【紅葉ハイキング】渓流沿いに燃え立つ“赤”に感動!京都高雄のおすすめコース

関西ウォーカー

X(旧Twitter)で
シェア
Facebookで
シェア

京北から日本海へと向かう周山街道。その入口となる高雄は、京都でもひと足早く紅葉が楽しめるエリア。北山杉の林を借景に燃えるような紅葉が広がる里山風景は、京都はもとより日本でも有数の紅葉名所として知られる。錦雲渓と呼ばれる清滝川に沿って東海自然歩道も整備。清滝から渓谷の紅葉をめでながら高雄に抜けるハイキングが秋のおすすめだ。<※情報は関西ウォーカー(2017年11月7日発売号)より>

■紅葉ハイキングDATA/見ごろ:11月上旬~11月下旬 歩行:約4km 時間:約80分

西明寺の指月橋周辺の紅葉/高雄


神護寺、西明寺、高山寺を合わせて三尾と称される高雄の紅葉。写真は西明寺の指月橋周辺。

<8:20>清滝川(錦雲渓)


美しい渓谷が広がる清滝川。清滝から高雄までは錦雲渓と呼ばれ、春の桜、初夏の新緑など四季折々の景色を見せる。なかでも秋の紅葉は見事で、カエデやヒノキなどの紅葉が渓谷を染める。川に沿って東海自然歩道を4kmほど歩くと高雄に到着。

【写真を見る】赤や黄色などに色付いた木々が渓谷を美しく演出/清滝川(錦雲渓)


清滝川に沿って広がる渓谷。赤や黄色などに色付いた木々が渓谷を美しく演出。川のせせらぎと紅葉を満喫。

渡猿橋を渡って高雄を目指して出発/清滝川(錦雲渓)


清滝バス停から10分ほど歩くと渡猿橋に到着。この朱色の橋を渡って高雄を目指して出発。

清滝川に沿って続く東海自然歩道/清滝川(錦雲渓)


清滝川に沿って続く東海自然歩道。途中、橋を渡るなど渓谷ハイキングが楽しめる。

清滝から高雄まで約4km続く東海自然歩道/清滝川(錦雲渓)


清滝から高雄まで約4km続く東海自然歩道。ハイキングコースとして人気で、この時期は多くのハイカーが。

<9:20>神護寺


「神護寺」は、高雄山の中腹にある真言密教の古刹。ここのカエデの色がその年の京都全体の色付きを判断すると言われるほどの紅葉名所。タカオカエデとも呼ばれるイロハモミジなどの古木が多く、深紅の木々が彩る石段や、赤一色に染まった金堂など見どころ満載。

金堂へと上る石段からの景色/神護寺


国宝の薬師如来立像を安置する金堂へと上る石段からの景色。境内の紅葉を一望できる。

境内へと上る、約360段の階段/神護寺


境内へと上る、約360段の階段。11月23日(祝)までの17時~20時には地元小学校の児童画の灯籠を照らす、児童画照明を行う。

「かわらけ投げ」(100円/3枚)/神護寺


素焼きの皿を投げて厄よけを祈願する「かわらけ投げ」(100円/3枚)。ここから望む清滝川の紅葉も美しい。

■神護寺<住所:京都市右京区梅ヶ畑高雄町5 電話:075-861-1769 時間:9:00~16:00 休み:なし 料金:拝観料(600円) ※ライトアップも実施>

<10:00>硯石亭


「硯石亭」は、神護寺へと上る石段の途中にある茶屋。ここの名物は道明寺餅に自家製あんをたっぷりとのせたもみじ餅。ひと口サイズで程よい甘さが、歩き疲れた体に最適。紅葉に囲まれた野点席に腰をかけて、60年以上伝わる手作り餅とお茶でひと休み。

「もみじ餅」(650円/9個)/硯石亭


「もみじ餅」(650円/9個)。サービスのお茶と一緒に味わいたい。もみじ餅(3個)の付いた「抹茶」(650円)もあり。

紅葉の時期は庭に野点席も用意される/硯石亭


紅葉の時期は庭に毛氈(もうせん)&野点傘の野点席も用意される。

硯石の前にある茶屋/硯石亭


弘法大師ゆかりの、硯石の前にある茶屋。

■硯石亭<住所:京都市右京区梅ヶ畑高雄町5 電話:075-872-3636 時間:9:00~16:30 休み:不定休(11月はなし) 席数:50席 タバコ:分煙>

