都市伝説界のエース・花子さんが大ピンチ!「赤マント」と人違い(怪異違い!?)されてトイレで大混乱【作者に聞く】

東京ウォーカー(全国版)

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張り切って登場したのに、まさかの別の妖怪と勘違いされ…!?三ノ輪ブン子(@minowabunko)

申し訳ないが笑える——そんな声が続出したのが、トイレの花子さんを主役にした短編漫画「花子、困る」だ。赤い吊りスカートでおなじみの都市伝説的存在である花子さん。彼女がまさかの状況に追い込まれていく展開が、ホラーなのに思わず吹き出してしまう一作となっている。作者は「貧女ハウスへようこそ」(小学館)や「実録怪談 本当にあった怪奇村/新犬鳴トンネル」(竹書房)などで知られる漫画家・三ノ輪ブン子さん (@minowabunko) 。短いページ数の中で予想を裏切る展開を生み出す名手だ。

「怪異派遣事務所」のエース・花子さん、まさかの大ピンチ!

花子、困るP001三ノ輪ブン子(@minowabunko)

花子、困るP002三ノ輪ブン子(@minowabunko)

ちょっとボーイッシュな性格の花子さん三ノ輪ブン子(@minowabunko)

物語は、小学校の教師から怪異派遣事務所に届いた一通の手紙から始まる。内容は「生徒がいじめられているようなので、代わりに相談に乗ってほしい」というもの。そこで派遣されたのが、学校の怪談界のレジェンドとも言えるトイレの花子さんだった。怪異としてのキャリアも長く、事務所でもエース級の存在である彼女なら、この案件も難なくこなす……はずだった。

「赤マント!?」まさかの怪異取り違え事件が発生

花子さんは早速、トイレの個室に閉じこもる少女を発見する。突然現れた花子さんに悲鳴を上げる少女。ここまでは想定内だったが、次の瞬間、花子さんのプライドを粉砕する一言が飛び出す。「出たー!赤マント!」——まさかの怪異勘違いである。自分ではなく別の都市伝説と間違われた花子さんは、「もう帰る」と不機嫌モードに突入。しかし事態はさらに悪化する。

恥じらい全開の決めゼリフ、その結果は…?

少女は「3番目のトイレに赤マントがいる」と言いふらし、同級生たちを連れてきてしまう。ここで姿を消せば、少女は嘘つき扱いされ、いじめが悪化する可能性もある。追い込まれた花子さんは、恥じらいながらも“決めゼリフ”を放つことを決意するのだった。その姿に、読者からは「がんばった!」「お手柄だよ花子さん」といった謎の応援コメントが相次ぐことになったのだった。

怖さよりも笑いが勝つ“三ノ輪ワールド”

本作に登場する怪異派遣事務所には、一般的に「怖い」とされる怪異たちが多数所属しているという設定もユニークだ。三ノ輪さんは、怪異が持つ“怖さ”を否定するのではなく、「怖いからこそ注意深くなる」「怖さにも役割がある」という視点で描いている。その発想があるからこそ、花子さんのような存在も、恐怖ではなく笑いと愛嬌をまとって描かれるのだろう。

取材協力:三ノ輪ブン子(@minowabunko)

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