【間違った歴史】「日本は勝っている」と教えられた子どもたち…戦中を生きた祖母が語る“本当の記憶”とは【作者と祖母に聞く】

東京ウォーカー(全国版)

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親から離れて田舎に疎開してきた子どもたちを見ることもあった。その寂しさはとてもつらいものだっただろう…。

エッセイ漫画「親に捨てられた私が日本一幸せなおばあちゃんになった話」は、ゆっぺ( @yuppe2 )さんの祖母・キヨさんの人生をもとに描かれた作品である。終戦記念日にあたり、作品でも触れられている戦時中の体験について話を聞いた。

「勝っている」と信じていた子どもたち

戦時中、国民には嘘が伝えられていた!?その驚くべき内容とは?

疎開してきた子を迎える側だったというキヨさん

どうしても疎開した子どもたちを見る機会は多く…

当時、学校では「日本は勝っている」と教えられ続け、子どもたちはそれを疑うことなく信じていたという。大人も同様に「お国のために死ぬことはよいこと」と考える空気があり、価値観そのものが大きく影響を受けていた。ゆっぺさんは、そうした状況を「洗脳に近いものだったと聞いた」と振り返る。

お腹いっぱい食べることが夢だった

戦争が進むにつれ、生活はさらに厳しさを増していく。食料はほとんど手に入らず、芋の皮を食べて飢えをしのぐ日々が続いた。「お腹いっぱい食べることが夢だった」という言葉が、その過酷さを物語っている。中には、普段は口にしないようなものを食べて生き延びた人もいたという。

語られなかった壮絶な記憶の断片

作品には描ききれなかった話として、満州から帰国した親戚の女性のエピソードも語られた。身を守るために髪を切り、男性のふりをして帰ってきたその姿は、当時の恐怖を強く感じさせるものだったという。キヨさんの記憶の中でも、特に印象に残っている出来事のひとつだ。

戦争を繰り返さないために

キヨさんは「絶対に戦争はしてはいけません。勝っても負けてもどちらも犠牲が出ます」と語る。ゆっぺさんもまた、体験を漫画として残す理由について「戦争を直接語れる人が少なくなっている今、歴史を忘れてはいけない」と話す。過去の出来事を知ることが、未来を考えるきっかけになる――そんな思いが込められている。

過酷な時代を生き抜いた体験は、今を生きる人にとっても大切な示唆を与えてくれる。作品を通して、その記憶に触れてみてほしい。

取材協力・画像提供:ゆっぺ(@yuppe2)

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