「社会保険料高すぎる!」訴えた40代…引き下げ叶った20年後に待つ自己責任の現実
東京ウォーカー(全国版)
選挙が行われる際に、昨今の傾向として各党がこぞって声高に公約に挙げるのが「消費税の減税」と「社会保険料の引き下げ」である。日用品の値上がりが止まらない今の時代に消費税減税はありがたく、また給料があがってもなぜか手取りが増えない現状で、社会保険料の引き下げは実際の手取りが増えるので耳当たりよく聞こえる。しかし、これらに落とし穴はないのか…?今回は『行く末』と題した、社会保険料引き下げが行われた未来を風刺した4コマ漫画をお届けする。
社会保険料引き下げが叶った未来の「行く末」とは
「社会保険料が高すぎる!」「現役世代を重視せよ」「若者に未来を」と必死に訴えているのは、バブル崩壊後の就職氷河期に社会に出た現在40代から50代前半の「ロスジェネ世代」の2人。ブラックな働き方やパワハラも当然だった時代を耐え抜いてきたこの世代は、一般的に努力家や真面目な傾向にあるといわれている。2コマ目では、彼らが必死に訴え続けてきた20年後が描かれている。「我々が尽力した甲斐がありましたね」と話しているあたり、社会保険料の引き下げが叶った未来のようだ。喜ばしい結果のように思えたが、3コマ目で事態が一変する。一体何が起こったのだろうか。
本作を描いたのは、現在はWeb広告関係の仕事をする傍らでSNSに「サラリーマンのあるある漫画」を投稿しているまくべす(@maxvess3)さんである。
作者・まくべすさんに聞く、制作の背景とこだわり
本作を描いたきっかけについて、まくべすさんは「ありえる未来かなと思い描きました。今、社会保険の負担が重いですが、自分たちもいずれ高齢者になることを思うと…。それに、自分たちが高齢者になるころには支える世代はもっと少ないので、本当に自己責任の世界になりそうだな~と思います」と語る。
「何事においても『その先まで想像してみる』って大切ですね」と尋ねると、「想像したところでなるようにしかならないですが、悪い想像は漫画のネタにでもして、笑い飛ばせればいいかな~と思って、日々漫画を描いてます。少しでもおもしろがってもらえればうれしいです」と笑顔を見せてくれた。
想像の先にある未来をどう捉えるか
どんな物事にもメリットとデメリットの両面がある。今回は「社会保険料引き下げ」についての風刺漫画を紹介したが、これはあくまでも「デメリットになりうるかもしれない可能性のひとつ」である。もしかするともっとひどい社会になるかもしれないし、とてもよい社会になるかもしれない。社会保険料を引き下げなくてもひどい未来はくるかもしれないし、社会保険料を引き下げることで社会が活性化してよい方向に向かっていくかもしれない。あくまでも可能性の1つを描いた漫画だ。
サラリーマンをしていたら共感できることが多い「あるある」を描いたまくべすさんの漫画「目指せ!日本一の社畜!ぬこリーマン」は、SNSにて新作が随時更新されている。気になった人はほかの作品もぜひチェックしてみよう。
画像提供:まくべす(@maxvess3)
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