高校野球スペシャル連載“ワタシ”が語る甲子園(コラム)/関西の注目校に直撃取材in大阪桐蔭
関西ウォーカー
高校野球の強豪がひしめく関西。なかでも、夏の甲子園出場が期待される注目校の練習に潜入! 今回は春のセンバツにも出場予定の「大阪桐蔭」を取材してきた。

<野球部データ>
1983年創部。甲子園には91年春に初出場し、同じく初だった91年夏の甲子園で全国制覇。以降は12年の春夏連覇を含め、優勝は計6回。現在は1、2年生で計41名の部員が大きな目標に向け、連日汗を流している。
大阪桐蔭の練習に直撃取材!
“今年の冬は寒くて、たまに凍ってました”という野球部のグラウンド。部訓である“一球同心”の旗が掲げられ、選手たちの元気な声が響き渡る。グラウンドの横を歩いていると、少し離れたところからでも選手たちが帽子をとり「こんにちは!」と挨拶してくれる姿が印象的だ。この日は外が暗くなるまでグラウンドで練習し、陽が落ちてからも屋内練習場でバッティング練習や体幹トレーニングを行っていた。



監督や注目選手に直撃取材!
監督や今年主力を担うであろう注目選手たちに、練習のこと、チームのこと、これからの目標などを聞いた。インタビューの合間に見せる意外な素顔や、高校野球のプロライターだからこそ知る裏話もご紹介。

西谷浩一監督「これだけ下級生の時から試合に出ている選手が多いチームはないです。コーチ時代も含めて25年ほどチームを見ていますが、今年のチームは10番目くらいと言っています。3番以内に入らないと優勝はない。この冬に力をつけてたくましくなって欲しいです。」
◆ライター裏話◆「選手目線でチームに熱い眼差しを送っていてOBからも信頼が厚い。厳しい反面、時折冗談も交えて会話するユーモアにあふれた一面もあります。」

中川卓也主将(サード)「センバツ出場が正式に決まっても、ここからが本当の勝負。ミーティングでは自分が先頭に立つだけでなく、各選手に仕切ってもらったりしてチームの活性化を図っています。センバツは個々の力だけでは勝てないので、チーム力を磨いてセンバツに臨みます。」
◆ライター裏話◆「歴代のキャプテンが5年連続甲子園でホームランを打っていて、6年目の期待がかかる。「プレッシャーっす(笑)」と中川くん。」

藤原恭大(センター)「昨秋は思うようなバッティングができませんでした。今は人間性の成長なしには野球の成長はないと自分に言い聞かせて練習しています。食べる量を増やしてパワーアップに努めているので、筋力が上がってきたし打撃も少しずつ良くなってきています。」
◆裏話◆「マンガが大好きで、寮での自由時間は本棚にあるマンガを読んで息抜きするそう。実家にも数百冊のマンガがあるとか!」

柿木 蓮(投手)「根尾 昂や横川 凱というライバルはいますが、“自分が1番を背負って投げる”という気持ちで冬の練習に打ち込んでいます。点を取られなければ負けないので、自分がとにかくゼロに抑えないと。今までは先輩の背中を見てきましたが、先輩ばかりを追わず自立していきたいですね。」
◆裏話◆「今ではエースとしての姿が印象的ですが、実は投手は目立ちたがり屋なイメージがあり嫌いだったそうです。」
沢井 史
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