「俺の金をどう使おうと自由だろう」と言い放つ夫VS妻にスイーツを買って帰るエリート夫!?「どちらかの家庭が崩壊する漫画」が波瀾万丈【作者に聞く】
東京ウォーカー(全国版)
妻にスイーツを買って帰る優しいエリート夫と、無職でギャンブルにのめり込み「俺の金をどう使おうと自由だろう!」と言い放つ夫。どちらが理想の結婚相手かと問われれば、多くの人は前者を選ぶだろう。しかし、一見幸せそうな家庭には誰にも見えない裏の顔が隠されていた――。対照的な2つの家庭を描いた横山了一さん
(@yokoyama_bancho)
の話題作「どちらかの家庭が崩壊する漫画」の誕生秘話を聞いた。
対照的な2つの家庭の妻がママ友に
エリートサラリーマンが暮らす整った家庭と、無職の夫がいる荒れた家庭。正反対の環境で生きる2人の妻が友情を育み、それぞれの人生を切り開いていく姿を描いた本作は、2022年末に「大晦日までにどちらかの家庭が崩壊する漫画」としてSNSで大きな話題を呼んだ。
上下で描く対比が生んだ緊張感
本作の原点について横山さんは、前シリーズ「いつかポジションが入れ替わる二人」で試した、上下で異なる人生を描く手法をさらに発展させたいと考えたことがきっかけだったと語る。「このときの手法をもっと膨らませて、ドロドロした設定の漫画を描けないかな、と思って始めたのが『大晦日にどちらかの家庭が崩壊する漫画』です」と振り返る。
また、家の雰囲気を極端に分けた理由については、「ギャップがあったほうがおもしろいかなと思い、シンプルにエリートとヤンキーという設定にしました」と説明。「ヤンキーの家が実はいい家」という軸は当初から決めていた一方で、そのほかの細かな設定は描き進めながら固めていったという。
毎日更新!だからこそのスピード感
SNS連載ならではの制作スタイルも本作の特徴だ。「取りあえず描いてみて、ウケがよければ続きを描いていくということが多いです。計算して描いて外すとダメージが大きいので(笑)」と横山さん。毎日更新していた当時は、更新日の午前10時頃から描き始め、約1時間半で完成させて正午に投稿する生活を続けていたという。
「習慣化すると楽に描けるんです。生活の一部になるので、ストレスを感じなくなるんですね」と明かし、「僕はネーム(コマ割りや構図、ストーリーをページごとに大まかに作っていく作業)を作るのが好きなんです」と制作への思いも語った。
崩壊する家庭の行方は…!?
毎日更新だからこそ生まれたテンポのよい展開も本作の魅力である。横山さんが「ヤンキーの家が実はいい家」と語っていることから、どちらの家庭が崩壊へ向かうのか想像を巡らせるのも楽しみ方の一つ。何より、エリート夫・シュウが抱える闇の正体から目が離せない。
■取材協力:横山了一(@yokoyama_bancho)
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