【体験レポ】羊蹄山を背に絶景ライド。「ニセコ東急 グラン・ヒラフ」のE-バイクサイクリングが最高すぎた!

東京ウォーカー(全国版)

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北海道・ニセコは、雪のない季節こそ表情が豊かだ。「ニセコ東急 グラン・ヒラフ」のグリーンシーズンには、羊蹄山(ようていざん)を望むサマーゴンドラ、ゲレンデを駆け抜けるマウンテンバイク、清流を行くラフティングと、雄大な自然を舞台にした魅力的なアクティビティがめじろ押しだ。そんななかで、今回イチオシとして紹介したいのが「E-バイク(アシスト付きクロスバイク)」でのサイクリング!結論から言うと、坂道や長距離の疲れを一切気にせず、ニセコが誇る圧倒的なロケーションを五感で堪能できる“最高すぎる”体験だった。名峰を眺めながら進む爽快ライドと、立ち寄りスポットを満喫した体験ルポをお届けする。

名峰に見守られ、大自然の中へ。E-バイクだから出合える感動の景色


坂道もラクラク!E-バイクで巡るニセコの大自然

E-バイクの最大の魅力は、なんといっても強力な電動アシスト機能にある。一般的な自転車では身構えてしまうような坂道や距離であっても、ペダルに軽く足を乗せて漕ぎ出すだけでスイスイと前進。体力をすり減らすことなく、終始笑顔でライドを楽しめるのがうれしいポイントだ。

レンタルは4時間3000円、1日5000円

ヘルメットはサイズごとにずらり。無料で借りられるので、装備の準備は不要

受付では申込書に記入。ペットボトルなど飲み物も必携


ヘルメットを装着してペダルを漕ぎ出すと、心地よく肌をなでるさわやかな風がとにかく気持ちいい。車移動のスピード感では通り過ぎてしまうような土の匂いを感じたり、木々の葉が風でそよぐ音や鳥のさえずりがダイレクトに耳へ届いてくる。五感すべてが研ぎ澄まされていく感覚は、自転車旅だからこそ味わえる醍醐味だ。

信号が少なく、ペダルをこぐリズムが途切れない


現地では地元ライダーが厳選したオリジナルのサイクリングマップが用意されていて、初心者向けの短いルートから、走り応えのあるロングコースまで選べるため、久しぶりに自転車にまたがるという人でも安心だ。ルートの途中では、左手には雄大な羊蹄山、右手には「ニセコアンヌプリ」がそびえ立つという、両側に名峰を望むココだけの構図が現れる。この贅沢な景色の中を爽快に駆け抜ける瞬間は、間違いなくニセコサイクリングのハイライトといえる。

グループで走るのも楽しい。サイクリングマップは公式サイトからダウンロードもできる

例年7月ごろに咲くジャガイモの花。季節ごとに違う表情の畑が広がる


ライド途中に立ち寄りたい!おすすめ寄り道スポット

E-バイクの真骨頂は、気になる場所でふらりと足を止められることにある。今回の取材では、「ニセコ町の定番スポットコース」を短縮したルートで巡ったが、どのスポットもライドの途中に訪れたくなる魅力的な場所ばかりだ。

ヒラフエリアからニセコ町へ。アップダウンもアシストがあれば苦にならない


【立ち寄り1】「真狩豆腐工房 湧水の里」でおいしい水と濃厚豆腐に舌鼓

名水の地として知られる真狩村(まっかりむら)に位置する、職人こだわりの人気豆腐店。店の前には冷たく澄んだ湧き水がコンコンと湧き出ており、片道数時間かけて毎週大型ペットボトルを何本も持参して汲みに来る道民も多いという大人気スポットだ。サイクリング中の喉を潤すべく、持参したマイボトルに名水を汲んで一口飲むと、そのまろやかさと冷たさに、心身ともにリフレッシュできた。

「真狩豆腐工房 湧水の里」の営業時間は9時~17時(4月~11月半ばの土日祝は18時まで)

店の前で勢いよく湧き出す名水。夏でもキリリと冷たい ※同じ敷地内の湧水は同店の管理外

マイボトルがあれば、名水をそのまま持って走れる


店内には職人が丁寧に作る多種多様な豆腐がずらりと並ぶが、ここで味わいたいのが名物「風船豆腐」。風船に入った豆腐に、つまようじをプチッとさして割って食べるエンタメ感満載の一品だ。口に運ぶと、とろっと滑らかな食感とともに大豆本来の濃厚な旨味が口いっぱいに広がる。豆腐好きにはたまらない味わいだ。さらに、小腹がすいたときに手軽に味わえるサクサク食感のコロッケなども見逃せない。

氷水で冷やされた風船豆腐。ひとつから購入できる。1個210円

つまようじをプチッと刺す瞬間が快感!

