全員、地獄いき!?地獄絵の世界に没入する「地獄に堕ちる展」11月28日から大阪で初開催

東京ウォーカー(全国版)

X(旧Twitter)で
シェア
Facebookで
シェア

「悪いことをすれば、地獄に堕ちる」。幼いころに聞かされたその教えを、多くの人がどこかで覚えている。老若男女が存在を知っている「地獄」だが、そこで何が待ち受けているのか想像するものは、人によってそれぞれだろう。

現代の解釈と体験型演出で地獄をひもとく展覧会「地獄に堕ちる展」が、2026年11月28日(土)~12月27日(日)の30日間、大阪・なんばパークスミュージアムで初開催される。会場内では、デジタルアーカイブ技術によって高精細に再現された、地獄の世界に関する文化財が実寸大で展示される。歴史的文化財から探る地獄の世界とは一体どのようなものなのだろうか。

国宝・重要文化財の地獄絵が最先端技術でよみがえる体験型展覧会「地獄に堕ちる展」が、大阪・なんばパークスミュージアムで初開催


「全員、地獄いき」!?死後の世界をひもとく体験型展覧会

古来、地獄は悪事への戒めとして恐怖を描くと同時に、死の先にある不安に対して人々が思い描いてきた答えでもあった。本展では、地獄を描いた歴史的な絵画が、デジタルアーカイブ技術によって、細密な筆致や経年の風合いまでも忠実に再現されている。本展が見せるのは、ただ恐ろしいだけではない、人々の想像力と死生観が生み出した地獄の姿だ。

本展の空間演出では、大阪万博をはじめ数々の大型映像プロジェクトを手掛けるクリエイティブスタジオ「KOO-KI」が参画している。最新の映像技術と空間プロデュースにより、まるで地獄の世界に迷い込んだかのようなイマーシブ体験を味わえる。

将来への不安や不確実性が増す現代において、“怖いもの”に心をひかれるのはなぜだろう?日本人が脈々と受け継いできた死生観とは?本展覧会の没入型体験は、そういった疑問とともに、私たちの想像力をかき立て、地獄の世界へと誘ってくれる。本展のキービジュアルにもある通り、まさに「全員、地獄いき」だ。

見どころ1:九相図から八大地獄へ、亡者として辿る死後の巡礼ルート

人は死してなお、どこへさまようのか。本展は「死」そのものを起点に、地獄の最深部へといたる壮大な巡礼ルートを描き出す。肉体の解体を見つめる「九相図(くそうず)」、現世と冥界のはざまである「中有(ちゅうう)」、生前の業を冷酷に映し出す「十王裁判」、そして奈落の底に広がる「八大地獄」。地獄文化研究の第一人者である田村正彦さんの監修による展示を巡りながら、日本人が脈々と受け継いできた死生観の体系を静かにひもといていく。

九相図や十王裁判をたどり、亡者として死後の世界を巡る展示エリア


見どころ2:巨大スクリーンで覚醒する、動く地獄絵の“責め苦”イマーシブ体験

見どころの一つが、国宝・重要文化財に刻まれた怨嗟(えんさ)とうめきが表現されたデジタルアート。亡者たちのうごめきや襲いかかってくる鬼が巨大シーンに映し出され、動き出し、襲い掛かってくる。地獄の絵物語の世界へと没入させるイマーシブ体験は、まるで見ている人たちにも地獄に対する恐怖心を思い出させることだろう。

巨大スクリーンに動き出す地獄絵で“責め苦”を体感するイマーシブ空間


見どころ3:実寸大で対峙する、刻を超えた古典美術の神髄

現代のデジタルテクノロジーで再現された非公開の文化財たちにもぜひ注目してほしい。画面から立ち上る絵師たちの執念、いにしえの人々が震え上がったリアルな戦慄、そして暗闇の底で捧げられた救済への祈り。至近距離での鑑賞は、地獄への想像を膨らませてくれる。

