【日本遺産ドライブ】クジラの魅力を体感!奇岩の絶景とグルメも楽しい「太地町」への旅

関西ウォーカー

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黒潮と共に海岸近くをクジラが回遊し、それらをいち早く発見できる高台と引き揚げが容易な浜。古式捕鯨に重要な地理的条件を備えた和歌山県の太地町は、古式捕鯨発祥の地として知られる。熊野灘に囲まれた小さな町のいたる所で、日本遺産「鯨とともに生きる」認定の文化財を見ることができる。

そんなクジラの町を象徴する施設が「太地町立 くじらの博物館」。クジラに関する資料だけでなく、海に面した場内ではクジラのショーなども実施。目の前でジャンプするクジラは大迫力のひと言。日本遺産「燈明崎山見台跡」や今年オープンの道の駅のクジラ料理など、町全体でクジラの魅力を体感できる。少し足を延ばして、南紀を代表する名湯「忘帰洞」も楽しみたい。<※情報は関西ウォーカー(2017年11月21日発売号)より>

<10:00>「太地町立 くじらの博物館」


クジラや捕鯨に関する世界有数の博物館。場内のプールなどではイルカショーなども行われる。注目はクジラショー。クジラだけのショーは国内でもココだけ。イルカとはひと味違う豪快なショーは圧巻。

巨大なセミクジラやシャチなどの骨格標本は迫力満点/太地町立 くじらの博物館


捕鯨やクジラに関する資料などを展示する「太地町立 くじらの博物館」の本館。巨大なセミクジラやシャチなどの骨格標本は迫力満点。

【写真を見る】大迫力のクジラショー/太地町立 くじらの博物館


大迫力のクジラショーは10:15、12:15、14:15、16:00の1日4回実施。

■太地町立 くじらの博物館<住所:和歌山県東牟婁郡太地町太地2934-2 電話:0735-59-2400 時間:8:30~17:00 休み:なし 料金:入場料1500円 駐車場:200台(無料)>

<13:00>「燈明崎山見台跡」


太地湾の東に位置する燈明崎。かつてクジラを見張る山見台があり、鯨油を利用した燈明台跡と共に日本遺産に認定。古式捕鯨図を参考に山見台が復元され、紀の松島などの熊野灘の大パノラマが楽しめる。

紀の松島などリアス式の海岸の景色が広がる熊野灘/燈明崎山見台跡


紀の松島などリアス式の海岸の景色が広がる熊野灘。燈明崎山見台跡や遊覧船などで太地町の絶景を満喫。

熊野灘を一望する絶景スポット/燈明崎山見台跡


山見台には上ることが可能で、目の前には熊野灘の絶景が。熊野灘を一望する絶景スポット。

■燈明崎山見台跡<住所:和歌山県東牟婁郡太地町太地 電話:0735-59-2335(太地町産業建設課) 時間:自由 休み:なし 料金:無料 駐車場:約10台(無料)>

<13:30>「道の駅 たいじ」


今年8月にオープンした道の駅。天井や梁・棟などに紀州檜を贅沢に使った館内では地元の特産品や地魚、野菜などを販売。おすすめはフードコート。丼から定食、ハンバーガーまでクジラ料理を気軽に味わえる。

「鯨竜田揚定食」(980円)/道の駅 たいじ


「鯨竜田揚定食」(980円)など「道の駅 たいじ」でクジラ料理を味わおう。

「鯨スタミナ丼」(980円)/道の駅 たいじ


「鯨スタミナ丼」(980円)。焼肉風に味付けしたクジラ肉がのった、見た目も豪快な丼。野菜がたっぷりで、ボリュームも満点。味噌汁と漬物付き。

「鯨カツカレー」(880円)/道の駅 たいじ


「鯨カツカレー」(880円)。クジラカツの入ったカレー。ルーの海を泳ぐようなご飯のクジラがとてもかわいい。フレッシュ野菜のサラダ付き。

「鯨焼肉定食」(980円)/道の駅 たいじ


「鯨焼肉定食」(980円)。食べ応え満点のクジラの焼肉に小鉢、サラダ、味噌汁などがセットになった人気定食。「鯨カツ定食」(980円)もおすすめだ。

テーブルや椅子にも紀州檜/道の駅 たいじ


テーブルや椅子にも紀州檜を使ったフードコート。

太地くじら浜公園の入口にオープン/道の駅 たいじ


太地くじら浜公園の入口にオープン。「日本一きれい」をコンセプトにしたトイレも要チェック。

■道の駅 たいじ<住所:和歌山県東牟婁郡太地町大字森浦143-1 電話:0735-29-7690 時間:9:00~17:00、フードコート10:00~14:30(LO) ※モーニング7:00~10:00 休み:なし 席数:約60席 駐車場:57台(無料)>

<15:00>「ホテル浦島」


名湯「忘帰洞」で有名な温泉ホテル。熊野灘を望む洞窟内に広がる温泉は、その名のとおり帰るのを忘れるほどの名湯。この忘帰洞をはじめ、東京ドーム4個半の広さの4つの館内、4か所の温泉を巡ることが可能。ホテルの中で名湯巡りができる。

天然洞窟内に広がる忘帰洞/ホテル浦島


波の浸食でできた天然洞窟内に広がる忘帰洞。洞窟外に広がる熊野灘の絶景と源泉かけ流しを満喫 ※10:00~13:00は清掃で入浴不可。

勝浦観光桟橋からホテルまでは連絡船(無料)で/ホテル浦島


勝浦観光桟橋からホテルまでは連絡船(無料)で。

■ホテル浦島<住所:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町勝浦1165-2 電話:0735-52-1011 時間:日帰り入浴9:00~18:00(最終受付) 休み:なし 料金:入浴料1000円(タオル付き) 駐車場:那智勝浦町観光駐車場20台(400円/60分、3時間まで700円)>

日本遺産「鯨とともに生きる」の物語


捕鯨に適した地形の熊野灘沿岸。江戸時代に入ると、熊野水軍の流れをくむ人々が捕鯨の技術や流通方法を確立。以降、捕鯨と共に栄え、クジラにまつわる祭りや伝統芸能、食文化が今も受け継がれる。

日本遺産の太地のくじら踊り/和歌山・太地


日本遺産の太地のくじら踊り。祭りなどで見られる。

大阪から和歌山・太地までのアクセス


阪神高速湊町入口から紀勢自動車道すさみ南ICまでは、所要時間約2時間35分、走行距離約181km。高速料金4330円(ETC割引3320円)。

すさみ南ICから太地町立くじらの博物館までのアクセスは、県道36号線を経由し国道42号線を東へ、森浦交差点を右折し県道240号線を北東へ。約50km・約80分。【関西ウォーカー編集部】

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