コロッケ130円、揚げ豆腐185円など、揚げものも充実


【立ち寄り2】羊蹄山×ダチョウが織りなす非日常の絶景コラボ

次に向かったのは、ニセコ町豊里の「ニセコ だちょう牧場」。放牧されたダチョウを間近で見られる、全国的にも珍しい農場だ。入場は無料で、ゲートをくぐると牧草地に長い首がにょきにょきと並ぶ、なんとも不思議な光景が広がっている。圧巻なのは、その背景。ダチョウの向こうにどっしりと構える羊蹄山。北海道らしい雄大さと、アフリカのサバンナのような非日常感が同時に押し寄せる、ここでしか撮れない一枚が待っている。

羊蹄山×ダチョウという独特の組み合わせ


近くで見るダチョウは発見の連続だ。頭のてっぺんにつんつんと立った毛は妙にかわいらしく、一方で太い脚は恐竜さながらの野性味。じっと見つめられると、少したじろぐ迫力がある。大人も子どもも夢中になる「エサやり体験」は要チェック。手のひらにのせたエサをパクッと食べられる体験は意外にも楽しく、思い出になること間違いなしだ。

かわいらしさと野性味のギャップがたまらない!

エサやりは1袋100円。手のひらを平らにして差し出すのがコツ

エサは牧場内の棚でセルフ購入。バケツ入りのエサは1つ500円。小銭を用意しておくとスムーズ


敷地内にはカフェ「だちょう屋さん」を併設。ライドの休憩にぴったりな自家製スイーツがそろう。注目の「幻のこいプリン」は、ダチョウ卵の黄身と地元牛乳で作る濃厚な味わいが走り疲れた身体にしみ渡る。さらに、和菓子職人直伝のレシピで丁寧に手火焼きする「ダチョウ卵のどら焼きさんど」(380円)も必食。しっとりした生地とあんこの旨味が絶品だ。ダチョウ肉のウィンナーなど、一部の人気商品は店舗前の自動販売機で24時間購入できるのもうれしい。

ダチョウの卵の黄身と、しぼりたての牛乳で作った「幻のこいプリン」(1個450円)

「だちょうソフト」(400円)や「自家製しそジュース」(350円)など、ほかにもオリジナルメニューがたくさん

ダチョウの卵の殻も売り物で、その固さには取材陣も驚き!1個800円


【立ち寄り3】レトロで絵になる「JRニセコ駅」で、旅の余韻に浸る

サイクリングの最後の立ち寄るスポットとして訪れたのは「JRニセコ駅」。三角屋根の塔と、まるで絵本に出てくるようなレトロな山小屋風の洋館駅舎が特徴的だ。国際的なリゾートの玄関口らしい佇まいで、自転車を停めて眺めているだけでも絵になる。

「JRニセコ駅」は函館本線の駅。駅前には温泉もある


一歩中へ入ると、木のぬくもりが残る落ち着いた空間。観光案内所や喫茶スペースを備え、旅人がひと息つける場所になっている。ホームに列車が滑り込む音を聞きながら、走ってきた道のりを振り返る時間もまた格別だ。

「ENJOY NISEKO」の文字が入った窓。動物のシルエットをあしらった意匠も見どころ


そして、「綺羅街道」と呼ばれるニセコ町のメインストリートは、ゆっくり流すほど楽しい。というのも、通りに面した店々の看板がとにかく個性的なのだ。靴店の軒先には、鉄のアーチに吊るされた大きな編み上げブーツ、酒店にはどっしりとした徳利、電気屋にはコンセントの看板が掲げられている。商いをそのまま形にした立体看板が、青空を背景に次々と現れるので、看板を見ながら何を売っている店なのかを想像するのもおもしろい。

大きな編み上げブーツ。通りの中でも目を引く愛らしいシンボルだ

酒店の前には徳利が!ほかにも個性的な看板が点在するので探してみよう


ニセコの雄大な自然、五感で感じる風、ここでしか味わえないグルメや動物との出合い。それらを疲れ知らずで贅沢にイイトコ取りできるE-バイクサイクリングは、最高の体験だった。「ニセコ東急 グラン・ヒラフ」のバイクレンタルは、2026年9月も土日祝に開催されている。夏の終わりから秋にかけてのニセコは、空気が澄んでいて疾走するにはうってつけの季節。ペダルをひと漕ぎするだけで、旅がぐっと立体的になるはずだ。

さえぎるもののない一本道を、疾走する爽快感は忘れられない


取材・文=水島彩恵

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