<福岡うどん愛>具だくさんのぶっかけが旨い!豊前裏打会の新顔「うどん兎屋」

九州ウォーカー

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もっちりで引きのある麺と上品で風味豊かなダシが支持される、「津田屋官兵衛」(北九州市小倉南区)が総本家の「豊前裏打会(ぶぜんうらうちかい)」。このうどんに魅せられ、うどん職人の道を志した店主も多い。2017年10月、福岡市南区野間に誕生した「うどん兎屋」の店主・津茂谷(つもや)卓史さんもそのなかの一人だ。

地元民の心をつかむ具だくさんのぶっかけうどん


旬の食材が楽しめる「ぶっかけうさぎ」(写真は冷)。この日の野菜天は、芽キャベツとつぼみ菜の串揚げ、レンコン、ナスの3種


オープン以来人気なのが、店名をメニュー名に取り入れた「ぶっかけうさぎ」(700円)。1本の長さが約10cmというゴボウ天や季節に合わせて旬の食材を使う野菜天、揚げ出し豆腐など具だくさんでボリューム満点だ。津茂谷さんの奥様が考案したという、うさぎをかたどった大根の甘酢づけも愛らしい。温と冷があり、その日の気候や気分にあわせて注文できる。

店主の津茂谷さんが研究に研究を重ねて考案したという「坦々うどん」


創作うどんにも意欲的だ。「坦々うどん」(680円)は、独自製法で作ったゴマのペーストをうどんダシでのばして作ったあっさり味のスープが特徴。春菊を使うことで、彩りだけでなく、辛味に変化をもたらす。

細かな気配りと温かなおもてなしでファンが拡大中


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店主の津茂谷卓史さん。豊前裏打会との出合いがうどん職人を志すきっかけになった


津茂谷さんは店を開業する前、豊前裏打会の人気店「大地のうどん」に約7年在籍し、店長も務めていた。そこで培ったうどん作りのノウハウは、「うどん兎屋」でもしっかりと生かされている。店内で作る半透明でもっちりとした麺は、天候などにあわせて熟成時間に気を配り、その日一番良い状態で用意。スープのダシは昆布とカツオがベースで、程よいバランスの優しい味わいに仕上げる。食材は味や季節感だけでなく、食感も意識。食材が織り成すハーモニーで私たちを五感を楽しませてくれる。

カウンター席とテーブル席を配する店内。卓上の薬味は一味唐辛子のみだが、希望すればゆず胡椒も用意をしてくれる


「うどん兎屋」の店名には、「うさぎのようにお客様にかわいがってもらえる店にする」という思いが込められている。店内は、壁掛けの絵やぬいぐるみなど“うさぎ”がいっぱい。豊前裏打会の硬派なイメージと異なるアットホームな雰囲気が、女性やファミリーを中心にオープン時から多くの支持を集める理由といえるだろう。

かわいらしくディスプレイされた待合スペース。手作り感がアットホームさを演出する


まだある!注目メニューを一挙紹介


【写真を見る】「ごぼう天うどん」。別皿で用意されるゴボウ天は1本の長さが約10cmで、揚げたてサクサク!


「ごぼう天うどん」(480円)も要チェックだ。「うどん兎屋」の代名詞ともいえるウサギの耳をイメージしたゴボウ天は、揚げたてのうえ別皿で用意されるため、アツアツサクサク。トッピングで注文しても130円という、コストパフォーマンスの良さもうれしいかぎりだ。

「他人丼」。塩・コショウをベースに、ショウガを効かせたうどんダシでさっぱりといただく


ご飯メニューは、ミニ丼(各300円)といなり(150円・2個)がある。ミニ丼は、「かつとじ丼」「他人丼」「野菜天」の3種。お腹いっぱいになりたいときは、「かけうどんミニ丼セット」(650円)や「ミニうどんミニ丼セット」(600円)を選ぼう。

「野間四丁目」交差点近くに店を構える。白いウサギのシルエットが目印だ


[うどん兎屋]福岡県福岡市南区野間4-1-35 / 092-512-2575 / 11:00~15:30(LO)、17:00~20:00(LO) / 日曜定休

【九州ウォーカー編集部/文=西田武史(シーアール)、撮影=本田純一】

西田武史(シーアール)

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