麺が見えない!どっさり“野菜だらけ”ラーメンが新定番
東京ウォーカー
ラーメンと言えば、脂がたっぷりのこってりスープに山盛りの肉というイメージが強い。しかし、最近は「ラーメン二郎」とも違う、野菜がどっさり盛られたラーメンが増え、新定番になりつつある。そんな罪悪感なく食らいつける、3杯の“野菜だらけ”ラーメンを紹介する。

パクチーとスパイスのWデトックス効果に期待大!
緑の葉が覆う謎の丼の正体は…!? これは東京・西葛西の行列店「スパイス・ラー麺 卍力」の「スパイス・トリプルパクチー・ラー麺(1230円)」。パクチーの量が通常の「スパイスパクチー・ラー麺(930円)」に比べて3倍に。量こそ約54gと多く感じないが、のせるとスープすら見えなくなる。「奇跡のハーブ」と呼ばれるパクチーには、ビタミン類が豊富で、「デトックスを促す」「美肌ケアのサポートをしてくれる」など、ダイエット&美肌効果があるとされている。さらに、これだけの量のパクチーを食べれば、なおさら期待してしまう。

パクチーの下に潜むスープは、クミン、コリアンダーといった、14種類のスパイスをブレンドして生まれたエスニック系。スパイスもデトックス効果を促し、唐辛子も使うため、発汗作用で新陳代謝が増す効果も。実際、冬なのに食べているだけで、額から汗がにじみ出た。店主・大橋たかしさんいわく、「店名の『卍』は幸福のマーク。お客さんに幸せの源になる元気を、スパイスの力で与えたいです」とのこと。店主の気概が伝わるラーメンで元気に!

たった一杯で、一日に必要な野菜摂取量350gをクリア!
厚生労働省が推奨する、成人一人あたりの野菜摂取量は350g。しかし、同省の国民栄養調査(2010年)によれば、一日あたりの平均摂取量は281.1gと、目標の80%しか達していない。しかも、野菜の値が高騰している昨今は、より野菜を摂取するのは大変…。ところが、都内に7店舗をチェーン展開する「トナリ」の「タンメン(730円)」に使われる野菜は、一杯あたり360g。なんと一日分の野菜を一杯で摂ることができるのだ。中華鍋で炒めて野菜のカサが減り、生野菜を食べるより量を感じずに摂取できるのも、女性にとっては嬉しい。

「トナリ」は超有名店「六厘舎」系列の店だけあって、よくあるあっさり塩ラーメンのタンメンとはひと味違う。豚骨を白濁するまで炊いた骨太なスープに、ホタテの香りと旨味を加えており、“飲み応え”がある。大量の野菜から出る水分が出てスープが薄まることも計算し、塩味はやや濃いめ。麺も野菜を食べる時間を加味し、伸びづらい平打ちタイプの特注中太麺を合わせている。モヤシ、キャベツ、白菜、ニンジン、ニラなどの7種の野菜をモリモリ食べて、「体にいいことをした~」と満悦感に浸りたい。

太陽の恵みリコピンたっぷりの“トマラー”でお肌磨き
都内に16店舗が点在し、台湾進出も行った「太陽のトマト麺」。厳選された完熟トマトを使ったスープには、トマト約3個分のリコピンがたっぷりと含まれている。よく耳にする「リコピン」とは、トマトに含まれている赤い色素のこと。強力な抗酸化作用があり、老化や生活習慣病予防し、紫外線によりメラニンを生成する酵素の働きも抑える。要するに、女性が喜ぶ美白・美肌効果が狙えるのだ。

ラーメンの土台となるスープもヘルシー系。低脂肪な鶏をベースに野菜と一緒に炊き、旨味が凝縮しているのに重くない。麺には豆乳が練り込まれ、具のチャーシューも、豚ではなく鶏を使用。鮮烈な赤のスープに緑が映える、小松菜を品種改良した低農薬野菜「江戸菜」を用いるなど、細部までこだわる。だから、店名を冠した「太陽のラーメン(777円)」は、579kcalとラーメンにしてはカロリー控えめ。肝心の味も、鶏モモと鶏ガラのWスープとミネラル豊富な天外天塩が、果肉感が残るトマトソースの味を引き立てて美味。健康&美容志向で、完熟トマトの魅力を伝える一杯は「美食」と呼ぶにふさわしい。

毎日のラーメンを野菜たっぷりのラーメンに替えるだけで、ダイエットにも健康にも効果が感じられそうだ。ちょっと体型が気になりだしたら、この3杯のラーメンに頼ってみよう。
取材・文=小林智明/東京ウォーカー編集部
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