【ホラー】深夜のタクシーで隣にいたびしょ濡れの知らない女…昭和期に広まった都市伝説”タクシーの幽霊”が現代によみがえる!【作者に聞く】
東京ウォーカー(全国版)
深夜のタクシーに乗り込んできた女性が、目的地に着くころには消えている――そんな「タクシーの幽霊」という都市伝説を知っているだろうか。本作は、その古典的な怪談を現代の視点で描き直したホラー漫画である。原案・飯倉義之、作画・三ノ輪ブン子(
@minowabunko
)さんによる「ただのうわさです」第2話をご紹介。
不気味すぎる相乗り客
主人公・雨森は、オカルト系の取材を請け負うライター。今回も「自殺の名所の看板を撮影してきてほしい」という依頼をこなした帰り道、タクシーに乗り込む。疲れからそのまま眠ってしまうが、目を覚ましたとき、隣には見知らぬ女性が座っていた。乗車した記憶のない“相乗り客”に、静かな違和感が広がっていく。
”タクシーの幽霊”を現代版に再構成
この物語のベースとなっているのは、昭和期に広まった「タクシーの幽霊」だ。目的地に着いたときに姿を消す、あるいは家に入ったまま戻らない――いくつかのパターンが存在するシンプルな怪談である。
三ノ輪さんは「話がシンプルで派生が生まれやすいところが都市伝説らしくて好き」と語り、その魅力を現代的に再構成している。
“ただのうわさ”で済ませていいのか
本作のシリーズ「ただのうわさです」では、「死体洗いのバイト」や「メリーさんの電話」など、古くから語られてきた怪談を現代版として描いている。
SNSやネット掲示板と結びつくことで、都市伝説はより身近なものとして立ち上がる。軽い気持ちで読んでいたはずの話が、ふと現実と地続きに感じられる瞬間がある。
知っているはずの話なのにやっぱり怖い!
「タクシーの幽霊」は昔からある話だが、時代や語り手によって細部が変化してきた。だからこそ、どこかで聞いたことがあるのに、決定的に同じではない。その曖昧さが、読者に“自分の知っている話とつながるかもしれない”という不気味さを与える。
三ノ輪さんも「大人の間で広まった話かもしれない」と語り、世代を越えて変形し続ける点に魅力を見出している。
”ただのうわさ”で片付けられない妙なリアル感
振り返ってみると、「いつの間にか消える」「家に入って戻らない」など、似ているようで少しずつ違う話を聞いたことがあるはずだ。そのどれが本当なのかは分からない。ただひとつ言えるのは、“ただのうわさ”で片付けるには妙に具体的すぎるということだ。
取材協力:三ノ輪ブン子(@minowabunko)
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