マンホールから「助けて」!? 浄化槽に潜む“酸欠死の危険”に「ゾッとした」
東京ウォーカー(全国版)
洗濯物を干していると突然聞こえた「助けて~」という声。声をたどった先は、なんとマンホールの穴だった。モンズースーさん(@monnzusu)の実録漫画『洗濯物を干していたら助けを求められた話』を紹介するとともに、当時の詳しい状況について話を聞いた。
マンホールからSOS!? 意外な人物が穴にハマっていた理由
洗濯物を干している際「助けて~」という悲鳴に気づき、声の主を探すと、そこにはマンホールの穴があった。浄化槽のメンテナンス作業をしていた男性が、槽内に車の鍵を落とし、それを拾おうと入ったものの出られなくなっていたのだ。「周囲は住宅のほかに畑や田んぼが広がる田舎です。当時は農作業の時期で日中は外に人がいたため、人通りはそこそこありました」と、モンズースーさんは当時の周辺環境を語る。
近隣住民と力を合わせ救助を試みるも…
「漫画内では黒く塗りつぶしていますが実際は作業員さんの頭が見え、手も外に出せる状態でした。深さは小柄な大人の身長ほどで顔も見えており、けがもなく『台が欲しい』とおっしゃっていたので、足場さえあれば出られると考え、その場では119番通報しませんでした」と振り返る。
モンズースーさんは近隣の住民から脚立を借り、近所のおじいさんと2人で救助を試みた。しかし脚立が入らず、女性と高齢者の2人で大人を持ち上げるのは困難を極めたという。
後から知った「死に至る危険」に背筋が凍る
紆余曲折の末、なんとか男性を引っ張り出すことに成功した。しかし、人通りの少ない場所での単独作業には大きな危険が潜んでいる。「後日、ブログの読者さんから『浄化槽の作業は本来2人以上で行い、空気を送り込まないと酸欠になる。外の待機者が異変に気づかなければ死に至る危険がある』と教わり、ゾッとしました。当時はそこまでの危険性を認識できておらず、軽めに描いてしまったことを反省しています」と話す。
「浄化槽清掃の車が停まっていたので、いずれ誰かが気づいたとは思うのですが…浄化槽内は非常に危険な空間だと知り、最悪の事態になっていた可能性を考えると恐ろしいです」と語るモンズースーさん。ブログでは日常漫画や子育てエッセイのほか、発達障害に関する体験談なども発信している。近年は過去作をKindleでも順次公開中だ。日常に潜む意外な体験を描くモンズースーさんの作品に、今後も注目したい。
取材協力:モンズースー(@monnzusu)
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