「京都鉄道博物館」で大人の社会見学!歴史ある列車から扇形車庫まで見どころを紹介
東京ウォーカー(全国版)
現在、盛り上がりを見せている京都の梅小路エリア。その顔となりつつあるのが、蒸気機関車や新幹線など計54両の車両が収蔵・展示されている京都鉄道博物館だ。京都駅からのアクセスもよく、子どもからの人気が高いが、館内には歴史的な文化財もあり大人でも楽しめる内容となっている。

歴史ある列車たちと出合えるプロムナード
京都鉄道博物館がグランドオープンしたのは2016年。驚くべきはその大きさだ。約3万2000平方メートルの敷地にエントランスからのプロムナード、本館、扇形車庫と旧二条駅舎が建ち並んでいる。広い館内を丁寧に見ていくと丸一日あっても足りない位なので、今回は「大人の社会見学」という観点から、大人もうなる京都鉄道博物館の見どころをいくつかに絞って紹介していきたい。

エントランスから中に入ると全長約100メートルのプロムナードが広がっており、さっそく列車たちが出迎えてくれる。旅客用機蒸気機関車として日本最大を誇ったC62形蒸気機関車26号機、オレンジと緑のツートンカラーから「カボチャ電車」の愛称で親しまれた長距離列車クハ86形1号車、1964年に東京〜新大阪間で運行が開始された日本初の0系新幹線電車の21形1号車だ。当時を知る人にとっては、今は乗ることのない懐かしい列車たちに再会できるのがうれしい。
さらにプロムナードを奥に進むと、寝台車ブルートレインの食堂車がある。メニューはソフトクリームやドリンクのみだが、すぐ近くには駅弁販売ブースもあり、ブースで購入した駅弁は食堂車内に持ち込める。現役を退いたブルートレイン内で食事体験ができるとあって、行列ができる人気スポットとなっている。

線路の長さ合計約1キロの巨大な鉄道ジオラマ
プロムナードを抜けて本館に入る。3階建ての本館には、さまざまな車両の展示や体験コーナーが用意されているが、なかでもおすすめしたいのは、エスカレーターで2階に上がってすぐのところにある鉄道ジオラマだ。

約30メートル×約10メートルの巨大な鉄道ジオラマで、線路の長さは合計なんと約1キロにもおよぶ。ドクターイエローや関西空港行きの特急はるかなど、さまざまな列車たちが共演するのが魅力だ。1日に6回程度、ルームの壁面に投影する映像を変えつつ、ジオラマショーのプログラムが実施されている。そのうちの数回は「にぎやか鉄道回」で、子どもがガラスの前で立ち見できるようになっている。スケールが大きく、かつ細部にこだわったジオラマだからこそ、眺めるアングルを変えれば、また違った景色が見えてくる。まさに大人も子どもも楽しめる最高の鉄道ジオラマだ。その日のプログラムと開催時間については鉄道ジオラマの入口で確認できる。
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