話題沸騰中!“稀代の墨絵アーティスト”西元祐貴が福岡で大作に挑む

2017年12月4日 10:00更新

九州ウォーカー 前田健志

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今、全国いや世界をも巻き込む勢いで話題となっている墨絵アーティスト・西元祐貴。2018年1月6日(土)よりはじまる自身初の個展「西元祐貴 龍のキセキ」に先駆けて、福岡ヤフオク!ドーム(福岡市中央区)でメディア向けに公開制作を行った。

西元祐貴の挑戦。全長30mにおよぶ巨大な龍を制作

公開制作は福岡ヤフオク!ドームを貸し切って行われた

今回、西元が挑んでいるのは個展の目玉となる巨大な龍。全長30mにもおよぶ超大作とあって、本人の意気込みには並々ならぬものがある。今回の公開制作では全体の約80%までを仕上げ、1月5日(金)の個展開会式(会場:福岡アジア美術館)で最後の筆を入れ完成させるという仕掛けだ。

集中力のすさまじさは、さすがアーティスト

制作は巨大龍の製作のため特別仕様となったヤフオク!ドームで行われた。和やかな雰囲気もそこそこに、西元が筆を取ると表情は一変。鬼気迫るほどの集中力に我々メディアにも緊張が走る。

躊躇なく、一気に筆を走らせる

【写真を見る】下書きは一切なし!このライブ感が西元祐貴の魅力の1つ

墨絵は失敗の許されない一発勝負。だが、集中力を極限まで研ぎ澄ませた、いわゆる「ゾーン」に入った西元の筆にためらいは微塵もない。人の話し声もカメラのシャッター音もドローンのプロペラ音ですらも、何ら西元の集中力を削ぐものではない。淀みなく、迷いなく、時折身振り手振りで作品の全体像をなぞるような仕草を見せながら筆を走らせていく。

時折、頭の中のイメージと描いたものとをすり合わせるような仕草をみせる

体全体を使って描いていく

筆のたわみやねじれ、墨の飛沫、にじみ。それらはすべてその時にしか表現できないものであり、二度と同じ作品はつくれない。その真剣勝負が西元にとって墨絵の魅力だといい、今回の制作においても、前日は「遠足のような気分で眠れなかった」と笑う。彼の枠にとらわれない自由闊達な作風は、この童心のような好奇心に支えられているのかもしれない。

龍の爪の部分か。しなやかで鋭く、威厳ある雰囲気を醸している

墨の一滴一滴まで作品として表現する。二度と同じ作品は生まれない

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予定の完成度まで行き着くと、ふうっと一息。瞬間、ほころぶ顔に充実感がにじむ。興味深いのは、この巨大龍がここに来るまでに散々イメージしていたものとは異なったものに仕上がっていること。その場の空気、空間、インスピレーションによって予定変更は日常茶飯事らしく、1月5日の最後の仕上げでもまったく違うものを描く可能性があるそうだ。

今回の巨大な龍は何枚ものパネルに分けて描かれる。実際の展示ではどのような演出になるのか楽しみだ

作品によっていくつもの筆を使い分ける。この日の制作には5種類の筆を使用

この両手から躍動感と力感あふれる作品の数々が生まれる

果たして、稀代の墨絵アーティスト・西元祐貴最大の挑戦はどんな「龍」を生むのか。ますます公開が楽しみになってきた。

西元祐貴プロフィール

鹿児島県出身、福岡県在住の29歳。路上でのライブパフォーマンスで活動を開始し、2012年より本格的に活動の場を広げる。テレビ、雑誌ほか各メディアへの出演、作品提供に加え、舞台芸術や人気ゲームソフト、スポーツ、寺院、教育などさまざまなコンテンツシーンとコラボレーションし、全国的な知名度を得る。現在はその実力を世界からも高く評価され、日本を代表する新進気鋭のアーティストの1人として注目されている。

【代表作品(2014~2016)】カプコンの人気ゲーム「戦国BASARA4」作品提供 / NHK総合「news watch9」番組オープニングCGに墨絵提供 / 福岡ソフトバンクホークスの柳田悠岐選手、松田宣浩選手との墨絵コラボTシャツ / 大分県佐伯市の創建500年の禅寺「正定寺」(しょうじょうじ)襖絵 / 「ニューバランス(New Balance)」日本初のグローバルフラッグシップストア(原宿)の1Fメインレジ後部イラスト

【九州ウォーカー編集部/文=前田健志(パンフィールド)/撮影=鍋田広一(パンフィールド)】

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