その知名度もはや地球規模!「カップヌードル」ロングヒットの秘訣にせまる

2017年11月30日 18:00更新

関西ウォーカー 編集部

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小さな気づきの積み重ねが生んだ地球規模で愛され続けるインスタントラーメンの代名詞「カップヌードル」。人気の秘密と知られざる製造工程をご紹介!<※情報は関西ウォーカー(2017年11月21日発売号)より>

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「カップヌードル」(1個194円・税込)。湯延びしにくくしなやかな麺と、胡椒を効かせたコクのある醤油スープの取り合わせは、世界中で愛される飽きの来ない味わい。カレー、シーフードなどバリエーションも多数展開。

知られざる製造工程を紹介!

<1>生地を練り上げコシのある麺に。サイロから高圧空気で小麦粉をミキサーに送り、練り水を入れ混合。練った生地は熟成後、厚さ1mmになるまで延ばし、切刃で麺状にカット。

<2>麺にも旨味をじっくり浸透。トンネル状の蒸し機で蒸気を当てて麺を蒸し、味付けしたスープを染み込ませる。回転する刃で麺をカット後、1食分ずつ鉄の枠へ。

<3>カップをクルリと回して充填。麺を約160℃の植物油で揚げて水分をはじき出して乾燥させ、冷風で冷ます。逆さまに置いた麺に上からカップをかぶせ、反転させ充填。

<4>粉末スープ、具をのせ、カップのふたを熱で圧着。透明フィルムで包装し、X線検査後ケースに詰め出荷。1ラインで1分間に最大660食製造。

「カップヌードル」ヒットの裏側

2016年までにレギュラーサイズで登場したアイテムだけで106種!累計販売数の約400億個のカップを横に並べると地球約100周分になる。

麺は上からカップをかぶせて反転させて充填する。台形のカップにまっすぐ麺を入れるための逆転の発想!。

実はカップ内の麺は底から浮いた状態。湯を注ぐと全体に行きわたり、麺が均一に戻るよう計算されている。

衰えぬ人気の秘訣は、細かな観察力と柔軟な発想力

インスタントラーメンの生みの親・安藤百福氏が「チキンラーメン」を発明してから60年。数多くある商品のなかでも、1971年に世に送り出したカップヌードルは、名実共に群を抜く存在だ。

今や世界80の国と地域で親しまれるカップヌードル誕生の契機は1966年、安藤氏がチキンラーメンの売り込みのため渡米した時に遡る。試食を勧めた現地バイヤーが、丼の代わりに紙カップに麺を割り入れて湯を注ぎ、フォークで食べ始めたという体験が、開発の大きなヒントになった。

それから5年後に発売されたカップヌードルの衰えぬ人気には、実は安藤氏の細かな観察力と柔軟な発想が秘められている。天ぷらから想を得た麺の瞬間油熱乾燥法、容器内で麺を浮かせて湯の回りと容器の強度を高める中間保持法など、おいしさと調理の簡便性を両立する見えない工夫が随所に。今やインスタントラーメンの代名詞となったカップヌードルは、たゆまぬ気づきの積み重ねと閃きの結晶だ。

「2018年にチキンラーメン発売60周年を迎えます。日清食品は、“100年ブランドカンパニー”をスローガンに掲げ、100年たっても皆様から愛され続ける企業を目指します」と、広報部主任の川手淑栄さん。

■日清食品株式会社<住所:大阪市淀川区西中島4-1-1(大阪本社) 電話:0120-923-301(お客様相談室) 創業:1948年 社長:安藤徳隆 事業内容:即席麺等の製造・販売 従業員数:1481名(2017年3月現在)>【関西ウォーカー編集部】

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