映画「紅の豚」の音楽を生演奏で楽しむプラネタリウムが特別延長公演決定!大好評の裏側に迫る

東京ウォーカー(全国版)

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2025年1月より、期間限定公演としてコニカミノルタプラネタリアTOKYO(東京・有楽町)にて上演を開始した『Planetarium Concert -アドリアの星空と映画「紅の豚」の音楽-』。当初3月30日(日)までの予定だった同公演が、大好評につき2025年4月12日(土)~6月1日(日)までの特別延長公演が決まった。映画「紅の豚」の音楽をプロのクラシック奏者による生演奏で楽しむことができるプラネタリウムコンサートについて担当者に話を聞いてみた。

『Planetarium Concert -アドリアの星空と映画「紅の豚」の音楽-』が特別公演延長!


――『Planetarium Concert -アドリアの星空と映画「紅の豚」の音楽-』について、企画意図や狙い、目的、ターゲットなどを教えてください。

映画「紅の豚」の劇伴はスタジオジブリの数ある名作の中でも特に、音楽的評価の高い作品として人気があります。本公演では劇伴の「楽曲自体」に焦点を当てることで、映画とは一度切り離しストーリーとは異なった角度から楽曲群、ひいては再び映画自体に思いを馳せるきっかけになればと思いました。また、1作品の楽曲のみに焦点を当てたコンサートはあまり前例がないので、話題性や独自性としてもおもしろいと考えました。

――『Planetarium Concert -アドリアの星空と映画「紅の豚」の音楽-』のイチオシのポイントを教えてください。

何よりも「生演奏」で楽しめるという点です。通常リリースされるCDの多くは、コンサートなどで演奏されることを視野に入れてリリースされていますが、劇伴は上記のようにあくまで映画のための音楽なので(最近でこそフィルムコンサートなども増えていますが)なかなか生で聞く機会がありません。また、飛行艇乗りが主人公の映画ですので、きっと彼らも見たであろうアドリアの星空をプラネタリウムで再現し、それを生演奏とともに楽しめるのは非常に特別な体験だと思います。

――『Planetarium Concert -アドリアの星空と映画「紅の豚」の音楽-』というアイデアはどのようにして生まれましたか?また、その実現に向けて苦労した点などあればそれをどうクリアしたか、あわせて教えてください。

これまで弊社が制作する通常の上映作品やコンサートなどに、スタジオジブリ様、久石譲様の楽曲のみならず映画音楽とのコラボレーションのリクエストは多くありました。ただ、プラネタリウムという特異な会場で行う場合、プラネタリウムで行われる必然性が必要だと考えていました。映画「紅の豚」は直接的に星や宇宙といった表現がなされているわけではありませんが、飛行艇乗りたちも美しい星空を見上げていたに違いないという想像のもと、プラネタリウムならではの切り口としてのおもしろさを考えたところが本作の着想ポイントです。

また、特に慎重に行ったことは生演奏における再現性です。多くのファンの方々に楽しんでいただくために、いかに忠実に原曲を再現するかという点において編曲者と協議し、慎重に進めました。本公演の編成が、ピアノ、チェロ、サックス、コントラバスというのは決まっていたので、音数が多くフルオーケストラに近い編成の楽曲をどのように編成配分して忠実性を保ちながら実現できるかに最大限の配慮をしております。

――特別延長公演とのことですが、公演への反響を教えてください。

ありがたいことに1月に公演がスタートして以降、回数を重ねるほど反響が大きくなってきております。2月末時点で当初の予定していた3月末までの公演が完売しており、それが延長公演へとつながりました。

――今後上映されるおすすめの公演を教えてください。

3月に発表になり、4月より上演を開始する姉妹公演である『Planetarium Concert -宮沢賢治と星降る夜のクラシック-』もぜひご注目ください。クラシック愛好家と知られる宮沢賢治が愛し、作品に深く影響を及ぼしたクラシックの不朽の名曲たちをお楽しみいただくことができます。

――読者へのメッセージをお願いします。

プラネタリウムは一般的には、まだまだアカデミックな印象がありますが、何も考えずに音楽と星空に没頭できる非日常の空間でもあります。気になった方はぜひ日々の喧騒を忘れにお越しください。

『Planetarium Concert -アドリアの星空と映画「紅の豚」の音楽-』詳細


本公演はアドリア地方で見ることのできる星空と、映画「紅の豚」の音楽をプロのクラシック奏者による生演奏で楽しむことができるプラネタリウムコンサート。演奏する楽曲は映画「紅の豚」のイメージアルバム/サウンドトラックに収録されている名曲たち。また、演奏は渡邉紘STRINGSよりピアノ、チェロ、コントラバス、サックスから成るピアノカルテット“あめのした”が担当する。アドリアの星空解説や、明るい天体を目印にして海を渡る航海術「天測航法」の解説などを交えたプラネタリウムならではの演出とともに、特別なひと時を楽しもう。

開催期間:2025年4月12日(土)~6月1日(日)
日程
4月:12日(土)、13日(日)、19日(土)、20日(日)、26日(土)、27日(日)、28日(月)、29日(祝)
5月:1日(木)、3日(祝)、4日(祝)、5日(祝)、6日(振休)、10日(土)、11日(日)、17日(土)、18日(日)、24日(土)、25日(日)、31日(土)
6月:1日(日)
時間:12時15分開演(開場は15分前)
※約50分の上演時間を予定
※4月28日(月)、5月1日(木)のみ19時00分開演(開場は15分前)
料金:オンラインチケット 4400円
※システム利用料が別途必要
当日チケット 4900円
会場:コニカミノルタプラネタリアTOKYO(DOME1)

【画像】「Planetarium Concert -アドリアの星空と映画「紅の豚」の音楽-」開催日程


■オンラインチケット販売
期間:2025年3月1日10時00分~各上映日の9時00分まで
※2025年3月1日より全公演のオンラインチケットを一斉販売
※オンライン販売は電子チケットシステム「ticket board」を通じて販売。「ticket board」利用には会員登録(無料)が必要。
※予定枚数に達し次第受付を終了

■当日チケット販売(窓口販売)
期間:各公演当日10時30分~公演開始時刻(12時15分)まで
販売場所:コニカミノルタプラネタリアTOKYO券売窓口(有楽町マリオン9階)
※予定枚数に達し次第受付を終了
※オンライン販売で予定枚数に達した場合当日チケットの販売はなし。

【入場に関して】
本公演は整理番号順の全席自由席。整理番号の若い【オンライン購入のお客さま】より入場、続いて整理番号の若い【窓口購入のお客さま】の順に入場。
※整理番号は購入順で割り振り

映画「紅の豚」の音楽を生演奏で楽しみながらアドリアの星空を眺められる貴重なプラネタリウムは6月1日(日)まで。ぜひ、世界観に浸りながら、日々の疲れを癒やしてほしい。

文=岸遥南
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