今日の飲み会はアイヌ料理で! 伝統的家屋で味わう伝統的メニュー

2017年11月10日 11:00更新

北海道ウォーカー

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アイヌ料理を食べたことはありますか? 踊りや刺繍を見る機会に比べて、アイヌの食べ物を口にする機会は意外に少ないもの。実は札幌市の狸小路近くにアイヌの食、そして文化を味わえるお店があるんです。

アイヌ料理ってどんなもの? という素朴な疑問を持った時に気軽に立ち寄れるのが、札幌市の狸小路近くにある「海空のハル」。新鮮な魚介と地酒が自慢の居酒屋ですが、アイヌの伝統的家屋、チセの内部を模した個室があり、その中でアイヌ料理を食べることができます。

炉が切られた6畳ほどのチセで食べられるのは、「アイヌ伝統食セット」(2138円。1日8食限定)。

代表的なアイヌ料理4品にアイヌのお酒がついたセット

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写真左からサーモンのたたきの「チタタプ」。まさにマッシュポテトという食感の「チポロイモ」はイクラの塩味がアクセントになっています。「ユク(鹿)」の串焼きは、肉の味がしっかりと。サケの存在感抜群の汁物、「オハウ」はあっさりとした塩味がホッとします。ヒエで作られたお酒「カムイトノト」はいわゆるどぶろくですが、コメで作られたものよりもずっとさわやかな味。飲みやすいと女性にも好評です。

チセの定員は6名。民族衣装を着ての記念撮影も可能

チセの内装と料理の監修は白老のアイヌ民族博物館が行っています。料理に関しては正式なレシピが残っているわけではないので、同館と同店の料理長が試行錯誤して完成させました。

現代風の味付けにして食べやすくする一方、人工的な調味料はあまり使わず、コンブや塩などかつてアイヌの人たちが使っていたものを主に使用しています。チタタプは、試作品を食べた同館館長の野本正博さんの指示でより細かくたたいて仕上げるなど、食べやすさとアイヌ料理らしさのバランスを取りました。

店長の中田隆之さんは「北海道の郷土料理の元になっているとも言われるアイヌ料理。若い人にとっては新鮮に感じられるものもあるかもしれません」と話します。

入口からすぐの場所にあるチセを模した個室

チセ内部にはサケや民具が飾られ、食べ物と共に文化も味わえます。お店を訪れた人がなるべくチセを見学できるように、とチセの中でアイヌ伝統食セットを楽しめるのは、ひと組につき1時間となっています(前日までに要予約)。

漆器やゴザなど、内装の一部はアイヌ民族博物館から運ばれたもの

チセで時間を過ごした後は、席を移って道産の地酒と新鮮な魚介のお料理を楽しんで。今後、アイヌ伝統食セットの4品を盛り込んだ宴会コースも登場する予定です。

入口には道産地酒がズラリ。各酒蔵をテーマにした個室も

アイヌ料理を食べられるお店は道内でほかにもありますが、単品での提供がほとんど。代表的なものがプレートとしてまとまっているのは珍しく、チセで食べるというシチュエーションも新鮮です。「北海道らしいものが食べたい!」という時の選択肢にぜひ加えてください。

※文中のアイヌ関連の用語は、カタカナの大文字のみで表現しているため、実際の発音と異なることがあります。

海空のハル ■住所:札幌市中央区南3西4 J-BOXビル5F ■電話011・231・6868 ■時間17:00~23:30(L.O.22:45) ■休み:日曜(翌月曜が祝日の場合は営業し、月曜休み ■座席:160席(喫煙可)

【北海道ウォーカー編集部】

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