<11:00>西明寺


「西明寺」は、神護寺の別院として空海の弟子・智泉が開いたとされる。「石灯籠の御寺」とも言われるほど境内には数々の石灯籠があり、苔むした石灯籠と紅葉とのコントラストが美しい。門前にかかる指月橋や参道のモミジはまるで紅葉のトンネル。

モミジと朱色の橋の景色が美しい/西明寺


西明寺の表参道へと続く指月橋。橋におおいかぶさるようなモミジと朱色の橋の景色が美しい。

日本最古の槙の木の一つとされる/西明寺


本堂の前に立つ樹齢約700年の槙。槇尾の地名のもととなった木で日本最古の槙の木の一つとされる。

石灯籠が並ぶ境内/西明寺


石灯籠が並ぶ境内。モミジの落葉と苔むした石灯籠は古都ならではの景色。

山門周辺も紅葉が見られる/西明寺


指月橋を渡り、石段を上って境内へ。山門周辺も紅葉が見られる。

■西明寺<住所:京都市右京区梅ヶ畑槙尾町1 電話:075-861-1770 時間:9:00~17:00 休み:なし 料金:拝観料(紅葉時期は入山拝観料)500円>

<12:00>高山寺


「高山寺」は、日本漫画の起源とされる鳥獣人物戯画で知られる、明恵上人が中興した古刹。世界文化遺産に登録される境内では表参道や金堂、開山堂などいたる所で紅葉が楽しめる。なかでも国宝・石水院から望む、境内や高雄を借景とした紅葉はまるで絵画のよう。

一重入母屋造の石水院/高山寺


鎌倉時代に建てられた一重入母屋造の石水院。廂(ひさし)の間や南庭からめでる紅葉は、時間がたつのを忘れるほどの美しさ。

4巻から成る絵巻きの鳥獣人物戯画/高山寺


動物を擬人化して描かれた4巻から成る絵巻きの鳥獣人物戯画。石水院でその複製を展示している。

表参道の紅葉風景/高山寺


散りモミジが美しい表参道の紅葉風景。神護寺や西明寺に比べ数日遅れて紅葉するとされる。

■高山寺<住所:京都市右京区梅ヶ畑栂尾町8 電話:075-861-4204 時間:8:30~17:00 休み:なし 料金:入山料(500円・紅葉時以外は入山無料)、石水院拝観料(800円)>

<13:00>とが乃茶屋


「とが乃茶屋」は、高山寺の裏参道そばで130年以上営業を続ける食事&甘味処。清滝川に面した川床風の座敷で、食事や甘味などを味わえる。紅葉時期のおすすめは湯豆腐定食。肌寒い晩秋に清滝川の紅葉をめでながら食べるアツアツの湯豆腐は格別の味だ。

「湯豆腐定食」(1800円)/とが乃茶屋


湯豆腐を一人鍋(2人以上は大鍋の場合あり)で味わえる、「湯豆腐定食」(1800円)。小鉢に季節の一品、ご飯、デザートなどボリュームも満点。

紅葉と一緒に名物の湯豆腐定食を味わおう/とが乃茶屋


清滝川のせせらぎと紅葉と一緒に名物の湯豆腐定食を味わおう。

紅葉や新緑時には屋外の座敷も設けられる/とが乃茶屋


川沿いの敷地内に2棟の座敷席のほか、紅葉や新緑時には屋外の座敷も設けられる。

■とが乃茶屋<住所:京都市右京区梅ヶ畑栂尾町3 電話:075-861-4206 時間:10:00~16:00 休み:木曜(11月はなし) ※12月中旬~冬期休業 席数:約80席 タバコ:禁煙>

<14:00>GOAL


とが乃茶屋横の栂ノ尾バス停/とが乃茶屋


とが乃茶屋横の栂ノ尾バス停からJRバスに乗ってJR京都駅へ。30分に1本の割合で運行。【関西ウォーカー編集部】

編集部

この記事で紹介しているイベント

この記事の画像一覧(全22枚)

キーワード

テーマWalker

テーマ別特集をチェック

季節特集

季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介

いちご狩り特集

いちご狩り特集

全国約500件のいちご狩りが楽しめるスポットを紹介。「予約なしOK」「今週末行ける」など検索機能も充実

お花見ガイド2024

お花見ガイド2024

全国1300カ所のお花見スポットの人気ランキングから桜祭りや夜桜ライトアップイベントまで、お花見に役立つ情報が満載!

CHECK!今が見頃の花見スポットはこちら

ページ上部へ戻る