鈴木拡樹「この作品でお芝居って楽しいんだなとあらためて気づかされた」影響が大きかったと語る人物との出会いとは

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「“お芝居って楽しいんだな”とあらためて気づかされた」少年社中の舞台

――映画『死神遣いの事件帖 終(ファイナル)』に出演された生駒里奈さんに別の作品でお話を伺った際に、「少年社中の舞台が自分を変えるきっかけをくれた」と仰っていました。鈴木さんは少年社中(本作の脚本&演出を担当する毛利亘宏の劇団)と何度もお仕事されていますが、映画の現場で生駒さんと少年社中について何かお話はされましたか?

【鈴木拡樹】僕も生駒さんとまったく同じで、毛利さんの作品を見て舞台のお仕事に挑戦するようになったので、似たような経験をされた生駒さんとの共演がうれしかったですし、映画の撮影中は少年社中の話で盛り上がることが多々ありました。

――少年社中や毛利さんとのお仕事のおもしろさをどんなところに感じますか?

【鈴木拡樹】毛利さんが手掛ける舞台作品は、生の芝居の迫力やメッセージの伝え方が圧倒的で、そこにすごく惹かれました。劇団名に“少年”と入っていますが、まさに子ども心を思い出させてくれるような“解放的な芝居”が見られるのがこの劇団のカラーでもあるのかなと。過去に何度か少年社中の舞台に立たせていただきましたが、そのときに“お芝居って楽しいんだな”とあらためて気づかされましたし、なによりお客様が楽しそうにしているのが伝わってきたことがうれしかったというか。

どんなメッセージを届けるか、ストーリーをどう伝えるかも大事ですが、それよりも観客の皆さんにどう楽しんでいただくかを深く考えるきっかけをいただいたのが少年社中の舞台だったので、僕にとって毛利さんとの出会いは大きかったです。

撮影=三橋優美子


――今後、毛利さんとはどんな作品でタッグを組んでみたいですか?

【鈴木拡樹】昨年、少年社中第42回公演の『テンペスト』でご一緒したのですが、シェイクスピア作品をすごくおもしろくアレンジしていて楽しかったので、またそういった戯曲ものの作品でお声がけいただけたらいいなと。あと、毛利さん書き下ろしの作品もすごく好きなので、毛利さんが自由に書かれた世界観をいち観客として見てみたいですし、出演できたら最高だなと思います。

――最後に、本作を通して挑戦してみたいことがあれば教えていただけますか?

【鈴木拡樹】幻士郎は探偵なのですが、映画『死神遣いの事件帖 終(ファイナル)』では推理をするシーンがなかったんです。普段はちゃらんぽらんな幻士郎が探偵としての本領を発揮するのは推理をするシーンですから、もしも舞台で推理をするシーンがあるとしたら、そこは大きな見せ場になるのではないかなと期待しています。

舞台では映像作品とはまた違った緊張感や臨場感を出せると思いますし、新たな挑戦になったらいいですよね。ただ、推理しただけでは問題が解決しないのが“しにつか”のおもしろいところで、おそらく推理パートのあとはバトルを繰り広げる展開になるはず(笑)。そこも含めて楽しみにしていただけたらうれしいです。

撮影=三橋優美子


取材・文=奥村百恵

◆スタイリスト:中村美保
◆ヘアメイク:AKI

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