【結末にゾク…】誰も知らない間にカカシが増える村…「調べてみようかね」→少年が運んだカカシの恐るべき正体【作者に聞く】
東京ウォーカー(全国版)
電車やバスでの移動時間など、スマホで手軽に漫画を読んでみてはいかがだろうか。今回は、的野アンジ(@matonotoma)さんの漫画『僕が死ぬだけの百物語』(小学館)内の一篇「カカシ村」を紹介する。本作は「少年サンデーS(スーパー)」および「サンデーうぇぶり」で連載された全10巻のホラーオムニバス漫画だ。その第5巻に収録されたエピソード「カカシ村」は、“日本一のカカシ村”と呼ばれる農村を舞台に、少年が遭遇する恐怖を描く。
増え続ける精巧なカカシの謎
少年の住む村が“日本一のカカシ村”と呼ばれているのは、村おこしや伝統が理由ではない。誰も知らない間に、精巧な顔のカカシが村に増え続けているからだ。ある日、片付けの現場に出くわした少年は、カカシを運ぶのを手伝う。カカシが現れ始めた時期について尋ねてみたものの、周囲の大人も「この機会に調べてみようかね」と言うばかりで、出所などはっきりとしたことはわからなかった。
1話完結で読者を引き込む多彩な切り口
一口にホラーといっても、本作の切り口は多彩だ。怪奇現象が中心人物を襲うものから、傍観者のように語られるもの、ホラーそのものよりそれを取り巻く人間の恐ろしさを感じるエピソードまで幅広い。「積極的に向き合うようになってからは、人の心をこんなにも揺さぶり、それでも思わず見てしまう力を持つ『ホラー』の魅力に気づかされました」と的野さんが語るように、1話完結の短いページ数で読者を引き込む。さらに「百物語として誰かが語る形なので、語り手の趣味嗜好によって話の傾向が変わると思います。全体的に偏りが出すぎないようにも気をつけています」と、全100話の連載で意識した点を教えてくれた。
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