サウナのあとは豆乳サ飯で優勝!「スカイスパYOKOHAMA」「アダムアンドイブ」の豆乳メニューを紹介、これぞ新境地!サウナ×豆乳+刺激メニューで食べる交互浴
東京ウォーカー(全国版)
サウナのあとに食べる食事を通称サ飯と言う。具体的にどんな食事という決まりはなく、サウナのあとに食べればそれがサ飯だ。一般的には辛いものやガッツリ系を「サ飯」として販売している施設が多いが、実はサウナのあとには豆乳がいいという説が浮上。実際に豆乳を使ってメニューを提供している2つのサウナ施設と豆乳サ飯を紹介!

「サウナ×豆乳+刺激系メニュー」で食べる交互浴
慶應義塾大学医学部特任助教・日本サウナ学会代表理事の加藤容崇さんによれば、「サウナでととのったあとに、豆乳+刺激系のメニューを食べることで、豆乳のリラックス効果(副交感神経の活性化)と刺激系メニューの交感神経の活性化が交互に繰り返され、さらにととのう体験が楽しめるというわけです」とのこと。ここでいう「刺激系メニュー」は辛味や酸味のあるもののことで、これに豆乳をプラスすることで“追いととのう”体験ができるそう。
辛味や酸味のメニューに豆乳をプラスしたサ飯がおすすめということで、人気サウナ施設で豆乳メニューを提供スタートしたのが横浜駅東口の「スカイスパYOKOHAMA」と東京・西麻布にある「アダムアンドイブ」だ。
<スカイスパYOKOHAMA>男女で利用OKのサウナシアターが人気

横浜駅東口にあるスカイビルの14階にある「スカイスパYOKOHAMA」。地元横浜だけでなく遠方からも多くのサウナ好きが集う人気施設。男女それぞれの浴室・サウナのほか、「SAUNA THEATER(サウナシアター)」と呼ばれる、着衣で入る大きなサウナ室があるのが特徴だ。

館内着を着て男女一緒に入るスタイルで、約100名収容という大規模サウナ室。ここではアウフグースイベントなどが行われ、公式Xなどでスケジュールが事前に提示されるので、お目当てのイベントを目指して足を運ぶ人が多い。人気アウフギーサーが来店することもあり、イベントによっては事前予約できるものや有料開催などがあるので、事前チェックがマスト。

サウナ室は男女で造りが異なるが、それぞれ2つのサウナ室がある。女性側にあるひとつが「スチームサウナ -テルマーレ-」。室内はタイル張りで、椅子に座ってスチームでゆっくりと体を温める。温度はそれほど高くないのでサウナ初心者でも気軽に入ることができる。

メインとなるのが「フィンランド式ドライサウナ」。こちらはサウナストーブが2台あり、さらにサウナ室の座面の中に熱源のあるボナサームサウナ、テルマーレ温水管を使用することで4方向から熱を感じるため、しっかりと温まることができる。

また、「フィンランド式ドライサウナ」では、スタッフによるアロマロウリュやアウフグースも行われるので、これを目当てにサウナ室に向かうのもいい。逆に苦手な人はタイミングをずらしてサウナを楽しもう。

水風呂は約17度。サウナでしっかり温まったあとに、汗を流してからゆっくりと入ってみよう。これからの季節は気温も高くなっているので、水風呂にトライしやすくなる。長時間入る必要はない。中に入れないという人は、足元から少しずつ水をかけてみるところから挑戦してみてほしい。手をつけたり、冷たい水で顔を洗ったりするだけもかなり気持ちがいいのでぜひ。
サウナのあとは「豆乳トマト冷麺」と「豆乳甘酒ラッシー」

スカイスパで提供しているサ飯は「豆乳トマト冷麺」(1150円)。韓国の冷たい豆乳スープの麺料理「コングクス」をトマトと組み合わせて洋風に仕立てた一品。サウナ後の火照った体に冷たい豆乳スープが染みる。

豆乳を使ったメニューはほかにも。単品でも、食事と一緒に楽しむにもおすすめな「豆乳甘酒ラッシー」(480円)は、甘酒のやさしい甘さとレモン果汁で豆乳にさわやかな酸味をプラスした、サウナ後にぴったりのドリンク。「豆乳トマト冷麺」にプラスするのはもちろん、定番人気のカレーやチゲなどと合わせるのもアリ。
<アダムアンドイブ>韓国のあかすりとともに楽しむサウナ

