「孤独のグルメ」第2話舞台の「マッシーナメッシーナ」で“胃袋の実家”に帰省しませんか?

東京ウォーカー

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現在、超人気ドラマ「孤独のグルメ」と「おひとりさま専用Walker」は、新章Season7放送を記念し、特別にコラボ企画による短期連載を敢行中だ。これまで、主人公の井之頭五郎に扮する松重 豊さんへのインタビューや登場したお店の紹介などをしてきたが、本稿はそのラストにあたる。今回は4月13日に放送された第2話目を“聖地巡礼”する形でレポートしていこう。

五郎さんがひとりバイキングをした東京・経堂の「マッシーナメッシーナ」。自炊の苦手な一人暮らしのおひとりさまには特にうれしい品が揃う


民家を改築したダイニングで家庭料理のバイキングを


お店の名前は「マッシーナ メッシーナ」。ドラマでは「東京都世田谷区経堂の一人バイキング」というタイトルで放送されたが、まず場所がすごい。Season7のテーマは「世間にはあまり広く知られていない街での素晴らしいグルメとの出会い」であるが、確かに納得できる。最寄り駅は経堂で徒歩約8分の場所だが、周りは住宅街。しかも、店自体が一軒家なのだ。

気付かなければ素通りしてしまいそうな外観。手作りの看板が目印だ


店内はきわめてアットホーム。とはいえ、それは当然。民家のリビングとダイニングを改築してレストランにしているからだ。ここで五郎さんは多彩な料理を自由に盛り付け、ほぼ全品制覇。ドラマを見た人ならご存知だろうが、ここはおひとりさまでも楽しめるバイキングの一軒家レストランなのだ。

テーブル席と掘り炬燵の座敷がある。おひとりさまがゆったりとくつろげる、温かみのある雰囲気


ひとりで一軒家バイキングに訪れた五郎さん(「孤独のグルメ」第2話より)


料理は多種多様。季節によって使う野菜などは変更されるものの、味付けなどは毎日同じレシピで提供される。だが実にバラエティ豊かなラインアップで、栄養価の高い手作り惣菜のオンパレード。飽きることのない魅力が、このバイキングには満載なのだ。

1,500円のバイキングは色とりどりで、和洋中さまざまな内容。野菜がふんだんに使われており、優しい家庭的な味わいも魅力だ


取材を担当したフードライターの中山(おひとりさま)が実食。いざ、いただきます!


ギニアの希少な「マフェ」はご飯が進む必食の煮込み料理


次は料理を詳しく紹介していこう。なお、五郎さんは「全品制覇したくなるのがバイキンガーの性」と意気込んでいたが、その一方で「バイキングは浮き足立ったら崩壊する」とも心得ている。多彩なごちそうを前に、はやる気持ちを抑え、慎重に盛り付けていこう。

バイキングは慎重に…(「孤独のグルメ」第2話より)


五郎さんが食べた料理とほぼ同じ内容がこちら。器も数タイプ用意されており、自分好みの盛り付けで楽しめる


ご飯は栄養価の高い雑穀米。味噌汁はいりこダシが効いており、豆腐や油揚げといった具もしっかり。基本からして、すべてに手間と心がこもっている。五郎さん同様、誰しもが心をつかまれること間違いない。

左下に見えるのは、ワサビ塩で食べるのがオススメとして登場した枝豆豆腐


マッシーナメッシーナの美食を前にした五郎さん(「孤独のグルメ」第2話より)


「カレー味が新たな食欲を引き出す」と絶賛されたキンピラゴボウ、「俺はこれを隠して持って帰りたい。かゆいところに手が届きすぎて、旨さで堕落しそう」と言わしめたタラモサラダ、「春夏秋冬いつでもほしい」とうならせた冷やし中華などなど。量はもちろん、おいしさでも満足できること必至だ。

ぜひ食べておきたい希少なメニューが「マフェ」。ギニアの煮込み料理で、インド系のカレーとは一味違う旨味やスパイス感を楽しめる


中でも、ほかでは味わえない一品が「マフェ」。トマト、玉ネギ、ニンジン、ナス、ニンニクなどを手羽元と一緒に煮込むギニアの家庭料理だ。味の決め手はピーナッツバター。独特の甘味やコクを生かしながら塩や一味唐辛子で味付けし、本場のおいしさを再現している。カレーライスのように、ご飯と共によそって食べよう。

五郎さんに“胃袋の実家”と言わしめた美食の数々(「孤独のグルメ」第2話より)


隠れ名作のカレードリアとペアリングメニューもチェック


劇中、五郎さんの会計時に焼き上がって、出てきた料理がある。つまりは食べられなかったということだが、「また来る口実ができた」と言わしめたのがドリアだ。今回の取材ではこちらにもありつくことができたので、五郎さんに代わって特別に紹介しよう。

黄金色に輝くドリア。その奥は、五郎さんが雑穀米と一緒に食べたマカロニグラタンだ


このドリアもご飯は雑穀米で、しかもその上にはキーマカレーとチーズがたっぷり。そう、カレードリアなのである。玉ネギの甘味と一つになった挽き肉を、華麗なる香りで魅惑のテイストに昇華するスパイス。それらを濃厚な旨味によって包み込むチーズ。同店を訪れたら、焼き上がりのタイミングをぜひチェックしたい逸品だ。

ほっこりとした五穀米に、ピリッとしたキーマカレーと濃厚なコク旨チーズ。折り重なる豊かな風味とのメリハリ感がたまらない!


五郎さんは昼食として訪れたが、「マッシーナ メッシーナ」はお酒も満喫できる。そこで、飲みながら楽しみたいおひとりさまのために、ペアリングにオススメのメニューも紹介しよう。

ワインは赤と白があり、どちらもグラス500円。南アフリカ産というのが大きな特徴だ。そのほかビールは小瓶500円、大瓶800円


チョイスしたお酒は赤のグラスワイン。合わせたおつまみは豚しゃぶ、キュウリとトマトの塩麹和え、キンピラゴボウ、タラモサラダだ。まずはこれらを前菜として小鉢で味わい、そのあとでマフェやドリアなどをメインに楽しんではいかがだろう。

五郎さんが座ったのは、窓側のテーブル席。“聖地巡礼”の際には要チェックを


同店は現在、時間を区切っての予約制となっており、夕方までの営業。ただ、土曜日も営業しているので、平日に休めない人でもチャンスはある。「ここはまるで、俺の胃袋の実家だ」「旨い家庭の味が恋しくなったらこの家に帰ってこよう」とは五郎さんの台詞だが、まさにその通り。優しい味わいの料理に、おひとりさまは感動することうけあいだ。

取材・文=中山秀明/撮影=後藤利江

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