「女のヤリモク」を知らない男たち。体を許した=心が手に入ったと思うのは大間違い【作者に聞く】
東京ウォーカー(全国版)
X(旧Twitter)上で数万いいねを獲得する“万バズ”漫画を連発している漫画家、港区カンナさん(@mina_kan_chan)。ウォーカープラスでは、彼女の新作漫画『東京モブストーリー 〜ヒロインになれない私たち〜』を紹介している。
本作は「少女漫画の主人公になれない」女の子たち4人を描く群像劇だ。今回は、思わせぶりな行動で男性を翻弄(ほんろう)する女性「るか」編の第5回目。描かれている内容について作者にインタビューした。
「彼氏ヅラ」してくる男にイラッとする
『東京モブストーリー』は、それぞれタイプの違う「こじらせ方」をした25歳女性たちの物語だ。 今回のエピソードでは、付き合ってもいないのに「彼氏ヅラ」をしてくる男性に対し、主人公の一人「るか」が苛立ちを募らせる様子が描かれている。
港区カンナさんは、こうした男性心理について「体の関係を持つことをゴールにしているため、自分のモノになったと錯覚してしまうのだと考察します」と分析する。 関係を持った瞬間に「攻略完了」と勘違いし、相手の気持ちを確認しないまま所有物のように扱う。そんな男性の態度は、女性を一瞬で冷めさせる原因となる。
「女のヤリモク」というリアル
また、本作では「女のヤリモク(体目的)」というテーマにも切り込んでいる。 一般的に男性に多いとされる「ヤリモク」だが、港区カンナさんはあえて女性側の視点として描いた。 「女性は体の関係を持つとその相手のことを好きになってしまう説もありますが、実際はそうでもない女性も多いのではないかと思ったからです」
体を許したからといって、心を許したわけではない。ドライな現代女性の恋愛観がそこにはある。
男は「追いたい」生き物?
作中では、女性側の反応が悪いと、逆に男性が気を引こうとしてくる描写もある。これについて港区カンナさんは、「恋愛においては追いたい派の男性が多いからではないかと思います」と語る。 「また、恋愛だけに夢中になるよりは、いい意味で自立している女性のほうが、より魅力的な人物に映るのではと思います」
媚びず、依存せず、時に冷めた目で見つめる。「るか」のような女性に翻弄される男性たちの姿は、滑稽でありながらもどこかリアルだ。
取材協力:港区カンナ(@mina_kan_chan)
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