東京・西麻布にある「アダムアンドイブ」はサウナや岩盤浴、あかすり、マッサージなどが体験できる施設。女性専用のイブと男性専用のアダムに分かれているのが特徴。フロントを入ったら、その先は食事処や休憩所まで別々になっていて、入館から退館まで異性に会うことがない、珍しい造り。

服を脱いだらロッカーに用意されたタオルを持って階上の浴室へ。入口にボックス状のロッカーがあるのでタオルなどはここに置いておくことができる。浴室の中に入ると、カランが並び、浴槽は2つ、サウナ室が2つ、岩盤浴の部屋とあかすりのベッドが置かれている。ごくごくシンプルな構造。


まずは髪や体を洗って、お湯に入る。少し温まったらサウナへ。あかすりを体験する人は先にボディソープを使うのはNGなので、汗や汚れをお湯で落とす程度にしてサウナに入る。ボディソープなどを使うと体に膜ができて垢が出にくくなる可能性があるのだそう。しっかりあかすりをしたあとは汗をかきやすくなるので、再度サウナを体験するのがおすすめ。

こちらでは岩盤浴が浴室内にあり、テレビが付いている。お風呂やサウナの合間に楽しめるのはなかなかほかにはない。玉宝石、黄土、炭、純金を使用した岩盤浴で、約50~55度と過ごしやすい温度設定なので、ゆっくり、じっくり入っていられる。

サウナはドライサウナとヨモギスチームサウナ。ヨモギスチームサウナは韓国のチムジルバン(温浴施設)などにある香りのいいスチームサウナで、温度は低めだがスチームに全身が包まれる感じが気持ちいい。

ドライサウナは約90度。木の枕が置かれていて、混んでいなければ横になる“寝サウナ”ができるのもうれしいポイント。無理をしないように体を温め、汗をかく。先に岩盤浴やスチームサウナに入ってからドライサウナに入ると、体が温まっているので汗をかきやすくなる。
浴室から直結の食堂で「豆乳辛ラーメン」と「豆乳スンドゥブチゲ定食」

こちらの施設の大きな特徴は浴室から食堂にドア1枚でつながっていること。サウナの合間の水分補給もこの食堂の入口に置かれた氷や給水器を利用する。食堂のスタッフはもちろん女性なのでご安心を。給水器の水を飲むだけでなく、オーダーすれば、サウナの合間の水分補給としてオロポなどのドリンクメニューを選ぶこともできる。ちなみに、ここがオロポ発祥の施設と言われている。

食事をする場合は、給水器の横にスタッフの方がいるので、タオルで体を拭いたらバスローブを借りてそのまま食堂へ。ここはオーナーが韓国の方ということもあり、食堂のメニューは韓国料理が主。豆乳を使ったメニューとして、「豆乳辛ラーメン」と「豆乳スンドゥブチゲ定食」が新たに登場している。

「豆乳辛ラーメン」(1350円)は韓国の袋ラーメンでおなじみの辛ラーメンを特製スープと豆乳で作ったラーメン。スタッフの方いわく、豆乳でかなり辛味が抑えられているとのことだが、実際に食べると見た目よりもしっかり辛い。が、スープがおいしくて後引く味わい。何より、韓国ドラマなどでも見るラーメン鍋に入った状態で提供されるので、地味にテンションが上がる。


もうひとつの豆乳メニューは「豆乳スンドゥブチゲ定食」(1850円)。こちらの施設で男女ともに一番人気のスンドゥブチゲを豆乳でアレンジ。ふるふるの豆腐の甘味と豆乳スープの相性が抜群で、ご飯も進む。オーナーのお母さん直伝の韓国家庭料理の味が何とも言えないおいしさでクセになる。どちらも程よい辛さで体の芯からポカポカしてくる。
サウナ×豆乳という、ありそうで、あまりなかった組み合わせ。サウナに入ると幸福ホルモンのひとつ「セロトニン」が活性化すると言われているが、豆乳の植物性タンパク質には「セロトニン」を作り出す「トリプトファン」が含まれていて、サウナ後に豆乳を摂るとよりリラックスできるという。おいしいサ飯を求めて、「スカイスパYOKOHAMA」や「アダムアンドイブ」でサウナ×豆乳を体験してみよう。
取材・文=岡部礼子
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