のん、「植物のために身を削っている」“これから”について考えるきっかけになった出来事を語る
東京ウォーカー(全国版)
プライベートでの大きな出来事は「植物の存在」
――大貴と希は、互いに支え合う関係です。のんさんは、本作を通して“人を支えること”についてあらためて感じたことはありますか?
【のん】家族のつながりって、本当にありがたいことだとあらためて感じました。もちろん、家族との関係はいろいろあると思いますけど、ちゃんと育ててもらって家族との関係が続いていると、支えてもらえることを当たり前のように感じてしまうんですよね。
仕事で何かを決断したときに応援してくれたり、一人暮らしをしてみて「これもあれもやってもらっていたんだ」と気づいたり。たまに実家に帰ってお世話してもらうと、ラクすぎて「ありがとうございます」っていう気持ちになります(笑)。
自分の人生を無償で応援してくれる存在がいることって、すごくありがたくて貴重なことなんだなと。この作品を通じてあらためて家族のありがたみを実感して、以前よりも家族に素直に感謝するようになりました。
――大阪・堺での撮影で印象に残っていることはありますか?
【のん】撮影の合間に、よくお散歩をしていました。ウサギの彫刻がたくさんあるかわいい公園があって、そこがすごく印象に残っています。街の人は話してみるとチャキチャキしているんですけど、街並み自体は道がゆったりしていて、空も広い感じがして、すごくリラックスできて、過ごしやすい雰囲気でした。
――演じる希は結婚という出来事を通じて、自身の“これから”を考えます。のんさんご自身は最近、“これから”について考えるきっかけになったことはありますか?
【のん】そんなに大きなことではないんですけど、ここ5カ月くらいで家に植物を置き始めたんです。「こいつが生き続ける限り、私は水をあげたり、日光に当てたりしなきゃいけないんだな」と考えるようになりました(笑)。
もともとは家の中の空気をよくしたくて、「光合成で酸素を出してくれるみたいだから、家の中の酸素を増やそう」くらいの感じで始めたんです。面倒を見ているうちにだんだんかわいく思えてきて、ちゃんとお世話しています。
――植物を育てることは、生活にどんな影響を与えましたか?
【のん】今は植物を育てられていることがけっこう自信につながっています。「私って、植物のお世話をできたんだ」と、ちょっと感動するくらいで。
以前はずっと遮光カーテンを閉めていて、朝も昼も絶対にカーテンを開けない生活をしていたんです。部屋の中で光を感じるのが苦手だったのですが、植物を置いてからは部屋に光を入れなきゃいけなくなったんです。自分はカーテンを閉めていたいけど、「植物は光がないと生きられないから」と思いながら開けています。植物のために身を削っているんですよ(笑)。これは自分の中ではけっこう大きな出来事でした。
撮影=TOYO
取材・文=イワイユウ
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