西武新宿線沿いで食べるべきラーメン店5選!名手自慢の魚介豚骨や力強い豚骨など、麺ツウも唸る珠玉のラーメンが勢ぞろい
東京ウォーカー(全国版)
【野方】背脂のこってり感にハマる!環七の名店の一杯「野方ホープ 野方本店」
1988年(昭和63年)に創業し、今年で37年を迎える「野方ホープ 野方本店」。環七通り沿いに店を構え、かつて起こった「環七ラーメン戦争」と呼ばれた一大ブームに乗り、一躍その名を知らしめた。そのブームから早30年、今なお多くのファンに愛され続ける名店。現在では関東に10店舗を展開しており、その総本山となるのが「野方本店」だ。

「醤油とんこつ」は、昔ながらの味が楽しめる「元(はじめ)」と、ガッツリ派におすすめの「濃く(こく)」の2種類を用意する。仕上げに背脂をたっぷり浮かせた、いわゆる“背脂チャッチャ系”と呼ばれるラーメン。

動物系の強いコク、野菜のまろやかさを合わせ、醤油ダレのキレ、背脂と、素材の良さが“複雑”に合わさったスープが自慢。ガツンと強い旨味はありながら、くどさのないバランスは絶妙!「また食べたい」と思わせる一杯となっている。


スープは豚頭、背ガラ、ゲンコツの3種類の豚骨に、鶏ガラと野菜を加えて約10時間炊き上げる。ジャガイモのポタージュを入れることでクリーミーに仕上がり、なめらかな舌触りも生まれる。

背脂の量は「あぶらぬき」から「こてこて」までの5段階から選んでオーダー可能。普通(写真)でもスープをおおうほどたっぷりと入っているが、最大の「こてこて」だと丼のおよそ半分まで背脂が入るそう!背脂まみれの一杯で背徳の味わいを楽しんでみるのもおすすめ。脂身の甘さとコクが効いた背脂は「こってりでも、しつこくない」のが魅力だ。

ネギ、チャーシュー、半熟卵など、多彩なトッピングで食べ応え十分。さらに、卓上の調味料で味変を楽しむのも同店の定番となっている。濃い味わいで楽しみたい時は、生ニンニクをニンニクプレスで絞って新鮮な風味をプラスするのもおすすめ。また、適度な辛さがクセになる油唐辛子、辛モヤシを加えるのもいい。

ラーメンとセットで、サイドメニューの「のがほめし」の注文率も高い。たっぷりの背脂に醤油漬けのニンニク、チャーシューの細切れ、半熟卵がのり、芳醇な香りとガツンとした旨味の強さで、さらなる満足感を与えてくれる一品だ。
「野方本店」は夜中3時(LO2時45分)までの通し営業。ランチタイムはもちろん、特に夜中のシメに訪れる客が多いのだとか。

■野方ホープ 野方本店
住所:東京都中野区野方2-58-4/電話:03-3387-2886/営業時間:11時~翌3時(LO2時45分)/定休日:年末年始/支払い方法:現金、クレジットほか
【上井草】豚・鶏・魚介が三味一体!奥深く染みる絶品中華そば「麺や 麟子鳳雛」
上井草駅のほど近くに2022年にオープンした「麺や 麟子鳳雛(めんや りんしほうすう)」。「中華そば 麺壁九年」(井荻)、2024年オープンの「Menpeki Ginger Noodles」(下井草)の姉妹店であり、西武新宿線を盛り上げるグループの一角として、見逃せない一軒だ。

定番人気の「中華そば」には豚骨、丸鶏に、煮干しメインの魚介系を合わせたダブルスープを使用。丁寧に仕上げたスープは脂のくどさ、煮干しの苦味もない。動物系のコクと、しっかりと効いた魚介の風味を楽しめるのが魅力となっている。

鹿児島ブランド「かごしま黒豚」や、鳥取・大山の銘柄鶏「大山どり」といった銘柄肉を使うなど、素材選びにも妥協せず、おいしさを追求。煮干しの産地や種類においても都度、最適なものを厳選している。
釜焼きの豚肩ロース、低温調理した豚モモ肉の2種類が入るチャーシュー、ワンタンといったトッピングの豊富さもうれしい一杯。


