実はレア! 桜前線の終着点で見る“日本一遅い桜”とは

2018年4月6日 11:00更新

北海道ウォーカー 志田尚人

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2月から日本列島を北上していた桜前線が、最後に到達する地とされているのは、北海道の根室市。なかでも「日本で一番桜の開花が遅い場所」として、ここ数年注目されている桜の名所が清隆寺です。

エゾヤマザクラと比べて高さが非常に低いが、香りが強いチシマザクラ

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開花はなんと、ゴールデンウィーク明けの5月中旬です。清隆寺で見られるのは、チシマザクラという種でレアな桜。北海道で一番ポピュラーな桜であるエゾヤマザクラが高さ7~15メートルまで育つのに対し、チシマザクラは高さ3メートルから4メートル。かわりに高さが低い分、細部まで花を観察できたり、その香りを近くで楽しむことができます。

境内に咲き誇る桜。花を目の当たりにできる

また、花は咲き始めと満開で花の色を変え、薄いピンクから白、中には咲き終わりに虹色へと変わるものもあるとか。「チシマザクラは、咲いてから1週間ぐらいで散ってしまいます。そして、花の香りが強い!」と、副住職の細川大憲さんは教えてくれました。

そもそも、このチシマザクラは、北方領土の国後島で咲いていたものだったといわれています。とある檀家がその桜を島から持ち帰り、自宅の庭に植樹したのが始まり。花を咲かせるようになった頃合で、この桜が清隆寺へと寄贈され、現在、本堂前を鮮やかに彩っているのです。

北の、そのまた先からやってきたチシマザクラ。桜前線の終着地で良い香りを漂わせ、日本最後の春を楽しませてくれます。

清隆寺 ■見ごろ:5月中旬~下旬 ■本数:約30本 ■ライトアップ:なし ■住所:根室市松本町2-2 ■電話番号:0153・23・2942 ■料金:無料 ■時間:日の出から日の入りまで ■駐車場:20台(無料)

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