高校野球スペシャル連載“ワタシ”が語る甲子園(コラム)/関西の注目校に直撃取材in大阪桐蔭

関西ウォーカー

X(旧Twitter)で
シェア
Facebookで
シェア

高校野球の強豪がひしめく関西。なかでも、夏の甲子園出場が期待される注目校の練習に潜入! 今回は春のセンバツにも出場予定の「大阪桐蔭」を取材してきた。

野球グラウンドには、選手の元気のいい声が響きわたる。あいさつやきびきびとした動きも、さすが甲子園常連校


<野球部データ>

1983年創部。甲子園には91年春に初出場し、同じく初だった91年夏の甲子園で全国制覇。以降は12年の春夏連覇を含め、優勝は計6回。現在は1、2年生で計41名の部員が大きな目標に向け、連日汗を流している。

大阪桐蔭の練習に直撃取材!


“今年の冬は寒くて、たまに凍ってました”という野球部のグラウンド。部訓である“一球同心”の旗が掲げられ、選手たちの元気な声が響き渡る。グラウンドの横を歩いていると、少し離れたところからでも選手たちが帽子をとり「こんにちは!」と挨拶してくれる姿が印象的だ。この日は外が暗くなるまでグラウンドで練習し、陽が落ちてからも屋内練習場でバッティング練習や体幹トレーニングを行っていた。

ランニングで徐々に身体を動かしていく


ランニングやウォーミングアップを終え、西谷監督の話に耳を傾ける。普段の練習から緊張感があり、みんな真剣な表情だ


グラウンドでの練習のあとは、トレーニング器具のある屋内練習場で身体作り


監督や注目選手に直撃取材!


監督や今年主力を担うであろう注目選手たちに、練習のこと、チームのこと、これからの目標などを聞いた。インタビューの合間に見せる意外な素顔や、高校野球のプロライターだからこそ知る裏話もご紹介。

“今年のチームは歴代のチームの中でもまだ10番目”と厳しい評価の西谷浩一監督


西谷浩一監督「これだけ下級生の時から試合に出ている選手が多いチームはないです。コーチ時代も含めて25年ほどチームを見ていますが、今年のチームは10番目くらいと言っています。3番以内に入らないと優勝はない。この冬に力をつけてたくましくなって欲しいです。」

◆ライター裏話◆「選手目線でチームに熱い眼差しを送っていてOBからも信頼が厚い。厳しい反面、時折冗談も交えて会話するユーモアにあふれた一面もあります。」

満場一致で主将に選ばれた中川卓也くん


中川卓也主将(サード)「センバツ出場が正式に決まっても、ここからが本当の勝負。ミーティングでは自分が先頭に立つだけでなく、各選手に仕切ってもらったりしてチームの活性化を図っています。センバツは個々の力だけでは勝てないので、チーム力を磨いてセンバツに臨みます。」

◆ライター裏話◆「歴代のキャプテンが5年連続甲子園でホームランを打っていて、6年目の期待がかかる。「プレッシャーっす(笑)」と中川くん。」

足の速さが武器の藤原恭大くん


藤原恭大(センター)「昨秋は思うようなバッティングができませんでした。今は人間性の成長なしには野球の成長はないと自分に言い聞かせて練習しています。食べる量を増やしてパワーアップに努めているので、筋力が上がってきたし打撃も少しずつ良くなってきています。」

◆裏話◆「マンガが大好きで、寮での自由時間は本棚にあるマンガを読んで息抜きするそう。実家にも数百冊のマンガがあるとか!」

冬の間にまた身体が大きくなったという投手の柿木 蓮くん


柿木 蓮(投手)「根尾 昂や横川 凱というライバルはいますが、“自分が1番を背負って投げる”という気持ちで冬の練習に打ち込んでいます。点を取られなければ負けないので、自分がとにかくゼロに抑えないと。今までは先輩の背中を見てきましたが、先輩ばかりを追わず自立していきたいですね。」

◆裏話◆「今ではエースとしての姿が印象的ですが、実は投手は目立ちたがり屋なイメージがあり嫌いだったそうです。」

沢井 史

この記事の画像一覧(全8枚)

キーワード

テーマWalker

テーマ別特集をチェック

季節特集

季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介

いちご狩り特集

いちご狩り特集

全国約500件のいちご狩りが楽しめるスポットを紹介。「予約なしOK」「今週末行ける」など検索機能も充実

花火特集

花火特集2025

全国約900件の花火大会を掲載。2025年の開催日、中止・延期情報や人気ランキングなどをお届け!

CHECK!全国の花火大会ランキング

CHECK!2025年全国で開催予定の花火大会

おでかけ特集

今注目のスポットや話題のアクティビティ情報をお届け

アウトドア特集

アウトドア特集

キャンプ場、グランピングからBBQ、アスレチックまで!非日常体験を存分に堪能できるアウトドアスポットを紹介

ページ上部へ戻る