【福岡うどん愛】1日100杯が限度!こっそり教えたくなる小さなうどん店「まるけんうどん」
九州ウォーカー
唐人町商店街の雑居ビルの奥にたたずむ「まるけんうどん」(福岡市中央区唐人町)は、夫婦2人だけで経営。「うどんは安くて旨いものであるべき」という店主・児嶋謙輔さんの考えから、「かけ」(290円)を筆頭に400円台のうどんメニューが並ぶ。創業から約8年、金額はほぼ変えていないという、店主の熱い思いに脱帽せざるを得ない。
小判型のゴボウ天がたっぷり!トッピングに個性が光る

「ごぼう天うどん」(450円)に肉(200円)をトッピングする「肉ごぼう天うどん」(650円)がツウの注文。ゴボウ天は繊維を断ち切るよう小判型にカットし、非常に歯切れがいい。子供からお年寄りまでひと口で食べられるようにと考慮されたサイズにも注目を。喉越しのいい麺は注文の度に茹でるため、最後まで伸びにくいのが印象的だ。ゴボウと肉の旨味が溶けだしたツユは、もっちりとした麺によく絡む。

揚げものも注文を受けてから調理するので、いつ頼んでも揚げたてを楽しめる。使用する油は鮮度を重視し、1日で使い切るため、無くなったらその日の揚げものは終了だ。
「安くて旨い」を実現するために。素材の質も店主が認めたものに限る

ダシは昆布とウルメ、サバ、ムロアジ、カツオの4種の節から取る。これらの素材はすべて国産だ。「自分の子供に自信をもって食べさせられるものだけを使っています」と児嶋さん。野菜も全て国産と決めており、肉も質のいいものをと自ら買い付けに出向き、納得したものだけを仕入れている。

20席にも満たないほどの小ぢんまりとした店だが、夫婦2人で切り盛りするにはこれが“丁度いい”そう。「開店当初は1日70杯しか手が回らなくて、試行錯誤の末、ようやく100杯は作れるようになりました。これが限界なんです」と児嶋さんは笑う。夜20時まで開いているが、ツユが無くなると閉店してしまうので気をつけて。
【九州ウォーカー編集部/文=小島加奈子(シーアール)、撮影=本田純一】
小島加奈子(シーアール)
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