【京都 珠玉のおやつ】なんと70年以上前から愛される! プリンが主役の昭和レトロなパフェ

関西ウォーカー

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「京都の朝はイノダコーヒから」という言葉で知られるほど、京都の喫茶店文化の中心となってきた老舗が「イノダコーヒ本店」(京都市中京区)。1940(昭和15)年にコーヒーショップとして創業して以来、70年以上にわたって愛され続けている(発売中の「京都 珠玉のおやつ」より再構成)。

プリンは90年以上前のレシピを使う!


プリンパフェ/イノダコーヒ本店


こだわりのコーヒーは一番おいしい状態で味わってほしいという創業者の思いから、ミルクや砂糖を入れて提供されることが有名だが、そんなコーヒーと一緒に満喫してほしいのが定番の「プリンパフェ」(860円)だ。

創業時から親しまれているプリンや大きくカットされた季節のフルーツ、生クリームが華やかにトッピングされていて、鮮やかな見た目に心が弾む。

中にはレモン風味のさわやかなアイスクリームが入っていて、プリンもアイスクリームもすべて昭和を思わせるような懐かしい味わいに。

銀座にあったドイツ料理店「ケテル」から仕入れていたプリンは、90年以上前に考案されたレシピをそのまま引き継いで作っているため、昔と変わらない素朴な味が楽しめる。「レモン風味のアイスが今まで食べてきたパフェと違って、おいしいね」という声もある評判のパフェは、年代を問わずその味が支持される人気メニューだ。

残っていたコーヒー豆からコーヒーショップを創業


【画像を見る】でかっ!2,3人でシェアしたい「ビッグシュー」600円/イノダコーヒ本店


中庭を眺められる人気席も/イノダコーヒ本店


店の歴史は、コーヒーの卸売業を営んでいた猪田七郎氏が、戦後に手付かずで残っていた10袋以上のコーヒー豆で、コーヒーショップを創業したことから。当時はコーヒーが贅沢品とされ、ユリの根や大豆などを煎って味を似せた“代用コーヒー”が飲まれていた。

そんな時代背景のなか、本格的なコーヒーが楽しめると少しずつ話題になり、今では京都を代表する一軒となった。

創業時のままの姿で残るアメリカ風に作られたメモリアル館と、のちに店舗となった町家造の本館。それぞれに歴史が詰まった空間で、創業者の思いがこもったコーヒーや懐かしい味わいのスイーツを満喫して。【関西Walker「関西 珠玉のおやつ」編集部】

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