【京都 珠玉のおやつ】カステラはお菓子のスーパースター!? 朝ごはんにもアイスケーキにも

2017年12月21日 8:00更新

関西ウォーカー 折笠隆

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「カステラは万能で、お菓子のスーパースターなんです」。ここは、京都でカステラをいち早く提供したとされる「大極殿本舗」(京都市中京区)。

4代目の奥様である芝田泰代さんは「どんな場面でもどんな人にも愛されるカステラは万能なんですよ」と語る。※発売中の「京都 珠玉のおやつ」より再構成

京都カステラの草分け的存在

看板商品の「春庭良(かすていら)」/大極殿本舗

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そもそもの店の歴史は、1885(明治18)年に「山城屋」という屋号で和菓子店を創業したことから始まった。創業当時、京都でカステラを見かけることがなかったため、2代目の芝田岩次郎氏は長崎にあるカステラの名店で修業を積み、京都で本格的に販売を始めるように。

本場直伝のカステラの登場で“カステラの山城屋”と親しまれていき、今や京都カステラの草分け的存在となっている。

「代表商品の『春庭良(かすていら)』(1,188円)は、店でも一番大切にしていきたいお菓子ですね」と芝田さん。思い入れの強いカステラは、卵と砂糖をたっぷりと入れて焼き上げるのが一番のこだわり。卵は全卵にさらに黄身を加えるので、生地は卵の味わいが濃厚。

また、ハチミツがたっぷりで甘味もしっかり。隠し味に入るみりんが、甘さをより上品なものへと昇華させている。卵や砂糖がたくさん入っているので、少し日数がたっても風味が落ちないのもこちらならでは。添加物は一切加えず、卵の力だけでカステラ生地を膨らませるため、生地はしっとりふわふわ。

カステラにはいろんな楽しみ方がある

「大極殿」(1,188円、10個入り)。カステラ生地に白あんを包んだ名菓/大極殿本舗

【画像を見る】明治時代から重ねてきた歴史が感じられる店内/大極殿本舗

そんなカステラには芝田さんの考えるいろんな楽しみ方があるそう。「トースターで焼いてバターを付けたら朝ごはん、抹茶やきな粉をまぶして楽しむとパーティ菓子、甘めの牛乳と洋酒に漬けてアルミホイルで包み冷凍するとアイスケーキに。紅茶にもお茶にもピッタリなんですよ」。

なるほど、確かに万能だ。これはどんなカステラでもできることではなく、長く愛される優しい甘さが根底にあるからこそに違いない。【関西Walker「京都 珠玉のおやつ」編集部】

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