「親方」「どすこーい」あだ名がひどい!体型を笑われ続けた女性が告白された!?過去の“罰ゲーム”のトラウマが頭をよぎる!!【作者に聞く】
東京ウォーカー(全国版)
体型や歯に衣着せぬ物言いを理由に、会社の男性社員たちから「親方」と呼ばれている青島春菜。陰口やからかいにも負けずに生きてきた彼女だったが、ある日突然の告白によって心を大きく揺さぶられることになる。そんな『アオハルがはじまる〜ぽちゃこの春は突然に〜』を描いた夏野ばな菜(
@NatsunoBanana
)さんに作品への思いを聞いた。
からかわれ役が当たり前だった春菜
春菜は社内の男性社員たちから「親方」と呼ばれ、飲み会でも陰口の対象になっていた。女性社員を助けても悪意ある噂を立てられ、帰り道には「足りなかったろ、ここの飯じゃ」「豚骨ラーメン食いに行くぞ」「共食い、共食い!」と心ない言葉を浴びせられる。それでも春菜は「豚の体脂肪率はトップモデル並みだ!」と言い返し、軽やかに撃退してみせるのだった。
突然の告白にまさかの反応
そんな春菜を見つめていたのが、目立たない存在の宇土だった。宇土は意を決して「俺と付き合ってください」と告白。しかし春菜は「何の罰ゲームか知らんが」「もう二度とだまされない」と言い残し、その場から走り去ってしまう。どんな悪口にも動じなかった春菜が、なぜ告白には激しく動揺したのか。その背景も気になるところだ。
“自分らしいヒロイン”へのこだわり
夏野さんは、本作を「不遇な扱いを受けていたヒロインが、自分だけのヒーローと出会い、ハッピーエンドになるシンデレラストーリー」と説明する。ただし、描きたかったのは一般的な恋愛漫画に登場する華奢で儚げなヒロインではなかったという。
「“ぽっちゃり”も“気が強い”も個性であって、そこはチャームポイントとして推していこうよ!という想いが根本にありました」と語り、最後まで春菜が自分らしさを変えずに幸せになることを大切にしたそうだ。
悪気のない悪意をリアルに描く
作中に登場する「親方」や「共食い」といった言葉も印象的だ。夏野さんは「自分が言われたら嫌だなと思う言葉を詰め込みました」と明かす。「こんな言葉を本人に言わないでしょう、普通」というセリフをあえて悪気なく言わせることで、“笑いの延長”として発せられる悪意の怖さを表現したという。
現在はサラリーマンたちの日常を描くラブコメ漫画『SSS』も連載中。また本作は縦読み漫画として制作されており、仕事で培ったタテヨミ漫画の経験を生かして描いた作品でもある。
傷つきながらも自分らしく生きる春菜と、不器用ながらまっすぐ想いを伝えた宇土。2人の恋の行方はぜひ本編で見届けてほしい。
■取材協力:夏野ばな菜(@NatsunoBanana)
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