歴史建築に泊まる贅沢。旧市庁舎を活かした「OMO7横浜」が予約を開始!
東京ウォーカー(全国版)
テンションがあがる街ナカホテル「OMO(おも)」は、神奈川県横浜市に「OMO7横浜 by 星野リゾート」(以下、OMO7横浜)を2026年4月21日(火)に開業する。
立地はJR関内駅前の旧横浜市庁舎跡地を活用した開発プロジェクト「BASEGATE横浜関内」内の施設。昭和を代表する建築家・村野藤吾さんが手がけた旧横浜市庁舎行政棟を、歴史建築を活かす“レガシーホテル”として活用する。コンセプトは「気分上々、ハマイズム」。横浜開港以来受け継がれてきた歴史と文化に現代の感覚や解釈をかけ合わせ、新旧が融合した横浜の奥深い魅力に思わずハマる体験を目指す。予約受付は公式サイトで2025年10月22日に開始した。
横浜らしさを「今」楽しむ拠点設計
1859年の開港以来、横浜では海外と日本の文化が交わり、独自の発展を遂げてきた。西洋文化の入口として流行と文化をリードしてきた気風は、横浜で育った「ハマっ子」(※1)の誇りでもある。その文化の新旧をミックスし、常に新しさとして発信してきたエネルギーを「ハマイズム」と定義し、現代まで継承される多様な魅力を伝える。横浜中華街や明治・大正の洋風建築の異国情緒、古くから愛されるレストランやバー、海沿いの散歩など、心が弾む滞在をハマっ子気分で体験してほしいという想いを込め、横浜らしさを最も感じられる拠点を提供する。
(※1)横浜市民。明治中ごろから使用され始めたとされる(参照:横浜・ハマことば辞典)。
戦後建造物で初の認定を継承するレガシーホテル
旧横浜市庁舎は、横浜開港100周年記念事業として1959年に村野藤吾さんの設計により竣工し、60年以上にわたり市政を支えてきた。景観継承のため行政棟を原位置に残し、観光のにぎわい拠点となるレガシーホテルとして活用する。2025年8月、戦後建造物として初めて「横浜市認定歴史的建造物」に認定された。長年地域のシンボルであった行政棟の保全と活用により、新旧が融合する都市の新たなランドマーク形成が評価された。街の記憶と風景を継承し、関内駅周辺の新たなにぎわい創出を目指す。
外観と公共空間に息づく歴史のディテール
外観は、コンクリート打ち放しの骨格を暗褐色のタイルで覆う意匠を活かし、街並みに溶け込む旧市庁舎の風情を保っている。シンプルな構成ながら、凹凸が生み出す表情の豊かさが特徴だ。
旧横浜市庁舎の意匠を受け継ぐ、円形照明と大階段が象徴の「OMOベース」
1階の「OMOベース」には、旧市会棟本会議場の円形照明要素を取り入れた特殊照明を設置。光の漏れ方や素材を再設計し、ホテルの顔にふさわしい高揚感を演出する。元市民広間の大階段デザインも継承・再構築し、1階と2階をつなぐ大階段として形づくった。村野さんの特徴である滑らかな曲線を描く手すりの一部も再利用する。
タイルレリーフが迎える「OMOベーカリー」
「OMOベーカリー」壁面には、村野藤吾さんと交流のあった彫刻家・辻晉堂(つじしんどう)さんによる泰山タイルレリーフ「海・波・船」を原位置のまま保存する。かつて旧市長室や旧市長応接室のエントランスを彩った作品で、タイルの重なりが生み出す迫力のある美しさを間近に感じながら、焼きたてのパンを楽しめる。
歴史と街歩きをつなぐ「ハマイズムコレクション」
約60年にわたる旧横浜市庁舎の構想と継承の歴史の歩みのなかで、横浜で生まれた文化や背景を紹介する展示「ハマイズムコレクション」を1階のOMOベースに設ける。開港がもたらした海外文化と、そこから育まれた独自文化を知ることで、街歩きの視点が広がる。
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