梅本まどかのライダー×ライター Vol.17 〜奥三河の山奥で、初めての感動に出合う〈後編〉～

東海エリアとバイクを愛する梅本まどかが、御自慢のホンダCB400に乗ってオススメのおでかけコースと立ち寄りスポットをご紹介。読者から反響があったコースや、編集部が「知らなかった…」と思ったステキなコースは、東海ウォーカーのドライブ特集に掲載されるかも。今回は、愛知県東部・奥三河に位置する新城市のツーリング、後編です！

1425段の石段の先には、鳳来寺と絶景が！

こんにちは、梅本まどかです。今回のツーリングの行き先は、山々に囲まれた愛知県新城市。前編では、河津桜の桜並木や、「道の駅 もっくる新城」に立ち寄ったあと、鳳来寺山を訪れました。

鳳来寺山の参道は麓から1425段の長い石段があるので、ひたすら登り、鳳来寺に到着。たどり着いた達成感と景色の美しさに感動して、いざ下山、というところから後編がスタートです！

来た道をまた降りていくと、分かれ道で休憩している2組の夫婦がいました。その方々から、「馬の背岩展望台」という場所を通って下山できるルートがあると聞いたので、そちらへ行ってみることにしました。

険しい山道で、ちょっと心配になりながら進むと…

これが、私は簡単に考えすぎていたようで…、行ってみると、なかなか険しい山道。そういえば、すれ違う人は山登り用のステッキを持参していました。だんだん心配になりつつ、それでも案内看板と感覚を頼りにどんどん進んでいくと、一本道の先に展望台を発見しました！

その一本道から見た景色は本当に絶景で、空気も格別に清々しい！本当に素晴らしくて、今まで味わったことのない感動でした。展望台には休憩している女性がいましたが、その方はちゃんと登山用のステッキなど準備ばっちりで来ていました…(笑)。

その方に麓まではどれくらいか尋ねてみたら「すぐですよ」と教えてくれたので、勇気をもらっていざ再出発！

帰り道で、あわや迷子に!?

が、しかし！展望台から下る道がさらに険しく、しかもどの道を進んでいいかわからず、3回くらい同じ道を行ったり来たりして悩み、心が折れかけました…。

それでも自分を励ましながら進むと、水の音が聞こえてきて、うれしくて思わず小走り。行きに見かけた赤い橋を発見した時は少し泣きそうになりました(笑)。そして無事、行き道で通った石段のルートに戻ることができました。登りではあんなに大変だった階段が、とても楽に感じました。

この経験で少し成長した気がします。メンタルが強化されました(笑)。登山は大変でしたが景色は本当に絶景で、すごく楽しかったです！でも、1人で行くよりも誰かと行くことをオススメします。1人で行く場合は、必ず登山の準備をしっかりして行ってくださいね。

次の目的地は、なんと定休日！

思いがけず、下山に時間がかかってしまいました。お腹もすいたので、急いで次の目的地へ！向かったのは「道の駅 鳳来三河三石」です。

ここまでは長いストレートな道路！登山で汗をたくさんかいていたのですが、気持ちよく走れたのでスーッとしました。到着すると…なんとお休み(涙)。

仕方ないので、水分補給だけして次の目的地へ。また同じ道を戻りました。この道を通れたのがうれしかったので、お休みは悲しかったけど、「ここを通れたからまぁいっか♪」と、前向きな気持ちになり、テンションが上がってきました！

日本の滝100選の「阿寺の七滝」へ

走っているとお腹がすいていたことも忘れてきました(笑)。そして、だんだんと山の中へ。ワインディングロードと、川の音や自然の空気を楽しみました。

そうしてたどり着いたのは、「阿寺の七滝」です。駐車場にバイクを止めて、そこから15分くらい歩きました。道沿いには川が流れていて、緑がたくさん。大きな木もありました！

阿寺の七滝は、日本の滝100選に選ばれているそうです。滝が7段の階段状になっているのが名前の由来だそう。正面からみる滝になんだか気持ちが安らぎ、清められた気がしました。

駐車場に戻ると、この時点で16:00。さすがにお腹がすいたので、朝に立ち寄った「道の駅 もっくる新城」で気になっていたラーメンを食べることにしました！

イノシシのラーメンをいただきます♪

ツーリングに行くと、なぜか麺類が食べたくなるんです。注文したのは、イノシシを使った猪骨スープの「ししラーメン」(780円)です。トッピングにもイノシシの肉が。思っていたよりさっぱりしていて、とってもおいしかったです。あっという間に完食！

スープのあっさり加減といい、量といい、ちょうどよくて大満足。いろいろあった1日でしたが(笑)、最後にほっこりできて、いいツーリングの締めになりました。みなさん、登山をする際はくれぐれも気をつけてくださいね！ではでは、次回の更新もどうぞお楽しみに♪

梅本まどか