「菅野製麺所」から仕入れた縮れ麺は、小麦粉「もち姫」で作られ、もちもちとした噛み応えが心地よい。また手揉みによってできたウェーブが、スープの旨味をグイッと運んでくれるのもポイント。

サイドメニューでイチオシなのが「チャーシュー丼」。豚の肩ロース、モモ肉を炙り、タレやコショウを効かせた濃い味わいがクセになる。
まだまだ食べ足りないという人は「味付き替玉」をぜひ!「にぼし味付け替玉」(250円)、「山椒味付け替玉」(各300円)などがあり、残ったスープに追加するのはもちろん、そのままでもおいしく食べられるおすすめメニューだ。

店名の「麟子鳳雛」は、将来性を持つ若手をたとえた四字熟語。その名の通り、開店当初から注目を集め、期待を裏切らない一杯で多くのラーメンファンを満足させている。夏のつけ麺をはじめ、季節限定メニューもぜひチェックしてみよう。

■麺や 麟子鳳雛
住所:東京都杉並区上井草2-36-10/電話:なし/営業時間:11時30分~15時、18時~22時、土曜11時30分~15時、17時30分~21時、日曜・祝日11時~15時(各LO)/定休日:不定/支払い方法:現金
【新狭山】飛ぶほど旨い“背脂チャッチャ”のガッツリ麺「チャーシュー専門店 チャーシュー力Z 新狭山店」
埼玉、東京に展開する「チャーシュー力」は、その名からもわかる通り、プロレス好きのスタッフたちが迎えるガッツリ系ラーメン店。

「チャーシュー専門店 チャーシュー力Z(りきゼット) 新狭山店」は、地元では“チャーリキ”の愛称で親しまれ、根強い人気。ラーメン以外に一品メニューやお酒も充実し、地元民の間では飲みの場としても活躍している。店内のいたる所に格闘技のポスターが貼られるほか、200冊以上のマンガが置かれるなど、男心をくすぐるアイテムが多く、思わず長居してしまいそうな魅力的な空間だ。


「さそり固め」や「ブッチャー」「闘魂担々麺」「リキラリアット」などなど…、プロレス由来の個性派ラーメンや一品メニューが勢ぞろい。名前だけでなく、見た目やガツンと濃い旨さでも、大きなインパクトを与えてくれる。


同店の自慢は何と言ってもチャーシュー。豚バラ肉を醤油、豚骨スープ、香味野菜で作るタレで煮込み、さらに3日寝かせて味を染み込ませるなど、約1週間をかけてホロホロととろける食感に仕上げる。ジュワリと肉の旨味が染み出して、濃いスープの中でもひと際強い存在感を放つ。

ラーメンは豚のゲンコツと背ガラ、鶏ガラのスープに、味噌や醤油を合わせる、創業時から変わらないスタイルで作る。ベースとなるスープは豚骨に数種類の素材を加え、約2日じっくり煮込んだ濃厚系。そこに味噌や醤油の風味、さらに背脂&バターでコクを重ねる。それぞれの旨味が調和し、こってりとした旨味にハマる人続出だ。

自家製の味噌は、北海道産の田舎赤味噌を2種類ブレンドし、ニンニクや生姜などを入れて熟成させたもの。ほか、チャーシューを煮た醤油に酒などを加えた「かえし」(元ダレ)といった、調味料はすべて自家製にこだわり、店主が思い描く最高のおいしさを丼に表現している。
“チャッチャ”とスープに投入する背脂は、余分な脂が取り除かれているので、見た目よりあっさりと食べられる。旨味とコラーゲンもたっぷりだ。

■チャーシュー専門店 チャーシュー力Z 新狭山店
住所:埼玉県狭山市三ツ木62-1/電話:04-2900-0188/営業時間:月・日曜11時~23時(LO22時45分)、火・水・木曜11時~翌1時(LO翌24時30分)、金・土曜11時~翌3時(LO翌2時30分)/定休日:なし/支払い方法:現金、クレジットほか
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