グラスの形で味が変わる?「アルパカワイン」でテイスティングしてみた
東京ウォーカー(全国版)
お花見やピクニックなど、外でお酒を飲む機会が増えるこれからの季節。最近ではビールや日本酒に加え、野外でワインを楽しむ人も増えているという。
そんなときによく使われるのはプラスチック製のコップ。簡単に捨てられて便利だが、実はワイン本来の風味を楽しめていないかもしれないのだ。

記者は今回、ワイングラスの老舗ブランド・リーデルのグラスを使用し、アサヒビールが販売する「アルパカ」ワインを飲み比べる、テイスティングイベントに参加してきた。
結論から言うと、これまではワインを飲むときのグラスなど気にも留めていなかったが、グラスの形状により風味の印象が大きく異なることに、驚きを覚えた。

チリワイン「サンタ・ヘレナ・アルパカ」は、3年連続で“輸入ワイン市場売上容量No.1”を誇る、デイリーワイン。どんな料理にも合わせやすいバランスのとれた味わいと、コストパフォーマンスの高さで人気を呼んでいる。
今回は数あるラインアップの中から、「サンタ・ヘレナ・アルパカ・ロゼ」と4月3日に発売された新商品「サンタ・ヘレナ・アルパカ・プレミアム・シャルドネ」「サンタ・ヘレナ・アルパカ・シラー」を試飲した。

テイスティングに使用したのは、“リーデル・オー”と呼ばれる、脚なしのワイングラス。アウトドアなど、カジュアルなシーンにうってつけのグラスだ。参加者の前には3種類のリーデル・オーグラスとプラスチックコップが用意された。
まずは「サンタ・ヘレナ・アルパカ・ロゼ」を1番口径のせまいグラスに入れ、スワリング(グラスを回しワインの香りを広げること)した後、プラスチックコップに移し替えた。空になったグラスに顔を近づけると、チェリーを思わせるさわやかな果実の香りが、華やかに広がる。
次に、ワインが入っているプラスチックコップの香りを嗅いでみると、そこには確かにワインそのものが入っているにも関わらず、空になったグラスと比べて明らかに香りが薄い。急に自分の鼻が詰まってしまったのかと思うほど、その差は歴然だった。

リーデルの担当者によると、理由はグラスの形状にあるそうだ。一般的なプラスチックコップは飲み口が外に広がっているが、リーデル・オーグラスは飲み口がすぼまっている。この形状の違いが、香りや味に影響を与えるのだという。
実際に飲み比べてみても、味の違いを実感できた。プラスチックコップで飲むと、舌からこぼれたワインがすぐ口中に広がるため、体温で温度が上がりやすく、アルコールを強く感じやすくなったり、苦味や酸味のバランスが変わってきたりするそうだ。
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