<メイド・イン・九州>リンガーハットの長崎ちゃんぽん

九州ウォーカー

X(旧Twitter)で
シェア
Facebookで
シェア

九州のロングセラー商品の秘密にせまる「メインド・イン・九州」。今回は、リンガーハットの「長崎ちゃんぽん」をピックアップ!

長崎ちゃんぽん(583円※一部地域で異なる)


長崎ちゃんぽん(583円※一部地域で異なる)


創業時からの看板メニューで一番人気。7種類の国産野菜がたっぷり入り、一杯で1日の目標野菜摂取量(※1)の約7割を摂れる。麺は無料で1.5倍から2倍に増量可能という太っ腹な一品だ。※1厚生労働省による推進値

郷土料理を広めた異色の外食チェーン


長崎発の外食チェーンで、赤いとんがり屋根がシンボルマークのリンガーハット。その看板メニューといえば、“長崎ちゃんぽん”だが、地方の郷土料理を全国へと広めたのが同社だ。創業者の米濵 豪らは、長崎で圧倒的な人気を誇り日常食でもあった“ちゃんぽん”に着目し、1974年に1号店を開店する。広々とした清潔感のある店構えは、町中にある大衆食堂のちゃんぽんのイメージを一新した。ボリュームたっぷりで低価格のおトクな一杯は、大阪万博以来の外食ブームの波に乗り、徐々に人気を博していく。

2000年代に入り、食への安全志向が高まると、全国展開の巨大チェーン店としては異例の“野菜の国産化”を宣言。“健康、安心、安全”をキャッチフレーズに、女性やファミリー向けの店舗へと転換する。これが大きな契機となり、ショッピングモールの増加と共にフードコートへの進出を拡げ、激しい外食競争を生き抜いてきた。現在、国内に650店舗以上を有し、全国制覇まで残りあと2県。そして今後は、日本に留まらず、“世界の日常食”としての未来像を見据えている。

ヒットの裏側


【写真を見る】コストが高く、市場価格に影響されやすい国産野菜にこだわる


コストが高く、市場価格に影響されやすい国産野菜への徹底は、巨大チェーンでは厳しいが、同社は全国に契約農家を持つことで一定価格での仕入れを可能に。朝採れ野菜をその日のうちに自社工場でカットし、毎日各店舗へ届けるなど鮮度へのこだわりも半端でない。そのおいしさが支持される理由だ。

【九州ウォーカー編集部】

杉山はづき

この記事の画像一覧(全2枚)

キーワード

テーマWalker

テーマ別特集をチェック

季節特集

季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介

いちご狩り特集

いちご狩り特集

全国約500件のいちご狩りが楽しめるスポットを紹介。「予約なしOK」「今週末行ける」など検索機能も充実

お花見ガイド2024

お花見ガイド2024

全国1300カ所のお花見スポットの人気ランキングから桜祭りや夜桜ライトアップイベントまで、お花見に役立つ情報が満載!

CHECK!今が見頃の花見スポットはこちら

ページ上部へ戻る