橋本環奈×三浦翔平、“医療版シャーロック・ホームズ”に挑む！知念実希人原作の「天久鷹央の推理カルテ」4月放送開始

驚異の頭脳とちょっと変わった個性を持つ天才ドクターが、あらゆる難事件の謎をズバッと解き明かす——。今春、テレビ朝日系で2025年4月22日(火)21時より放送がスタートするドラマ「天久鷹央の推理カルテ」で、朝ドラヒロインとして活躍中の橋本環奈さんが主演を務める。

医療×ミステリー 現役医師作家が生み出した累計360万部の大ヒット作が初実写化！

「天久鷹央の推理カルテ」は、刑事でも探偵でもない「医師」が主人公の新感覚ミステリー。医学的知見と診断能力を武器に、謎多き事件や現象を鮮やかに解決していく姿が描かれる。原作は現役医師でもある知念実希人さんの人気シリーズで、累計発行部数360万部を突破する大ヒット作。今年1月からはアニメ版の放送・配信もスタートし、大きな話題を呼んでいる。

そんな傑作シリーズを初実写化するにあたり、脚本は「イチケイのカラス」(2021年～)の浜田秀哉さん、演出は「99.9-刑事専門弁護士-」シリーズ(2016年～)や「TRICK」シリーズ(2000年～)の木村ひさしさんと、ヒットメーカーたちが結集。豪華スタッフ陣の手腕と、ドラマ版ならではの、あっと驚く展開にも注目したい。

朝ドラヒロイン後の初作品で“医療版シャーロック・ホームズ”に変身！

NHK連続テレビ小説「おむすび」でヒロインを務め、ロンドン公演も果たした舞台「千と千尋の神隠し」でも話題を呼んだ橋本環奈さん。そんな彼女が演じる天久鷹央は、驚異的な知能と洞察力を持つ天才診断医。自閉スペクトラム症の特性から人の気持ちを読み取ることが苦手で、時に歯に衣着せぬ物言いもするが、一度診断モードに入ると、患者の些細な言動も見逃さず、あらゆる症状の根本原因から果ては超常現象までも、鮮やかに解明していく。

原作小説のファンだという橋本さんは、役作りのために髪型もレイヤーを入れてバッサリとカット。「鷹央先生はさまざまな謎など、自分が興味を持ったことに向かって突っ走っていくんです。そのワクワクした感じや、オタク気質がかわいらしいなって思います。一方で、実は内面に不安を抱えているところもあって、そのギャップがすごく素敵。そこを大事にしながら演じたいと思います」と役への思いを語った。

最大の難関は膨大なセリフ量と専門用語。「覚えるだけでも今までで一番時間がかかりそうですし、今日から滑舌の練習をしようかなって思うくらい、今は9割以上セリフのことしか考えていないです」と苦笑いしつつも、「温度感がなく、つらつら重ねていく感じのセリフ回しは初めて。どんなテンション感でやるかも含めて、現場でつかんでいくことになると思いますけど、どこへどう着地するか楽しみです」と前向きな姿勢を見せる。

三浦翔平との“初バディ”、凸凹コンビの活躍から目が離せない

天才診断医・鷹央とバディを組むのは、三浦翔平さん演じる内科医・小鳥遊優。元外科医で現在は内科医として「統括診断部」に派遣された小鳥遊は、感情の機微が分からない鷹央とは対照的に、人の気持ちを巧みに読み取る力を持ち、鷹央をフォローする「ワトソン的存在」だ。

橋本さんと三浦さんは「警視庁いきもの係」(2017年)で共演経験があるが、バディを組むのは今回が初めて。「翔平さんは誰に対しても分け隔てなくラフな感じで、明るく接してくださって…！ 今も変わらず、とても温かい翔平さんとまたご一緒できてうれしいです」と橋本さん。対する三浦さんも「環奈さんは天才なので安心しきっています！！自分はセリフ覚えが悪いし、数回NGを出したらメンタルがボキッと折れる人間ですが…(笑)、環奈さんはセリフ覚えも早いし、本当に何でもできる！」と信頼を寄せる。

三浦さんは小鳥遊役について「基本的に“受け”の役どころ。周りの登場人物全員の受け芝居をしなきゃいけないので大変ではありますが、とにかく受けて受けて全部拾えればいいなと思います」と分析。さらに「小鳥遊は芯があって、真面目な先生。過去にはいろいろあったようですが、それを経て鷹央先生とバディになることで、彼のよさがさらに出てくるのかな」と、小鳥遊の背景にも触れた。

衝撃の出会い！天才ドクターvs新任内科医

物語は、天医会総合病院の統括診断部に、元外科医の内科医・小鳥遊優(三浦翔平)が派遣されてきたところから始まる。そこで出会ったのは、驚異の診断能力を持つ医師・天久鷹央(橋本環奈)。唯一無二の個性と制御不能な言動で周囲を驚かせる鷹央だが、その能力は群を抜いている。

そんな中、ドーナツを食べた直後に意識を失い交通事故を起こしたトラック運転手が搬送されてきた。彼が口にしたのは、農薬混入事件や消費者の集団嘔吐事件が相次ぐ会社のドーナツだったが、検査では体に異常が見当たらず、回収したドーナツからも毒物は検出されない。この難攻不落の症状に、鷹央と小鳥遊はどう立ち向かうのか？

現場を知る医師が描いたリアルな医療描写と、巧みなミステリー要素が融合した本作。橋本環奈さんと三浦翔平さんの息の合ったバディぶりとともに、この春最も目が離せないドラマとなりそうだ。