「私のせいで死んだ」と泣く飼い主を救うため人間に転生!ペットは何を思っていたのか?作者の描く“視点”をインタビュー
東京ウォーカー(全国版)
生まれ変わりや前世の記憶…そんなのありえないって鼻で笑われてもいい。転生してすぐに飼い主の元に走っている彼は、前世コーギー(犬)だった!
本作の主人公は、人間に転生してまだ1カ月しか経っていない、“転生ほやほや”の元ワンちゃん。ちょうど1カ月前に飼い主と散歩中に事故に遭って死んでしまったコーギー犬だ。死んだあと、天に召され「転生課」なるお役所っぽい場所へとたどり着き、そこの転生課長から「キミさぁ、人間として転生しない?」と話を持ちかけられ、ふたつ返事で了承した。なぜなら下界に「疫神」が逃げ込んでしまい、「君の飼い主も危ないかも」と言われたからだ。飼い主のことは自分が絶対に守る、と決めていた元コーギーの活躍っぷりは?人間として転生したものの、時々、犬だったころの癖が出てしまうのはご愛敬で見てほしい。
本作『Doggie』を描いたのは、「ジャンプルーキー!」にオリジナル漫画を掲載している夏野ばな菜(@NatsunoBanana)さんである。夏野ばな菜さんに本作について話を聞いてみた。
――犬が人間に転生するというユニークな設定ですが、このアイデアはどのように生まれたのでしょうか?
実はこの作品を描くきっかけは、私の別の作品『ドッキドギーパニック』にあります。黒柴が死んで転生して、真っ裸で飼い主のもとに現れたという作品だったのですが、それを今描き直すと自分はどんな作品に仕上げるのか、という挑戦から生まれました。
――本作を読んで「自分のペットもこんなふうに思ってくれていたら」と感じる読者も多いと思います。この“ペット視点”を描くにあたって意識したことはありますか?
結局は「こう思ってくれていたらうれしいな」という自己満足かもしれませんが、ちゃんと愛犬と心が通じ合っていたんだと思えるような温かい作品にしたいなと思いました。そうなった場合きっと、こう考えてくれるんじゃないかという願いを込めて、つらいより心があたたかくなるような内容に考えました。
――「転生課」が、本当にお役所仕事をしていておもしろかったです!この発想のこだわりやポイントは?
「天国」や「あの世」と言われるところを管轄している場所が、実は現世と同じように公務員的に淡々と仕事をこなしてる場所だったらおもしろいんじゃないかなと思いまして!そうなったときにその場にいるのが、おもしろい上司だったり懐の深い上司だったり、バリバリ先導してくれるリーダーだったり、まじめな職員だったり…。考えるとどんどんイメージが溢れてきました!
夏野ばな菜さんは現在「ジャンプルーキー!」にて『SSS』を連載している漫画家だが、企業漫画や子ども向け学習図鑑の挿絵などの仕事を受けており、「新規のお仕事も募集中です!」とのこと。本作を読んで夏野ばな菜さんの作品が気に入った人はぜひほかの作品も読んでみて。
取材協力:夏野ばな菜(@NatsunoBanana)
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