【ホラー】「赤い女に気をつけてください」ポストに届く不気味なビラ…「身近な怪談」を目指したツイキャス「禍話」がコミカライズ【作者に聞く】

東京ウォーカー(全国版)

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郵便受けにおかしなメモが入れられていたりポスターが破られていたり…マンションで不気味なことが続く…。画像提供:(C)原作 かぁなっき・作画 大家/KADOKAWA

毎週土曜日23時から配信されている怪談ツイキャス「禍話」で語られた人気エピソード「赤い女のビラ」が、大家さんによってコミカライズされた。本作は、大学生の身に降りかかる不可解な出来事を描いた実話怪談をもとにした作品である。今回は、原作者・かぁなっき (@magabanasi) さんと作画を担当した大家 (@ksyjkysk) さんに、制作への思いや見どころを聞いた。

不気味なビラから始まる怪異

赤い女のビラ1画像提供:(C)原作 かぁなっき・作画 大家/KADOKAWA

赤い女のビラ2画像提供:(C)原作 かぁなっき・作画 大家/KADOKAWA

赤い女のビラ3画像提供:(C)原作 かぁなっき・作画 大家/KADOKAWA

大学生の主人公は、ある日、自宅マンションの集合ポストで奇妙な手書きの便箋を見つける。そこには「赤い女に気をつけてください。インターホンを執拗に押してきたり、ノックを執拗にしてくる全身真っ赤な女性には注意してください」と書かれていた。文章は漢字やカタカナが入り混じり、日本語もどこか不自然。

不気味なビラは管理人が対策を講じても投函され続け、やがて主人公はマンションで赤い服の女を目撃する。そして深夜、玄関のドアを激しくたたく音とインターホンの連打が響き渡る。ドアの向こうから聞こえてきたのは、ビラに書かれていた警告そのものだった。

怪談をさらに恐ろしくした表現力

本作をコミカライズすることが決まった当時について、かぁなっきさんは「とても嬉しかったのですが、同時に『こりゃ生半可なものは作れないな。キッチリしたものを作らないと、今まで話してきたお化けの皆さんに申し訳ないな』と思いました」と振り返る。また、「大家さんが独自に描いてネットで公開していた『アイスの森』『扇風機の家』が素晴らしい出来だったので……了承して頂けて良かったです」と制作の経緯を明かした。

完成した漫画については、「期待通りというか、それ以上でした」と絶賛。「『で、どうする?』は元より怖い話になったんじゃないでしょうか」「『お化けになった友人との距離感』がこんなに自然に表現できるなんて、『とんでもない人だなぁ』と思いました」と、その表現力を高く評価している。

日常だからこそ怖い!令和版怪談

本作の魅力について、かぁなっきさんは「大家さんのスゴイところは、日常→お化けが出現して大変→また日常に戻る、という流れが無理なくスムーズになっているんですよね」と語る。さらに、「各話の登場人物がどこにでもいるような親近感が湧く人物として描かれている」と、そのリアリティーにも触れた。

一方、大家さんは「『赤い女のビラ』については、本作のキーワードである『赤い女』を特徴的な見た目にせず、あえてどこにでもいるような風貌にしました。『もしかすると自分の近くにも…』と思ってもらえたらいいなと考えました」と制作意図を説明。また、「読んでいる読者の方に怪異を身近に感じていただけるように、怪異を体験する主人公側の日常風景が伝わるよう描きました」とこだわりを明かした。

怪談ファンの間で人気を集める「禍話」の世界観を、リアルな日常描写とともに味わえる一冊。ページをめくるたび、静かに忍び寄る恐怖を体感できる。

■取材協力:かぁなっき(@magabanasi)・大家(@ksyjkysk)

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