今年のGWは高知で決まり! 『志国高知 幕末維新博』第二幕がスタート!
東京ウォーカー
『志国高知 幕末維新博』って何ぜよ?

『志国高知 幕末維新博』は、大政奉還150年や坂本龍馬暗殺150年を迎えた昨年から始まり、現在も開催中の幕末博覧会。高知県内各地のミュージアムや文化施設、偉人ゆかりの地をめぐる周遊型のビッグイベントで、県内各所で様々な企画が催されている。歴史的価値の高い史料やグルメに出し物、アトラクション、幕末の土佐が生んだ偉人たちに触れることで、高知の魅力を満喫できるイベントだ。
その第二幕が、いよいよ4月21日(土)に開幕! 【ボクらの維新通信社2018】は先日行なわれた記者会見を取材。第二幕の見どころと会見の模様をお届けします!
坂本龍馬記念館がグランド・オープン!

記者会見で最も注目されたのは、第二幕のメイン会場となる高知県立坂本龍馬記念館。昨年春からリニューアル工事に入っていた同館が、第二幕の開幕と同時にグランド・オープン!

坂本龍馬直筆の手紙や、幕末維新期の土佐藩のおもしろさがわかる史・資料を展示する新館、龍馬や板垣退助、山内容堂、岩崎弥太郎など100人を超える偉人たちの息吹が感じられる写真館(本館1階)、芝居小屋のような見せ方で龍馬の生涯を体験できるパビリオンなど、中身も装いも新たに。坂本龍馬や幕末のファンはもちろんのこと、最近注目されているミュージアムめぐりに訪れるのも楽しそう♪

この龍馬記念館に先駆けて、土佐清水市のジョン万次郎記念館も4月1日にリニューアル・オープン。NHK大河ドラマ『西郷どん』で劇団ひとりが快演したこともあり、ただいまジョン万人気が急上昇中。荒波を越えてアメリカに渡り、学問に励んで帰国し、日本の目を西洋に開いたスピリッツに触れたい!
第二幕では明治維新150周年の今年に相応しく、自由民権運動をリードした板垣退助や、三菱財閥を築いて日本経済を発展させた岩崎弥太郎など、明治期の政治家や財界人、思想家などにもスポットが当てられる。彼らにちなんだ様々なイベントが予定されているので、今後の発表にも注目したい。
“平成の海援隊”プロジェクト!

記者会見では、続いて“平成の海援隊プロジェクト”が発表された。坂本龍馬が果たせなかった夢を受け継ぐ新プロジェクトで、高知県とパートナシップを組むアパレルや玩具、ゲームなどのショップ、メーカーの代表が意気込みを語った。
スポーツウェアを手掛けるatmosは、東京やニューヨーク、バンコクなど各国に販売網を持つ強みを活かし、高知県とのコラボ商品を通じて“地方”の魅力を世界に発信していく。

ヴィンテージ・アパレルブランドのBerBerJinとWARE HOUSEは、ジョン万次郎をオマージュしたデニムを再現し、4月21日にお披露目と予約販売を開始!

DDホールディングスは、土佐料理レストラン『わらやき屋』で維新博にちなんだメニューを考案。またランチョンマットでも維新博とコラボして、土佐文化を発信していく。

タカラトミーは、トランスフォーマーと高知のコラボ計画が極秘で進行中。極秘と言いながら、会場にはコンボイ総司令官の姿が。6月21日に計画の全貌が明かされるとのことで、当通信社は続報を追いかけます!

オンラインゲームを開発・提供するDeNAは、自社コンテンツの5タイトルに高知の幕末志士や農産物、海産物を登場させる予定。

「四国一小さな町」の高知県安芸郡田野町で、「旧岡家住宅」庭修復プロジェクトに取り組んできたタレントのユージも登場。プロジェクトリーダーを務めたユージがイラストを施した、屋根一面の案内看板も4月に公開される。また、田野町土産のセットをユージがプロデュースする計画も進行中。

“平成の海援隊プロジェクト”は、かつて坂本龍馬が全国から同志を集めたように、今後も志を同じくする仲間を募り、プロジェクトを広げていくとのこと。一般的には自治体の企画は地味だったり若い人たちにはちょっと……というものもある中、スマホのゲームありグルメありアパレルあり、そしてコンボイもありで、今後の展開が楽しみだ!
知事が熱弁! 龍馬の“繋ぐチカラ”
通信社取材チームは尾﨑知事に突撃。維新博第二幕への思いを語ってもらった。「高知県には、坂本龍馬を中心に、幕末維新に活躍した人々の生家やゆかりの地がたくさんある。腰を据えてゆっくり維新博それぞれの会場をめぐってほしい」と知事。高知の“文化”や“人”を感じられるスポットとして、「ひろめ市場」を挙げた。

「維新博の地域会場に足を伸ばしたら、ぜひその地域の居酒屋に足を運んでもらいたい。土佐人は酒を飲んだら一発で友達になる」。また「誰とでも仲間になろうとする気質こそ、龍馬が最も得意とした“繋ぐチカラ”」と締めくくった。龍馬ファンはじ~んときちゃう言葉だろう。
尾﨑知事再びお願いしまっす!

我らはもっと知事の話を聞きたくて、会見後、さらに単独取材の時間をいただいてしまった。より突っ込んで『志国高知 幕末維新博』第二幕の魅力を聞いた。まず第一幕との違いについては、「見せ方が“広く”、“深く”なっているんです。龍馬記念館も博物館仕様にできたし、あわせて関連の施設、地域会場もそれぞれバージョンアップできた。“広く”という意味では、維新後の自由民権運動や産業革命についても新たにお見せできるようになった。実はあんまり有名じゃないけど、産業革命期に活躍した人物もいるんです。片岡直温(日本生命創立時の副社長)の生家なども整備しています。土佐っていうのは創造者が多かった。そういうものもぜひ見ていただきたい」と知事。今後の展望については、「高知の観光の目玉といえば、やっぱり“食と歴史と自然”。食は“高知家”で、歴史の面は幕末維新博の第一幕と第二幕で磨き上げをしています。これらは今後も継続して、あわせて自然についてやっていきたい。大きなキャンプ場とかもできていきますよ」と締めくくった(今度こそ)。目を輝かせて語る知事もまた、土佐に生まれた創造者なのだなあ、と感じた維新通信社(の晴野未子通信員)なのでした。
今週の『西郷どんナナメ斬りッ!』

幕末維新が大好きな俳優や声優、歴ドルたちが、NHK大河ドラマ『西郷どん』を多角的に語るトーク動画。今回は第11回と12回をまとめてお届け。第11回のメインテーマだった「将軍継嗣問題」について、初心者には小難しい幕末のキーポイントをメンバーなりに噛み砕いて解説。第12回からは安政の大地震を軸に、江戸だけではなく土佐の被害も紹介。ドラマには1ミリも出なかった藤田東湖の無念(?)や、新たに生まれたコーナー「紀行死予想」など見どころたっぷりです!
ボクらの維新通信社2018/晴野未子、ロバート・ウォーターマン
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