フースーヤ、初のエッセイ発売で心境に変化!?ボケを連発しつつも、人間らしい2人の本音が大爆発

東京ウォーカー(全国版)

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フースーヤによる初のエッセイ『同☆究☆生~ブレないふたりのプチモアイ~』の発売を記念して、大阪某所にて取材会が開かれた。登場前からボケを連発しながらも、本著についてまっすぐに記者の質問に応える場面も。その一部始終をレポート!

著書をアピールするフースーヤ

取材会が始まる前に、袖から何度も会場の様子をのぞく谷口

MCは2人も親交の深い先輩芸人・仲西ンとこじゅんぺぇ


最初はダルかったけど、だんだん楽しくなってきた!

――エッセイを打診されたときの、率直な心境は?

【田中ショータイム(以下、田中)】エッセイというと赤裸々に自分のことを綴ったものやと思うので、そんなものが僕に書けるのかと心配になりました。そもそも文章を書くのが苦手で、大学の論文もすごいストレスで吐きそうになりながら書いてたので……。ほんまに書けるかなと思って、実家にあるエッセイを読み返したんです。人生で唯一買ったエッセイで、元女子バレーボール日本代表の、木村沙織さんの本なんですけど。

【谷口理(以下、谷口)】それ、普通に顔ファンで買っただけやろ?当時、俺らの世代は全員好きやったからな。

【田中】いや、生き様が好きで…!読み返したら、自分の好きなものがいっぱい書いてて。そういうことを書く機会って普段ないから、あらためて自分のことを知るキッカケにもなるやろうし、新しい自分を表現することに挑戦してみたいなと。

【谷口】僕は率直なところ、「だっるーーーー!」と思いました(笑)。芸人さんのエッセイって、すごい文字数がある印象なので。コンビで書くから半分ぐらいのボリュームでいいとしても、めっちゃ時間かかるやん、と。かなり消極的でしたね。それがとんとん拍子で話が進んでもう引き返せなくなったので、僕も実家に帰って生涯唯一買ったタレント本を引っ張り出してきて。それが鉄拳さんの本なんですけど……。

【田中】お前、顔ファンやろ!

――鉄拳さんのメイクしているお顔の(笑)!?

【谷口】メイクうまいなって……。でも、いざ自分たちも出すなら、いいもん作ってたくさんの人に見てもらいたいと思って、気合を入れて書きました!

谷口理


――周りの方は、本を読んでくれましたか?

【谷口】自腹で買ってプレゼントもしたし、「買いました」って言ってくれた後輩もいます!あと本屋さんを7軒回って、店頭に並んでいるところも見に行きました。

【田中】僕は実家に本を送りました!そしたら両親が、「人間味あって、2人の個性が出ててよかった」と言ってくれましたね。それからツートライブの周平魂さんが表紙見て、「ええなぁ、ちょうだいや」って言ってたんで、あげようと思います。

【谷口】買えよ!


――お2人それぞれが思う、本著の見どころは?

【田中】見どころといいますか、制作の背景を知ってほしいんですけど……。出版社さんに何度も締切を迫られて、僕たちが何度も守らなかったので、最終的に「次の日に出さないと出版取りやめます」というギリギリのところまでいきました。

【谷口】僕はそれを言われたときに「絶対うそや」と思って、締切をやぶってしまいました。

【田中】俺はちゃんと出したのにーーー!おまえちゃんとせえや!

【谷口】マネージャーがめっちゃ謝ってくれて……。ほんとにごめんなさい。無事完成してよかったです!

田中ショータイム


――執筆にあたり、コンビ間で何か話し合いはしましたか?

【田中】特にしてないですね。完成して初めて相方のエッセイを読んだんですけど、僕はずっと「こいつ、何言うてんねやろ?」と思いました。でも、理が僕みたいな真面目なことを書いてたら違うなと思ってたし、いつも僕が横で聞いてるようなおもしろいトークをそのまま文章にしてたんで、めっちゃいいなって。話し合いはせずとも結果的にバランスがとれて、よりおもしろい本になったと思います。

【谷口】ショータイムのところを全部読んだら、僕について書いてくれているところもあって。でもそれを読んで、「俺のこと書いてくれてたな」とかは小っ恥ずかしくて…。直接はまだ感想を言えてません(笑)。ひとりで、ニヤニヤしながら読みました。


――今回のエッセイを書き終えて、気づいたことや変化したことはありますか?

【田中】僕はエッセイを書くにあたって、自分はもちろん、相方とか後輩とかほかの人の好きなところと嫌なところを整理したいと思って、全部書き出したんです。その結果、あんまり周りを気にせずに、自分が生きたいように、やりたいように生きるのが1番いいなということに気づけました。この本ですべてをさらけ出せて、悩むことがなくなったというか。これまでは気持ちが落ちて、闇の中にいるような感じだったので……。この本のおかげで迷いが晴れて、すごく生きやすくなりました!それぐらい自分と向き合って、僕のすべてを込めました。

【谷口】僕は学生時代の話が多いんですけど、あらためて自分は変わってないなと思いましたね。ショータイムに関しては、赤裸々に書いているところが「らしいな」と思いましたね。読んでくれたファンの皆さんの感想を見てても同じようなことが書かれていたし、こういうところでしっかり真面目に語れるところが、ショータイムらしさという認知も広がってるんやなと。それから最初は「ダルいな」と思ってましたけど、意外と書くのも楽しいなって、気づきましたね!全部終わって本になったものを読んでみると、「もっと書けたこともあったかも」と。また機会があれば、書いてみたいですね。それからめっちゃいろんな人に言われるのは、僕が書いてるところは「喋ってる感じがそのまま頭に浮かぶ」と言われて、それはすごくうれしかったですね。文才があるということなのかな?と思ったら、そういうことではないと言われましたけど(笑)。


取材・文=大西健斗 撮影=福羅広幸

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