさん。スムーズに休職できると思いきや、人事部はただならぬ雰囲気に包まれていた…。波乱万丈の実体験を描いた漫画にぜひ注目を。

取材・文=石川知京

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