せごどんのくいしん坊バンザイ! ~黒豚のとんこつ~

東京ウォーカー

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鹿児島の代表グルメといえば黒豚。同じく鹿児島を代表する幕末維新の偉人といえばせごどんこと西郷さんこと西郷隆盛。そしてせごどんの大好物といえば、やっぱり黒豚! その黒豚を使った料理の中でも『とんこつ』をこよなく愛していたことが、現代に伝わっています。

鹿児島『天文館吾愛人本店』の六白黒豚のとんこつ。880円。


薩摩で「とんこつ」といえば


「とんこつ」といってもとんこつラーメンとは関係なく、骨付き豚肉を使った豚の角煮のような郷土料理のこと。西郷家に今も語り継がれる話によると、せごどん自ら台所に立ち、この料理を作るほど好きだったそうです。あの大きな体でいそいそと料理する様、幕末女子にはギャップ萌え? 来年のNHK大河ドラマ『西郷どん』は従来にはなかった人物像を描くそうなので、もしかしたらこんな台所シーンもあるかも?

食べ物にまつわる逸話が多いせごどん。肥満も食べ過ぎが一因とか。


せごどんが豚肉を好んだのは、一時期、薩摩藩から島流しにされ、奄美大島で暮らしたことも関係しているでしょう。一説に、黒豚は琉球王国から島豚が移入したことが始まりで、奄美大島経由で薩摩本土へ渡来。薩摩藩では江戸時代には珍しく、比較的早い時期から豚を食べていましたが、島ではより早く豚食が浸透していたので、奄美でそのおいしさに魅せられたとも考えられます。

とんこつの他にも、地元では「つけあげ」と呼ばれるさつまあげや、錦江湾のしずくと言われるきびなごの刺身など、幕末薩摩の志士も食べた伝統の味を楽しめる。


そんなせごどんが愛したとんこつを味わえるのが、かつて武家屋敷が建ち並んでいた鹿児島市東千石町にある薩摩郷土料理の『天文館吾愛人本店』です。ちなみに店名はせごどんの座右の銘「敬天愛人」から。名物の六白黒豚のとんこつは、焼いて脂を落とした豚肉に焼酎、黒砂糖、味噌を加えてコトコト煮込んだ、鹿児島の名物をぎゅっと凝縮したような逸品! 相性バツグンの芋焼酎をやりながら、とんこつを心ゆくまで楽しめば、せごどんをぐっと身近に感じられそう。

【ボクらの維新通信社2018】

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