面接でブラック企業は見抜けない!?「紙の出勤簿」は要注意！サービス残業がまかり通る胃痛必至のリアル体験談【作者に聞く】
東京ウォーカー（全国版）
自身の妊娠がきっかけで育児などの漫画を描くようになったしゃけなかほい(
@syake8989
)さん。ブラック企業で勤務した体験談をリアル＆コミカルに描き、社会人なら一度は知っておきたい作品ばかりだ。
今回は、ウォーカープラスにて反響の高かった3作品を紹介するとともに、著者のしゃけなかほいさんに実際に会社で有給申請したときの心境についても聞いた。
面接では聞いてない、入社して初めて知るルールに絶望
入社初日、しゃけなかほいさんはデスクの上に置かれた一枚の紙に気づく。どうやら紙の出勤簿らしく、上司からは「9時～18時で出勤時間を書いて課長に提出して」と言われる。「まだ朝ですけど、今ですか？」と尋ねると、「今」とだけ即答。面接では残業代が出ると聞いていたが、実際は毎日のようにサービス残業が続く。この状況に耐え切れず、しゃけなかほいさんは上司に直談判することを決意する。そんななか、同僚から「来週は掃除当番だよ」と告げられる。掃除当番は始業の1時間前に出社する決まりらしいが、面接ではそんな話は一切なかった。しかも掃除は10分もあれば終わる程度の内容で、果たして1時間も早く来る必要があるのかと疑問を感じる。出社早々「もう帰りたい」と思うしゃけなかほいさんであった。
さらにある日、私用のために平日の1日だけ有給を申請すると、「私用の内容」を事業部長からしつこく聞かれてしまう。申請を出してもすんなり通らず、同じチームのメンバーからも許可をもらう必要があるというルールのせいで、有給取得には膨大な労力がかかる。有給を取るたびに胃が痛くなり、精神的にも疲弊する日々が続いた。そのときの心境について伺うと「この会社では有給申請の作業が大変で、いちいち理由も聞かれるので本当に疲れます。身内の不幸などの理由がないかぎり、有給は使えなかったと思います」と話してくれた。
ブラック企業の理不尽が次々と襲いかかるしゃけなかほいさんの本作「面接で騙されてブラック企業に入社しました」。他にもスーパーでクレーマーが登場するエピソードなどもあるので、是非読んでみてほしい。
取材協力：しゃけなかほい(@syake8989)
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