実寸大で再現された文化財と至近距離で向き合える古典美術の展示空間


本展で展示される主要作品は、閻魔(えんま)や、地獄で苦しむ人たちの様子を描いていて、まさに古来から伝わる地獄の姿そのものだ。国宝や重要文化財などの貴重な展示品は、どれも迫力満点で、恐ろしさの裏に潜む文化財としての魅力も感じられる。

重要文化財 六道絵 :鎌倉時代(13世紀)/極楽寺所蔵【出力物】

鎌倉時代に描かれた極楽寺所蔵の重要文化財 「六道絵」※画像は展示作品の一部画像提供:奈良国立博物館


国宝 地獄草紙 :平安時代~鎌倉時代(12世紀)/奈良国立博物館所蔵【出力物】

平安時代から鎌倉時代に描かれた奈良国立博物館所蔵の国宝 「地獄草紙」※画像は展示作品の一部画像提供:奈良国立博物館


奈良県指定文化財 大地獄絵 :長岳寺所蔵【出力物】

長岳寺が所蔵する奈良県指定文化財「大地獄絵」※画像は展示作品の一部画像提供:長岳寺


閻魔王像 :田村正彦さん所有

地獄文化研究の第一人者・田村正彦さんが所有する「閻魔王像」画像提供:田村正彦


監修は地獄文化研究の第一人者・田村正彦さん

1972年生まれ、岡山県津山市出身。文学と絵画という視点から、地獄の文化史に関する研究を行っている。著書に『描かれる地獄 語られる地獄』(三弥井書店)、『てくてく地獄さんぽガイド』(グラフィック社)など。子ども向けの概説書である『地獄の歩き方』や『鬼大図鑑』(いずれも金の星社)の監修も手掛ける。TBSテレビ「マツコの知らない世界」では「日本の地獄の世界」を紹介するなど、地獄文化研究の第一人者として幅広く活動している。

地獄文化研究の第一人者・田村正彦さん


地獄は怖いだけの世界ではなく、人々の想像力と祈りが生んだ文化。通常は非公開の文化財が最先端技術でよみがえる大阪初開催の体験型展覧会で、先人が思い描いた死後の世界をのぞいてみよう。

「地獄に堕ちる展」開催概要

タイトル :「地獄に堕ちる展」
開催期間 :2026年11月28日(土)~12月27日(日)の30日間
開館時間 :11時~19時 ※最終入場は閉館の30分前まで
休館日 :会期中無休
会場 :なんばパークスミュージアム(大阪市浪速区難波中2-10-70 なんばパークス7階)
入場券 :前売・当日共通 一般・大学生2800円、高校生以下1500円、3歳以下無料 ※未就学児の単独入場は不可
チケット発売 :8月27日12時よりローソンチケットにて販売
主催 :地獄に堕ちる展製作委員会
企画制作 :KOO-KI
企画協力 :TOPPAN
協力 :ABCテレビ
※イベント内容は、状況により内容・実施時間などが変更となる場合があります。

※記事内に価格表示がある場合、特に注記等がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

この記事の画像一覧(全9枚)

キーワード

テーマWalker

テーマ別特集をチェック

季節特集

季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介

紅葉特集2023

紅葉特集2026

全国約1200カ所の紅葉スポットを見頃情報つきでご紹介!9月下旬からは紅葉名所の色付き情報を毎日更新でお届け。人気ランキングも要チェック!

CHECK!全国の紅葉名所人気ランキングはこちら

花火特集

花火特集2026

全国約900件の花火大会を掲載。2026年の開催日、中止・延期情報や人気ランキングなどをお届け!

CHECK!花火開催カレンダー

シルバーウィークまとめ

シルバーウィークまとめ2026

秋の味覚を楽しむグルメフェスや、家族や友人と出かけたい収穫祭、連休限定の特別企画まで。秋の大型連休を満喫するシルバーウィークの注目イベント・催しをセレクト!

CHECK!SWに開催するイベントはこちら

おでかけ特集

今注目のスポットや話題のアクティビティ情報をお届け

アウトドア特集

アウトドア特集

キャンプ場、グランピングからBBQ、アスレチックまで!非日常体験を存分に堪能できるアウトドアスポットを紹介

ページ上部へ戻る